2013年6月28日金曜日

H25年6月のこと

 今月の初めあたりから、大して頑張ってもいないのに右脚の付け根に痛みを感じるようになった。もちろん心当たりはない。レースも終わったことなので先週土曜日に診察していただいた。骨には異常はなかった。
 一方、古い虫歯みたいに(表現は古いけど)長い付き合いになっていた右の踵の痛みは「ちょっとソールの厚いシューズを履いたらいいんじゃない」とお医者様から言われ、その通りにすると、確かに改善がみられた。
 そんなこんなで、今週はいつも以上にゆっくりジョグを心掛けた。けれど右脚の痛みは悪化の一途。なので6/27からランは休養宣言。致し方なし。トレーニングはバイクやプールを当て、様子をみることに。筋トレもいいかな。秋の本命レースに万全な体調で向かうためにもここは少し小休止。ちょっと淋しいけど我慢。
 それから昨日、村上トラのエイジ部門にエントリー完了。抽選は7/22(月)15時。これで落選したら…と思うと少しブルーになるけれど、運を天に任せるのみ。


6月の走行距離…190km

2013年6月25日火曜日

重川材木店マラソン教室のこと③

6/23(日)重川マラソン教室の3回目。僕はロードバイクで会場に向かった。朝6時前バイクジャージを着込みリュックを担いでいざ会場へ。初めての試みなので少しドキドキしながらペダルを踏む。晴れ渡った空と涼やかな風がぼくの味方だ。
 港トンネルを抜け海岸通りへ出る。ちょっと遠慮しながら車道を走った。波の穏やかな海は潮目がはっきりと浮かびあがり、そのずっと向こうに佐渡ヶ島が輪郭を露わにしている。海岸にはタモを背負った釣り人がチラホラ見受けられ、ランニングコースにはランナーがそれぞれのゴールを目指し走っている。そんないつもの西海岸通りをぼくはバイクで走り抜けた。
 有明橋を渡ってからの直線が気持ちよかった。シーサイド方面から、たくさんのサイクリストとすれ違う。集団だったり、ソロだったり。クロスバイクの方も見受けられた。すれ違うたびに、何らかの合図を送りあうのが心地よかった。ぼくもサイクリストの仲間入りを果たした気になった。

 会場にはマラソン教室開始10分前に到着。無事、間に合ってほっとする。着替えながらエネルギーを補充。家を出てから2時間近くペダルを踏んだが、思ったほど疲れは感じられない。むしろ達成感のほうが大きかった。準備を終え、ミーティングルームに入ると参加者の数に驚く。30名を超えていた。日曜開催の効果か、どうしてこんなに増えたのかはわからないが大所帯の教室となった。

8週目ぐらいかな?
今回、重川材木からの先導役は第1回目同様、三浦選手と堀井選手だった。準備体操、ウォーキングを経て1周1kmのクロカンコースを7分ペースで入り、6分、5分50秒、5分40秒、ラストは5分20秒を切るぐらいのペースで計10周10kmほぼ1時間のランで終了。僕はウェアを絞れるぐらい大量の汗をかいた。クロカンコースのアップダウンは脹脛(ふくらはぎ)にほどよき効く。足首にもくる。上手く表現できないが、アスファルトを踏むのとは違い地面が凸凹しているので、一歩一歩踏む度に気を抜けない。それが脚と対話をするようで普段とは違う楽みを覚える。

 いつものようにランが終わると重川社長の講話。
 今回のポイントを要約する。
 初心者は、初め、走る体づくり、脚づくりに取り組むこと。最初はウォーキングでもいい、少しづつ距離を伸ばし、ゆっくり走る。頑張りすぎたり無理をしない。キツイと思う練習はせず、明日またやりたいなァ、と思うぐらいでやめることが肝要。ジョギングが習慣化したらスピード練習をいれればよい。仮に目標とするレースが半年後ならば、最初の2ヶ月は体づくり、脚づくりに取り組み、次の2ヶ月で距離を伸ばし、残り2ヶ月でスピードを強化する練習をすればよい。残り2ヶ月をスピード練習にあてなくても長い距離をゆっくり走ることに専念してもいいそうだ。ゆっくり走る練習、スロージョグだけでフルを2時間10分で走る能力を開花させたランナーもいたそうだ。
 

 またレース経験者には、色々なレースをどれもこれも力を出し切ろうとはせず、狙ったレースに力を出せるように調整を心がけることを説かれた。本命を定め、本命以外で頑張り過ぎないこと。頑張ると走力のピークを迎えてしまい、狙ったところで力を出しきれないことになるとアドバイスされた。走ることが好きな人ほど、ついそうなってしまう傾向にあるとおっしゃっていた。
 

 基本的なことだが、ぼくはいくつか気づかされた。練習メニューの見直しや、今後のレースエントリーを組み立てるうえで参考になる内容だった。

 教室が終わり、ぼくはそそくさとバイクにまたがる。気持ちの上では再びトレーニングスタートだ。教室に向かう際は時間を気にしながら進んだけれど、帰りは制約はないので、体力と相談しながら気持ちよく走ろうと思っていた。
 新川大橋のパーキングで休憩をとっていると、幾人ものサイクリスト通過していった。皆一様に必死な感じにみえた。じゃ、ぼくもと言うことで、せめて関屋分水までは必死にペダルを踏もうと思い立つ。ややアゲインストの風を感じ、汗を滴らせながらペダルをこいだ。結局港タワーまで頑張れた。が、あとは惰性でユルユル進み自宅に到着。往路と同じく1時間50分経過した。
 バイク、ランまたバイクと、一日の運動量としては悪くない量をこなす一日となった。 次回も天候がよければバイク練を兼ねて参加する予定だ。次回は7/21(日)開催。


6/25までの走行距離(ラン)・・・181km

2013年6月20日木曜日

第40回関川マラソンのこと

 今年は重要文化財の渡辺邸佐藤邸がスタート地点だった。
スタート数分前、恒例となった前説が始まる。昨年と同じスタッフの方だと思う。ぼくらは彼の説明に耳を傾けた。
 スタートからすぐに直角の曲がり角があること、最初の1kmぐらいは幅員が狭いこと、そして我々の期待を裏切らない難所が設定されていることを話され、昨年とほぼ同じくだりが参加者の笑いを誘う。(今年もネタバレしないように伏せることにする)会場がリラックスした雰囲気に包まれ、スタートはすぐそこまで近づいていた。

 村長の号砲がハーフマラソンスタートの合図だった。
 500人の集団が隊列を組みコーストレースを開始する。アナウンスのあった曲がり角から、しばらく狭い路地を駆ける。我々は一路、大石川を目指すのだ。沿道からパラパラと声援が送られる。スタートの入りは無理のないペースだったと思う。けれど暑さのせいで、始まったばかりだというのにかなりの汗をかいていた。厄介な暑さだった。山間に入れば少しはマシになるだろうと期待した。

 隊列は下川口橋を渡り左折。大石川上流へ向かう。昨年のスタート地点の小学校あたりでファイターズさんに追い抜かれる。ロードバイクで会場に来られたとは思えないスタミナだ。小学校を過ぎるとコースにわずかな登り勾配がかかる。ぼくはペースを守ろうとするが、身体が重く感じちょっと辛い。しばらく進むと、早くも折り返しのランナーがこちらに向かってくるのが見えた。先頭からそう離れていないところで走友会Aさんの姿があった。続いてM谷さんの姿もあった。一方のぼくはジリジリとペースが落ちていた。

 折り返す際にパイロンにタッチ。いつものお約束の通過儀礼だ。ここにたどり着くまで随分と長く感じた。距離も、時間も。折り返してからはやや下りになる。助かったなと思った。ここを上手く利用してスピードに乗りたい。そうこうしていると、スピリットZさんに追い抜かれる。彼もバイク組だ。トライアスリートの実力を見せつけられる。「ファイト!」と声をかけて頂いただく。ぼくは離されまいとしたが、一歩づつ背中が遠のいていく。

 11km地点で55分を超えていたと思う。目標タイムの100分切りには届かないなと諦めた。けれどレースはまだ中盤。敗北を感じずにはいられなかった。焦りが動揺に変わる。大会に至るまでの練習を振り返ったり、いくつかのことを反芻してレースから心が離れ集中力を欠く。今振り返ると一番やってはいけないことをやってしまっていた。
 もちろん、あがいてみた。ペースを保つために、他のランナーを意識して走ってみたが、むしろ逆にペースを乱してしまった。あそこではじっと我慢するべきだったかもしれない。

 再び下川口橋に戻り右折。丸山大橋を目指す。最初の坂登りだ。林を抜けるコースで陽射しから逃れられたのは幸いだったが、所詮は登り坂。脚はなかなか前に出ない。喘ぎながら県道に出て左折。登りはまだ続く。勾配は緩んだものの強い陽射しが容赦なく照りつけてくる。なんとか辿り着いた丸山大橋でペースを落として一息。道路から橋の歩道に移りをゆっくり走りながら、眼下に広がる風景を眺めた。タイムはさておいて、しっかり完走しようとようやく気持ちを切り替えることができた。開き直るのに随分時間がかかってしまった。

 大橋を通過するときつい勾配の、蛇行した長い下り坂になった。陽射しに照らされながらヨチヨチと下り、コース沿いの桜並木に木陰を求めて逃げ込む。軽い熱中症なのか、こめかみが痛かった。極力陽射しを避け走る。給水にたどり着き、首に水をかけ身体を冷やす。キャップのツバのある方を後ろにかぶり、せめて日光の直射を浴びないようにする。敵は暑さだった。

 道なりに進むと二つ目の坂が現れた。前傾姿勢をとりゆっくりと登る。頂上で息を大きくつく。本来ならば下りは勢いをつけて進みたいのだけれど、上手に脚が動かなかった。下りも登りと同じぐらいのスピードだった。

 進んでいくと視界が開けてきた。木々に遮られながら、川を挟んだ対岸に目指すゴールが見える。自分が今どの位置にいるのか、どこへ向かって走っていくのかを理解する。けれどそれは頭で理解している残りの距離よりもゴールを遠くに感じさせた。ちょっとした視覚的罠だったかもしれない。

 給水でまた頭から水を浴びる。陽射しは相変わらず容赦ない。ゴールまであともう少し、もう少しと呪文のように唱える。トコトコ進んでいくと、ホースでランナーに水を浴びせるご婦人が目に留まる。やった!ぼくはその放物線を描くシャワーに飛び込んだ。何事にも変え難い。よしっゃ、まだ頑張れる。大きな声でご婦人にお礼を言いった。

小見橋を渡り対岸へ。ゴールのスポーツ公園を目指し土手を走る。残り3km。12km最後尾のランナーが散見される。彼らも辛そうだった。ぼくはファイト!と声をかける。少しづつ、確実にゴールは近づいてくる。すぐにではないけれど一歩、一歩づつ、進む分だけ近づいてくる。

ゴール地点が見える。ゴールでは一人ひとりのゼッケンと名前をマイクでアナウンスしながら、かつゴールテープを張って迎えてくれていた。
気がつくと、ぼくの目の前に真っ白なゴールテープがあった。テープが揺れた。1時間51分35秒。3度目のハーフマラソンにゴールした。

6/20までの走行距離…145km

2013年6月10日月曜日

大阪マラソンは151,000人中28,000人が出走可能なのだそうだ。

 6/5(水)。友人から大阪マラソンの当選メール(ペアラン)が届いたという連絡を受けた。ぼくにも届いているかもしれないと、急いでメール確認をするが、なにもなかった。
 大阪マラソンのレコメンドを見ると、応募者すべてに返信すると記載されていた。なんらかの返事があるのだ。ぼくは運営からのメールを待つことにした。
 正直に言うと半ばあきらめていた。エントリーフィーや旅費が浮くな、なんて思ったりして。そうすることで落選したときのショックが少しでも軽減できるのではと思っていた。今年の東京マラソンエントリーの時は、なんの担保もないのに自身の当選を微塵も疑いもしなかった。だから落選通知を受けたときのショックは相当だった。あの経験が本能的にそうさせたのかもしれない。
時々思いついたように秋のマラソン大会の日程なんかを思い浮かべ、大阪出走が叶わなかったときのスケジュールを組み立てたりしていた。

 翌日6/6の朝、大阪の運営からメールが届く。不意を付かれた。ぼくは恐る恐るタップ・・・する間もなく「当選」の2文字が見えた。はしゃぎそうになる気持ちを抑えるために、ゆっくり深呼吸。そして背筋を伸ばし小さくガッツポーズ。よっしゃあああ!ニヤニヤ顏が止まらなかった。
 ついに待望の都市マラソンへ扉が開いたのだ。

6/9(日)は走友会のやまびこランに合流。次週はビーナスライン、関川とマラソン大会の参加者が多く、皆モチが高く良い刺激になった。もちろんコースのアップダウンもよい刺激になった。
 さて来週は関川マラソン、今季初のハーフだ。具体的な準備はDNSになった笹川流れと比べるとやや心許ないが、力を出し切りたい。


6/9までの走行距離…100km

2013年6月4日火曜日

重川材木店マラソン教室のこと②

6/1(土)朝。梅雨入り直前の、この時期の気候が大好きだ。湿度も高くなく清々しい。遠くまで晴れ渡る空の下、ぼくは重川材木店マラソン教室へ向った。
行きの手段はロードバイクにするか車かで悩んだのだけれど、結局車を選択した。西海岸へ進むについれて早朝に関わらずジョガーやサイクリストで賑わっている。バイクを見るたびに羨ましくみえた。次はバイクにしようかなと改めて思う。

定刻通りに集合場所に到着。重川氏からこの時期の水分補給に関することや、クロカンコースを走る前のアップについての注意点など、いくつかのアドバイスを受ける。本日の先導役はアライ選手。今年大学を卒業して重川に入り、バネの効いた走法でハーフ62分の時計を持そうだ。目下、重川のクロカンコースでメキメキと力をつけているとの紹介があった。

ぼくたち参加者は1周1km、2つのアップダウンのあるクロカンコースを走る。地面は砂で柔らかい。
最初の入りはアライ選手の先導でキロ6.5分。2周目からは6分。以降は参加者それぞれに任せたペースで10周をめどに走る。割とラフなスタイルの練習会なのだ。

気温が上がるにつれ予定通りぼくは大量に発汗した。9周目で水を補給。ラストの1周は時計を意識して頑張ってみたが登坂でスピードが落ちる。気合の割りにラストは5分切ることができずに終了。10周をほぼ1時間要した。
重川氏の話の通り、クロカンコースは、普段アスファルトを走るぼくにとっては異なる筋肉を使っているようだ。足首やふくらはぎになかなかの刺激を感じる。もっとハムストリングスを意識して走ることをアライ選手からアドバイスされた。

クロカン練習が終わると重川氏の講和となる。内容としては参加者のフォームアドバイス、この時期の水分補給の重要性を強く説かれていた。
話の節ごとにオトす話し方が落語じみていて愉快だ。流暢で品のあるトークに耳を傾けて11時前にこの日の内容は終了。次は6/23日開催の予定。

6/3までの走行距離・・・35km