2022年10月31日月曜日

2022.10.23〜10.30

★今週のトレーニング備忘録 

24(月) 久々の接待(もちろんする側)で某温泉旅館で食事。この日は完全レストなのだが疲労感大。

25(火) 寝不足。workoutへのモチベーションは低くはないが、レストかジムかの選択に気持ちは揺れ迷う。思案のうえ酔い止めを服用し終業後にジムプールへ。
 最初の500mは8分50秒。同レーンを泳ぐ御仁のお陰で、1往復あたり1秒ちょっとのペースアップになった。その後はインターバル泳。掻きのピッチを上げて、入水直前の肘の高さ、また入水直後の肘を素早く伸ばす動作を意識する。バシャン、バシャンと小気味よく水面を叩く音をさせる。これで50mも46秒台。下半身の左右の捻り、上半身から肩までの脇を精一杯伸ばすのも良かったのか。ちょっとだけ泳ごうかなぁ、と気負わずに臨むとこういうことがあるものだ。

26(水) 起床後、アマプラを観ながら固定ローラー。ただいま「やまめ乗り」の教本を手にとってバイクの乗り方を一から確認している。改めて読むと再確認があってさらに理解が深まる。
 夕方、帰宅後は新しいシューズの試走。ご近所走だが身体が重い。終盤にピッチを上げ、さらに上半身を上手く使おうと、いつも以上に腕振りを意識するが時計は出ずに終了。思わず息が上がった。

27(木) 終業後ジム。workoutは筋エクササイズを30分程度。バーベルスクワット、アームカール、キックバック、デッドリフト。次いでスイムはインターバル泳。100mを1分38秒台、50m48秒台と、わずかでも泳ぎが前進している感じがする。

28(金) あれこれ頑張って仕事の悩みが一つ解消、と思いきや訃報が届く。そう遠くないことと判っていたが、想像をはるかに超える早さで旅立ってしまわれた。ご冥福を祈る。帰宅後、固定ローラー。

29(土) 朝、先週に続いて中距離走。5分30秒前後で気持ち良くすすみ、10k過ぎからピッチを上げて15秒前後をキープ。終盤、思いがけずT走友会のO女史と並走する格好になりレースペースまで上げて駆ける。占めて20kを107分。こういうビルド走で持久力とスピードを養いたい。余談だがパウチのスポドリを携帯して5km毎の補給に充てているが、気温の下がる時期にはそれを軽視していたが今後は常備携帯しようと思い、コンパクトに折り畳むことのできるボトルを購入する。 続いて午前中に所用を済ませてジムスイムへ。runningの疲労はあったがインターバル泳で距離を稼ぐ。500mは9分1秒。

30(日) 早朝の天気は予報に反して雨。それもなかなかの雨脚だ。降ったり止んだりの空模様で、午後の予定も外せないのでバイク走を固定ローラー練に変更。前日の疲労感もうっすら漂っていたので適切な判断としたい。アマプラを観ながら、終始のんびりペダルを踏む。ひと汗かいて、お昼過ぎに阿賀町へと向う。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
24(月) 休養
25(火)  スイム1.1(19)
26(水)  固R(38)  ロード7(38)
27(木)  エクササイズ(15)スイム1.0(17)
28(金)  固R(50)
29(土) 午前 ロード20(107) 午後 スイム1.5(26)
30(日) 午前  固R(68)
10/24~10/30(km)…S3.6R27、Re.1

2022年10月24日月曜日

2022.10.17〜10.23

 まだ回復週の裡にいるのと思っているせいで、workout対する強迫観念がなく心が広い。このごろの秋晴れの空のごとし、とでも言おうか。
 来春開催が決定した宮古島トライアスロンは11月から募集が始まる。その前の来年の冬期間にフルマラソン、最低でもハーフの大会を入れたい。出走圏内を見渡すとフルなら勝田、いわき、あるいは大阪の2次募集。ハーフは地元限定が散見されるので、隅田川沿いや都内のタイムトライアル的なレースに廻るの手もひとつだろうか。締め切りは当月末まで。決められるかな?

★今週のトレーニング備忘録 

17(月) 終業後はジム。前日の筋エクササイズで広背筋やハムが結構な筋肉痛なのでスイムを選択。最初の500mは9:03。upの時計としては優秀だと思ったが油断してはならない。もう長いこと、この辺りをうろうろしているのだから。この日は水中ウォーキングをしたり、バブルバスで身体をほぐしたりしてプールエリアに長めの滞在。

18(火)  終業後はジムでトレミっと意気込むもrunningの着替えをまるっと忘れてスイムに変更。スイム教室の為に混雑。仕方ないのでウォーキングコースを活用しながらのインターバル泳。教室が終わりコースレーンに余裕が出たので、あれこれ試しながら水と戯れる。解放感があって気持ちいい。

19(水) 朝、固定ローラーを申し訳程度漕ぐ。そして帰宅後は迷わず単独(ワンコズを置き去りにして)ご近所走へ。7,8kmを目安に出発したけれど思いのほか気持ちが乗って5:30ペースからビルト走、締めは5:00ペースを意識する。フルマラソン以降runningは極力控え、なんらかのworkoutで回復を促してきた。まだ完全ではないが良い感じだ。

20(木) 終業後のworkoutの選択肢は様々だったが真っ直ぐ家に帰って筋エクササイズ。デッドリフト、アームカール、サイドベント、ベントオーバーロー、クランチ&プランク、縄跳び。

21(金) 朝、固定ローラーを申し訳程度に漕ぐ。帰宅後に軽くジョグ。週末に向け軽く目の調整。

22(土) 朝、お菓子とコーヒーで小腹を満たしてバイクに跨る。どこへ向かおうか迷っていたことと、新しいサドルの調整が気になっていたので近所のノンストップコース(5km程度)を周回することにした。1時間もしないうちにお尻が痛くなったので、サドルの前後調整に加え、高さ調整も合わせておこなう。2回目の高さ調整の感触がかなり良し。次回またがったときに同じパフォーマンスでやれるか楽しみ。
 バイクテーマとしては、ペダルや母指球を意識して11時半から3時前ぐらいの間で蹴り出す感覚から、膝の高さを意識してペダルを3時手前まで踏むことで回転数向上がみられないか試している。フロントギアにチェーンを掛けるイメージと合わせて繰り返し磨いていきたい。
 午後はプール。2本目の500m(最初の500mは9:10)の途中で、ハンガーノックのような感覚が出たので、以降はやんわり。

23(日) 新潟シティーマラソンの反省会の前にひと走り。9月からのお気に入りのランニングコースを時計を気にせずにトコトコ進む。15kmぐらいで止めようかと思ったが、ひと踏ん張りして目標距離まで到達。週末走として20k程度踏むことを心掛けたい。右踵との相談は必要だが。

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17(月)  スイム1.7(30)
18(火)  スイム1.5(30)
19(水)  固R(20)  ロード10(53)
20(木)  エクササイズ(18) アクティブレスト
21(金)  固R(25)  ロード5(30)
22(土) 午前 バイク45(90 スイム1.2(21)
23(日) 午前 ロード20(107)
10/17~10/23(km)…S4.4、B55、R35、Re1

2022年10月17日月曜日

フルマラソン後の回復。2022.10.10〜10.16

 シティマラソンの完走証を受け取った直後から、右の足底が猛烈に痛みだし(腱膜炎)、右足を恐る恐る前にだして荷物置き場に歩いていくしかなかった。もしかするとマラソンをゴールするよりも、ゴールしたあとのほうが辛かったかもしれない、というのはもちろん冗談だが、それぐらい痛かった。
 シャトルバスで新潟駅に向かい、ジムに直行。クールダウンとアイシング目的で少し泳いで、浴室で半身浴と冷水浴を交互に繰り返す。こんなふうに走った後にケアするのは初めて。すっかり忘れていたアミノ酸も服用して、ジム休憩室のリクライニングシートにしばし身体を預ける。
 どれだけ効果的だったかは判らないけれど、これを記している水曜日では表層のダメージは殆どなくなった。いまの環境下を活かし回復を最優先に考えた行動だ。その後、完走のご褒美としてラーメン&ライスに唐揚げ、そして生ビールを頂きましたw
 さて、次は11月のもてぎ7耐久ソロ。ここからまた気負わず焦らずの心構えでワークアウトのにバリエーションを加えていこうと思う。

★今週のトレーニング備忘録 
10(祝) シティマラソン翌日。身体を動かすことに対する意欲は高く、なにか少しでも身体にアプローチしようと考える。しかし両四頭筋や右腰にひどい痛みがあったり、前日の興奮冷めやらぬ状態の睡眠不足で結局はフワフワした一日を過ごす。締めに入浴。半身浴のあと両脚に冷水シャワー。回復を促す。

11(火)  終業後、ジムでスイム。レスト多目のうえ、水中ウォーキングを入れたりしながら身体をほぐすイメージ。キリの良いところでヤメ、この日も浴室で半身浴と冷水浴を繰り返し、ジムをあとにする。

12(水)  朝、固定ローラーを少し。ハイケイデンス的なものを2本だけ入れてそこそこ汗だくに。ローラー駆動部の調子が良くないので、以前に使っていたものと部品を交換した。
 夕方はジムではなく自宅エクササイズ。筋トレのリスタートである。デッドリフトをアップから50Kまで5セット×10回。我が家のフリーウェイトは70kgが頭かも。キックバック5k、ハンマーカール10k、クランチ&サイドプランクちょっと。締めはなんと1年ぶりになる縄跳び。やっぱり縄跳びは苦手だ。しかも1年間しまっていたのでビニール製の縄に変な癖がついている。さらに厄介。

13(木) 正直に告白する。朝ランで一日を始めたかったけれどベットから抜け出せなかった。で、夕方はランかと思いきや、前日のエクササイズが各部位に効いたようで筋肉痛。固定ローラーを少し漕ぐ。

14(金) 帰宅後、久々にワンコ達とジョグ。彼らに引っ張られっぱなし。

15(土) 朝食を摂って、キチンと時間を空けてロードへ。身体に火が入るのに時間が掛かった。まだまだ疲労は濃い。

16(日) 起床してしばらくして準備してバイクに跨る。行き先は決めていなかったが、秋の好天に誘われるままいつもの練習コースをトレース。時々頑張ったり息を抜いたりして1周。
 新品のサドルに、DHバーを外して高さ調整をしたハンドルを確かめた。乗り心地の違和感は最初こそあったけれど概ね問題はない。フルクラムスピードは相変わらずで、ぼくを要所で助けてくれる心強い相棒だ。これなら何とかなろう。
 夕方、手持ち無沙汰もあってちょいとエクササイズ。デッドリフトをupから70kgまで5セット、アームカール、キックバック他、クランチ、サイドクランチ、左右正面プランクに締めは縄跳び。
 デッドリフトが一番の目的なのだがやはり最初は下肢よりも背中や腕周りに負荷が大きいい気がする。自宅でのフリーウィトは70kgが最大に近いので、これ以上のウェイトに臨むとなるとやはりジムになるのか。

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10(祝) 休養
11(火)  スイム1.0(20)
12(水)  固R(30)  エクササイズ(25)
13(木)  固R(30) アクティブレスト
14(金)  ロード5(32) アクティブレスト
15(土) 午前 ロード10(61)
16(日) 午前 バイク55(61 エクササイズ(25)
10/10~10/16(km)…S1.0、B65、R15、Re.2

2022年10月10日月曜日

2022年第38回新潟シティマラソン、ぼくにとっての4年ぶりのフルのこと

  「ねぇ出走受付はam7:30までだってさ」
 ぼくはベッドで夢うつつだった。そもそも7時過ぎに家を出てスタートまでに間に合えばいいと考え、時間を持て余してウトウトしていた。
 「え、何それ?今何時?」「6時29分」「!!」
 あわてて身支度を整える。案内をしっかり読んでいないとこうなる。奥さんのファインプレーに救われる。
 そんな朝の始まりだったけれど、マラソンスタートの定刻、am8:30前に仲間達と共にスタート位置に立っていた。昨年秋、群馬マラソンを足底腱膜炎を理由にスキップし、実に4年ぶりとなるフルマラソン出走だ。4年って、オリンピックじゃあるまいし。

 号砲が鳴る。スタートの静謐。ザッザッとアスファルトを踏む無数のシューズがそれぞれに規則正しくリズム打つ。そこに時折、沿道からの声援が入り混じる。
 体調に合わせて歩を進めるつもりだった。急ぐ必要はない。キロ5分ペースでいくような強迫観念のような縛りはない。むしろ前が開かないぐらいが丁度よかった。気の置けないランニング仲間を前に置いて、彼らの背中を見ながら進む。
 それでも目標より時計は速い。都度、歩様を落とした。妙に身体が軽く感じるのがその原因のようだった。脳内で放射される物質の効き目か。キロ毎のラップは目標より10秒以上速かった。練習走のハーフは5分20秒、30kで5分30秒を刻んだ。佐渡トライアスロンが終わってからの急仕上げだがセオリー通りの対策はやった。目標はサブ4 、5分30秒ペースが目標だ。ペースを遵守することが目標達成の道筋と考えているので、序盤から飛ばす訳にはいかない。

 信濃川沿いから街の中心へと向かう。万代橋から古町へ。このとき、新潟2キロと銘打ったユニバーサルランに参加する人々の中に、下半身が麻痺しているのだろうか、左右の松葉杖で古町側から万代橋を上ってくるランナーを目撃して、思わず「すげ〜」と声に出してしまう。その後はずっとユニバランナーに視線は釘付けだった。彼らの勇気に圧倒され、心の中で惜しみない拍手を送る。ユニバーサルランの意味を少しだけ判った気になった。

 そうこうしているうちに10km通過。予定より1分半のアドバンテージ。10k地点ではマーチングバンドがドラゴンクエストのopeningを演奏している。そう僕らの冒険はようやく始まったばかり。持ちうる装備を身にまとい、最初の難所の地下ダンジョンよろしく港トンネルへ向かうのであった。

 そのダンジョン手前の12kmあたり、少し早いが所持している補給を口にする。カフェイン入りのコーヒー味。味や食感は好みではないが、カフェイン入りという点が気に入って今回初めて採用した。なんたって3日間もコーヒー断ちしたのだからカフェインの覚醒作用の恩恵があるかもしれない。余談だが、以前は別なカフェイン入り製品を愛用していたのだが、ある日を境にみかけなくなった。どうしてだろう。

 港トンネル。その名の通り新潟港の東西?をつなぐ海底トンネルだ。トンネル入り口で13kmの里程標を確認。トンネルを往復すると6キロほどの道のりになる。
 下りは歩幅を小さめにして四頭筋への衝撃をセーブ。サングラスは掛けっぱなしなのでトンネルで時計は無視。しばし平坦になり、次は上り。上りはさほど苦ではないのでペースを落とすことなく進めた。トンネルを抜けてしばらく進むと折り返し。再びトンネルに向かって下る。そしてトンネルをくぐると海岸沿いの道に出るのだ。この港トンネルは、ぼくの周辺には大不評だ。ぼくとしては普段トンネルを駆ける機会はそうはないし、薄暗くて気温が低いのは嫌いではないのだけれど。

 トンネルを抜けた19km目前、2つ目の補給を入れる。これも予定より少し早い。こいつはぼくにとっては絶対的な補給剤だ。2019年の宮古島トライアスロンから愛飲して手放せなくなっている。
 ここでフト考えがよぎる。相変わらずペースは予定よりも10数秒速い。練習走でもやっていないペースで、まもなくハーフ地点を迎えようとしているのだ。
 2018年の同レース、実はこの辺から苦しくなり、しばらく先でペースが落ちてしまった。でも今回はどうだろう。予定よりもペースは速いが全然辛くない。もう少し上げてもいいんじゃないのか?潰れたらそれはそれ、Goを掛けるのは今じゃないのか…。
 そこからは時計をみないことにして、調子と相談して進むことにした。「慎重に」という2文字を取っ払った。けれど無茶は禁物。出来うる範囲でここから20km先にあるゴールまで刻めるペースが条件なのだ。

 25km手間、通称タコ公園の前で応援するラン友とハイタッチ。力を貰う。そこを左に折れ関屋分水という川と海の水門の橋に向かうのだが、その僅かな距離で強烈な向かい風を受け、30km以降はこの風を受けて走ることになるのだと脳裏をよぎる。

 関屋分水を渡り、青山火葬場へ続く上りを駆け、海岸の防砂林に沿った2kちょっとの直線を進んで折り返しいま来た道を戻る。その道すがら、スタート時に一緒だった面々とすれ違い、声を掛け合った。皆一様に表情に疲労がうかがえる。それはきっとぼくも同じだったであろう。中盤以降のランナーの表情というのはそういうことになるのだ。

 30km通過は2時間38分、予定より7分のアドバンテージがあった。
 ほどよく整備された信濃川の土手の道を、向い風に煽られながら進む。ふと顔を上げるとランナーの隊列が連なり、先の先まで続いていた。この辺り、脚の止まったランナーが顕著になる。あちこち見とれそうになったが、顎をひき視線をアスファルトに落とす。走ること、脚を前に出すことに注力する。斜め前方から吹く風に怯んではならない。されど喧嘩するのも良くない。
 里程表を持って立つボランティアと思われる若者達が、それはそれは大きな声でぼくらに声援を送っていた。ぼくはすれ違いざまに右手を上げて「ありがとう」とお礼を述べる。
 その先の道路高架下、ゲストの高橋尚子さんが通り過ぎるランナーひとりひとりに声援を送っていた。そういえば、ぼくが折り返しから再びそこに戻ってきたとき、彼女は体調を崩したランナーを介抱していた。周囲にスタッフらしき方々がいらっしゃらなかったが、大丈夫だったのかな。高橋さんよりずっと背の高い男性ランナーの背中に手を当てた彼女が記憶に残った。

 残り7km、35km地点で風と闘う苦行は終了した。土手を降りて側道を走る。概ねフォローの風となり身体を押してくれる。途中、豊栄走友会の快速ランナーFさんの私設エイドを発見。思わず飲み物に手を伸ばしつつご挨拶して、彼の施しに力を貰った。彼は佐渡のAタイプに出ていたのでこの大会は見送ったのだろう。そんなことをつらつら考えながら、ぼくの佐渡の苦い記憶が蘇った。ここは、ここだけはどうしても止まるわけにはいかない、そう強く想った。

 土手沿いの道から向こう岸を目指し橋を渡る。橋の歩道の途中「残り5km」の赤字に白抜きの里程標が現れた。残り5k、こちらの余裕はもうなくなりそうだ。すでに脚取りが覚束なくなっている。四頭筋が重く、脚を前に出すのがしんどい。腰が落ちていると思い、下っ腹を前にだす。ここからは精神力が試される。辛く楽しいフルマラソン最大のオプションにぼくは突入した。

 信濃川右岸の土手の沿道には人が多く連なり、ぼくらに声援を送っていた。歩いているランナーは少なくなかった。あと少しもう少し。自らを慰める言葉は陳腐化し、信憑性は失われる。ただ寡黙に、ひたすら脚を前に出す作業を止めない。それだけだ。追い越すこともあれば、追い越されることもあった。里程標がカウントダウンするたびに、あと少し、もう少しが息を吹き返し蘇る。ただ黙々と脚をだす。絶対に止まらない、歩かない。意地しかない。

 新潟市陸上競技場の門から見たフィニッシュゲートは青い空に映え、とてつもなく大きくみえる。その姿は、まるでパリの凱旋門のように聳え立っているようでもあった。ぼくはコース中央に位置を取って、残った脚の力を絞り切るように駆けた。4年ぶりのフルマラソンのフィニッシュ。そして今年初めてのゴール。
 門を潜り脚を止める。回れ右しながらサングラスを外してゲートに、コースに深く頭を下げた。20走目のとなる3時間43分の長くて短い冒険の幕が下りる。(了)

2022年10月9日日曜日

新潟シティマラソン直前。2022.10.3〜10.9

 フルマラソン出走の週。かつてはどうしていただろうと過去ログを覗く。アルコール、カフェイン抜きのルーティーンはさておいて、ワークアウトにはこれといった規則性は見当たらない。あえてまとめるならば過度な疲労を残さないようにランニング一辺倒ではなく、スイムやバイクを混在させたクロストレーニングに全休をまぶしている。今の自分にとって何が最良なのかを日々判断していくしかなさそうである。
 過去を振り返ってもっとも参考になったのは、10年前の2度目のフルマラソン出走時のブログ、レースの進め方だ。自分を省みることができた。
 なにはともあれ大会当日、今日は走るのが楽しみだなぁーといった意気込みすぎず気負わすぎない精神状態を目指したい。目標ペースは5分半、サブ4切り。30km以降もしもペースを上げる余裕があるならば挑戦したいと考えている。


★今週のトレーニング備忘録 

3(月) 土日のランニングで両脚がモヤモヤする感じがあるが、まるで走らないのは何か違う気がしたので、ちょいとトレミに乗って足慣らし・・・と思っていたが、終業後、ジムスイムでフォームチェックしながら200mを含むインターバル泳。

4(火)  少し走ってもいいかなぁと迷いつつ全休。

5(水) 心が疲れた1日。それでも走りたい気持ちが前に立つ。走りだしてみたら陽の落ちた暗い道路を走るより、少しでも明かりのある方へと脚が向いた。商店街を抜け郊外へ、また郊外から住宅地へと、いつも走るコースをアレンジしながら距離を踏む。5分30秒のペース走のつもりだったが、ひと刺激のつもりで1kmだけ5分走を挟む。

6(木) いつものジムでのワークアウトの準備をして出勤。トレミ&スイムを適量やって汗を流そうと思っていたが、気温が低いせいか寒気がするのでワークアウト中止、さっさと寝る。

7(金) 朝ラン。この日の天候予報は後半雨。つまり終業後のロードは難しい。しかも金曜はジムは休み。そうなると朝の時間しかない。ゆっくり入って5分30秒のペース走。走り終える頃には手がかじかんだ。ちなみに朝の気温は12℃、格好は長ズボンにウインドブレーカー。ワークアウトは朝のみ、k帰宅後は日曜の準備に取り掛かる。

8(土) 午前中いろいろ計画は立てたけれど、朝食を食べ小一時間してからロードへ。終盤、雨に打たれる。冷えた身体を温めるように横になっていたらつい昼寝してしまう。それからワンコ達を連れて少し長めの散歩。これにてこの日身体を動かすのは終了。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
3(月)  スイム1.5(25)
4(火) 休養
5(水)  ロード9(50)
6(木) 休養
7(金)  ロード8(45)
8(土) 午前 ロード6(33)
9(日) 新潟シティマラソン(フルマラソン)、スイム0.5(-)
10/3~10/9(km)…S2.0R65、Re.2

2022年10月3日月曜日

2022.9月のまとめ

 理由はなんであれ佐渡のDNFは悔しい。それをどう自分にとりこんで血や肉にできるか。いつものようにクソ真面目すぎることを考えている。もちろん、考えて答えがでるようなことではないので、相変わらず身体を動かしているが、モヤモヤした気持ちは晴れないでいる。
 先日、妹に会って少し話をしたが、彼女からも「あなたは真面目すぎるのよ、成るようにしか成らないモノもたくさんあるのよ」と言われ、
「それでも希望に沿った努力や、なんとかしようと道筋を立てるのが、ぼくの性分なんだ」と返すと「あらそう、好きにしたらいいじゃない」彼女はアハハと笑いながら踵を返して手を振った。考えても仕方ないことをぼくは考えているようだ。それは少しだけ判った気がした。もっと何かがわかるかもしれないから身体を動かすことにしよう。

のトレーニング・・・Swim11.9(10)、Bike155(4)Run229(21)、Rest.8

1(木)  スイム1.1トレミ6
2(金) 休養
3(土) バイク30、ロード1  アクテイブレスト
4(日) 佐渡B DNF スイム2.0(40)、バイク108(210)、ロード6(50)

5(月)  ロード5
6(火) 休養
7(水)  ロード6  スイム1.3
8(木)  スイム1.1
9(金)  ロード7
10(土)  ロード11
11(日)  ロード20 午後 バイク25
9/5~9/11(km)…S2.5、B25R49、Re.1

12(月)  ロード5 アクテイブレスト
13(火)  ロード10  スイム0.6
14(水)  ロード10
15(木)  ロード8
16(金)  ロード8
17(土)  ロード18 午後 スイム1.4
18(日)  ロード20
9/12~9/18(km)…S2.0R79、Re.1

19(祝)  ロード15 +ダウンジョグ
20(火)  固R アクテイブレスト 
21(水)  ロード8  スイム1.5
22(木)  スイム1.2
23(祝) 午前 ロード30
24(土) 午前 スイム1.6トレミ8
25(日)  ロード16.5
9/19~9/25(km)…S4.3R77、Re.1

26(月) 休養
27(火)  固R  固R
28(水)  ロード10  スイム1.4
29(木) 休養
30(金) 休養

2022年10月2日日曜日

新潟シティマラソンまであと何日? 2022.9.26〜10.2

★今週のトレーニング備忘録 

26(月) 朝ランを目論んでいたが、いざ朝になるベッドから起きられずにスキップ。疲労の度合いが目に見えれば容易なのだけれど、肉体の方がついてこれていない。この日は全休日。

27(火) 朝ローラー。アップを14,5分やってハイケンデンスとタバタを合わせて4本、インターバルは2分程度。わずかでもこういう練習を積んでいく。
・・・実はこの日は連休にしようと思っていたのだけれど、帰宅するとどういうわけかひと汗掻きたくなったの再びローラー。アマプラを観ながらてれてれ漕いでいたのだがアップ後、モード移行。「EAT.RACE WIN」を観ながらハイケイデンスを入れる。なにか他に注意を向けながらやると回数を忘れるのでカウントできる何かが必要だ。

28(水) 朝ラン。前夜、眠剤を飲んで寝たおかげで、一度も目を覚ますことなくアラーム直前に目が覚める。しかし身体が起こせない。二度寝したりして30分は時間を無駄にしただろうか。いかんいかんと自分を鼓舞し、用意していたランニングウエアに着替えて家を出る。外は霧雨のような天候で気温は10度後半ぐらい。肌寒く感じたので今季初のウインドブレーカーをまとって走り出す。案の定、身体が重い。入りの1kmは7分ギリ切るくらい。こりゃあかんと思いながら、距離を重ねてかさねてペースを上げることができた。終盤はキロ5ペースに。
 夕方はスイム。キッズ教室のために一般開放の3つのレーンは3,4人の人口密度だった。ノンストップでまとまった距離は泳げそうにないので、前週からのテーマ「リカバリの肘を耳より前に」「腕の重さを使って入水、エントリー」を意識してインターバル泳。けれど前回の土曜のように時計が出ないので水中ウォーキングの休憩を入れて50mインターバル泳を試みる、5本すべて50秒切り。ほんのちょっとしたことで時計は変わる。グライド時の頭の位置と顎の引き具合。つまり水面に対して身体が並行になっているかだったのではないかと分析する。気負いが前に出ると基本動作がお座なりになるのがぼくの悪いところだ。

29(木) 休養日とした。夕方スイムでもと思ったが、実はお水の入れ替え日でジムプールは使用できずだったので。

30(金) この日も身体を動かせず休養となる。お待ちかねの新米、岩船産こしひかりと共に帰宅を遂げる。

10/1(土) 午前中は確認の20km走。入りの時計はともかく、概ね5分10秒台で進めることができた。シティが終わってもしっかりしたペースで20km走をやり、走力向上に努めたいものだ。
 お昼の鍼を挟んで、午後はスイム。このところのテーマ「リカバリの肘を耳より前に」「腕の重さを使って入水、エントリー側へ体重を乗せる」であるが、この日はピリッとしなかったが、身体から手のひら一つ程度を外側にエントリーしつつ、肩を少し入れる(ロール)するとより体重が前に預けられて、時計に反映されることを確認する。

2(日) 今週も家内のお供でロードバイクで伴走してもらい内ノ倉のダム湖の畔を走る。前半は上りで折り返すと下りが続く。5分20秒を辛うじて切るペースで15km。前日のペースと同等だった。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
26(月) 休養
27(火)  固R(30)  固R(40)
28(水)  ロード10(55)  スイム1.4(25)
29(木) 休養
30(金) 休養
10/1(土) 午前 ロード20(105)   スイム1.6(28)
2(日) 午前 ロード15(79)
9/26~10/2(km)…S3.0R45、Re.3