2012年12月31日月曜日

2012年が過ぎ去ろうとしている…

 暦も残すところあと2日。今月はギリギリまで何かと気忙しく、長期休暇となる今年の年末年始のスケジュールを今頃になって埋めにかかっている。なんともやり切れないが仕方ないと諦めている。

 今年のランニングの振り返りをしたいと思う。
今年の総走行距離は2,311km。昨年の12月から月間200kmを走ろうと目標を立てランニングに取り組んだ年だった。走友会の諸先輩をはじめ様々な方々とランニングする機会に恵まれ、走るために必要なことの多くを学んだ。
 冬に一頓挫あったが走ることで持ち直して以降、春には諸所のレースで練習の成果を感じた。そして「秋3連戦」と銘打った初戦のフルでサブ4入りを果たす。大目標がそれだったのでひとまずクリア。その後10km、ハーフと出走。残念ながら目標タイムには届かなかったがそれぞれが自己ベストとなった。
 ぼくにとってこの期間のランニングライフは濃密だったと思う。フル完走あとのハムの抜け切らない疲労感、ハーフ完走後にふくらはぎが痙攣して歩けなくなったこと、それらすべてが達成感に直結した。レースを通じてさまざまな人たちと辛さや苦しさそして歓喜を共有することもできた。これらの体験が僕の人生における価値観のセンターコアとなり成長を始めた予感がする。大袈裟だがぼくには充分すぎるほど劇的な一年だった。


 さてさて。ランニングへのモチベーションを刺激してくださりレースの後は一緒に酒を酌み交わした走友会の皆さん、そしてレースでぼくと走ったすべてのランナーの皆さんにこの場を借りて感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。そして来年もランニングライフを楽しみましょう。


今月の走行距離…147km/2,311km

2012年12月20日木曜日

走友会の忘年会にて

 12/14(土)走友会の忘年会だった。20名以上のメンバーが集まり酒宴が催された。酒のつまみはもちろん「走ること」を発端にした話題が中心。いつも同じようなことを話しているはずなのだがネタは尽きない。皆、走ることが心底好きなのだ。走ることを趣味としている面々の集まりなので、当然と言えば当然なのだけど。

 走友会に入会したお陰で3月〜11月まで期間いくつものレースに参加することができた。フルマラソンはもちろん、ハーフマラソン、中短距離走、ミニ駅伝レース…。規模も様々で、地域のボランティアで催す大会、市町村主催などなど。一つ一つの大会の情景を割とはっきり思い出すことができる。走ることに関しては濃密な一年だった。きっと来年は今年経験したレースをトレースするようにエントリーするのだろう。そして、新たに挑戦したいと考えているのがトライアスロンへの出場だ。今のところ全然泳げないし、バイク購入の目処も立ってない。けれど出れるものならば村上のトライアスロン51.5でデビューしたい。
 そんな想いの一方で、海外マラソンへのエントリーも興味深くなってきている。ぼくにとって海外へ行くのにこれほど明確な理由はない。なんでこんな簡単なことが思いつかなかったのか不思議なぐらいだ。走るために国外へ。夢のある話じゃないか。ただ、一人では何とも心細い。
忘年会の席で、今年のニューヨークシティマラソン(残念ながら開催中止になったのだが)にエントリーしていたK大兄にそんな想いを話したところ「よしっ!2014年はイスタンブールだっ!一緒にいくぞー!!」2年後のことだけれどこちらのほうが一歩前進。しかもなんとも頼もしい連れの出現だ(笑)

 イスタンブールマラソンの歴史は古く1970年代から続くレースだ。参加者はファンランを含め10万人。ヨーロッパとアジア二つの大陸を結ぶ地理的条件を満たすのはもちろんここだけ。さすが大兄の慧眼。ビッグアップルのリベンジはトルコで果たそうじゃありませんか!2次会の別れ際にも「イスタンブールだゾ!」とニコニコ顔でおっしゃっていた。思わぬ愉しみが増えた。もっとトレーニングしなきゃね。


12/18までの走行距離…99km

2012年12月14日金曜日

12月ウイルス性胃腸炎

 実は、かれこれ6日ほど走っていない。外が寒くて走るのが嫌になった訳ではない。(いや、ちょっとはあるかな)先週末から急性胃腸炎に罹り体調を崩しているのだ。
老荘のどちらが言った言葉か忘れてしまったが、「人は一本の管(クダ)に過ぎない、哀れな生き物である」と。このウイルス性の胃腸炎に罹るとまさしく一本の管と化し、経口物が一瀉千里で駆け抜ける。入り口から出口へ、時には再び入り口に戻ったり。

 金曜の午後、身体が怪しげな雰囲気を醸し出していることに気づき早々に帰宅、就寝。目覚めた翌朝から悲劇は始まる。食べ物を体がまったく受け付けず、飲んだ液体は一気通貫。土曜の予定は全キャンセルで家に引きこもる。ほとほと参ったが、これで痩せられるんじゃネ?と淡い期待を抱いたことは告白しておく。
 雪が降り積もった日曜。練習会が頭から離れなかったが当然休養に充てる。午後から少し改善し、食べてもトイレに駆け込むようなことはなくなった。症状が落ち着き、ちょっとワクワクしながら体重計に乗ってみたが、なんてことはない増減なしの±0。なんでやねーん!と一人ツッコミを入れられるぐらいに回復したところで休日が終わる。
 ウイルス性胃腸炎の感染力は有無を言わせぬものがあるのが今季の特徴だとか。どうか皆さんも注意してくださいネ。手洗い、うがいが予防の基本だそうです。

12/11までの走行距離…58㎞

2012年12月7日金曜日

11月のこと

今年最後のレースとなったハーフ以降、練習方法はもちろん、練習に取り組む姿勢について思いを巡らすことが多い。走友会に入会してちょうど1年、相応の距離を走りレースの経験を積むことで多くの満足を得た。それはこれからも続くだろうし、そう願っている。
 
 なぜ、ぼくは走るのか。なぜ走ることを選択したのか。迷宮を彷徨うのと変わらない問(とい)ではあるけれど、この1年このことについて考えない日はなかったと思う。時々そんなことをブログにも書き連ねてきたが、ぼくにとって走る行為とは、内在する自分と向き合い自身と対話をする一つの方法であり手段なのだと思う。10年ぐらい前のベストセラーとなった哲学の入門書に何度も出てくるフレーズだが「ウサギの毛の中に隠れることを選ぶか、その外へ飛び出そうとするのか」この問いかけは、ぼくにとって極めて切実な問題だ。ウサギの毛の外へ飛び出すきっかけが「走る」ことであり、走り続けることで外に飛び出すことができるかもしれないと思っている。

 …と、つまらないので話題を変えよう。晴耕雨読というより晴走雨読。雨の日や、耐えられないぐらい寒い日は、体を動かすことに関連した本をてにしている。「世界のマラソンベスト50」がなかなかの良書だ。万里の長城マラソン、スイスのユングフラウマラソン、イスタンブールマラソン…極め付けは南極、北極マラソン。トップアスリートでもある著者の解説が秀逸で想像を掻き立ててくれる。そして大会の模様を撮影した写真が素晴らしい。日本を飛び出して海外の大会に行くことも決して夢ではないのだと思わせる力のある一冊としておすすめしたい。

12/3までの走行距離…30㎞