2025年7月15日火曜日

佐渡OWS2025(オープンウォータースイミング)のこと

 今期のOWSは4月の宮古島トライアスロンからだった。季節がら海でのスイム練習はできる筈もなく、さりとて現地入りしてから試泳するでもなく本番に臨んだ。
 結果は自己ベスト、好条件が作用したことはもちろん、そこに至るまでのプールでの練習、例えば壁ターンキックなし縛りなんかが役に立ったのかと気をよくする。
 さて、この大会は宮古島と同距離の3,000m。2週前対策練として地元の海をウエットスーツを着用して泳いだので今年3度目のOWSだ。佐渡トライへ向けた海錬という位置づけは変わらないが時計短縮への期待感が少なからずあった。

 会場の佐和田海水浴場は湾になっていて、風がなければ朝の時間は海面は静かで澄明だ。陽が昇り時間が経つと空気が温まって風が出て波が立つ。岸を背にして左方向へ潮流が強まったり、時折大きなうねりが立つのがこの海の見立だ。佐和田の海を泳ぐようになってから、海というのは刻々と表情を変えていくものなのだと知った。
 3,000mの部は4番ブイ手前の水中スタートだった。沖に浮かぶ1番ブイまで650m。ピンクのキャップを被ったゲストの松田さんの背中がひときわ大きく見える。号砲が鳴り、ぼくらは一斉に群青の海を掻いた。
 泳ぎ始めというのは呼吸が整うまで辛抱が必要だ。そこへ潮の流れからくる進行方向の修正や、ほかの選手との接触なんかもあって弱気な心が顔を覗かせることもしばしばだ。そういったことすべてを含めて、ぼくは海を泳ぐのが好きなのだ。

 沖の2番ブイを目指すころには呼吸が落ちつきネガティブな考えは薄れていった。そして掻きはもとより、身体動作に意識を回して気持ちよく泳げていることを歓喜した。
 道中は割愛。終盤2周目の岸を目指す場面、ぼくは早い位置からピッチを上げることに心を砕いた。うねりに翻弄される場面もあったがペースは上がり少し息が苦しくなる。緩急をつける。そんな頑張りのせいかフィニッシュまであと50mぐらいのところで右のハムが激しく攣った。前日のバイク錬のあと攣りまくっていたので、きっとくるだろうと思っていたが最後の最後にきた。岸に上がり右脚を引きずるようにfinishゲートを通過した。

 時計は1時間と2分弱。前回(2023年大会)は58分台でフィニッシュしていたので自己申告タイムは堂々の1時間切り、紺色のキャップで臨んでいた。吐露すれば落胆しかないが、無事完泳したことが勝って心が広くなった。とはいえ1時間を切れなかった考察は欠かせない。根本的な技術の問題は挙げたらキリはないが、目標に対しての直進性、蛇行やジグザグ泳といった無駄な泳ぎが時計の枷になったことは明白だ。
 OWSは目標物へ直進する泳力が求められる。進行方向の視認不足。ヘッドアップをおろそかにして目標を見失うことが幾度となくあった。3年前の2022年大会でやらかした、ブイの誤認の教訓があったので自信のないときは連続してヘッドアップした。視認の引き出しはそう多くはないが、ブレスで長めに息を吸って、しっかり息を止めて顔を上げるといった基本的なことを徹底。顎を引いて顔を上げるのを最小にすると盛り上がる水面が邪魔をして目標物が確認できなので、いつも以上に体をつかって顔を上げた。クロール技術の向上はもちろんだが、状況変化のなかで目標への直進性を担保する技術を獲得しなければならない。


 さて。今回も滞在中に佐渡の皆さんからさまざまなもてなしを受けた。心から謝意を表したい。ぼくの図々しさがポジティブに反応している数少ない例で、彼らの存在が佐渡訪問の意欲につながっている。これからも大切にしたい繋がりだ。


 帰路のフェリー出港の際、住吉地区の方々による鬼太鼓(オンデコ)舞によるお見送りがあった。「また来いっちゃー」と岸から声が上がると、こちらのフェリーからも「またねー」と声が返されて皆手を振っていた。ぼくらを乗せたフェリー船はゆっくりと港を離れていく

 また来月練習を兼ねて佐渡を訪れる予定、楽しみである。(了)


2025年7月14日月曜日

佐渡OWSへ。 2025.7.7~7.13

★トレーニング備忘録
7/7(月) いつもより早起きしてロード走。もしかして朝練の類は今年初かもと思ってしまうぐらい珍しいことだ。思うところがあって厚底シューズではなく以前のノーマルシューズを履き20分程度のコンディションジョグ。陽射しはすでに油断ならない暑さで涼を感じる場所を選んで走った。
 終業後はジムへ。あれこれトレーニングの選択肢を思い浮かべ結局プールヘ向かった。決め手は右足首の痛みと軽い腰痛。ちょっと頑張って走るとこれだ。
 さてスイムは100mインターバル泳を数本入こなしていたところ私史上最速時計がでた。それも立て続けに。息もまぁそんなにつらくはない。ハイエルボーかつ体の側面を掻くイメージと、ストレッチタイムで肩に顔を近づけて斜めにグラインド姿勢を取ることを意識したぐらいだった。キリよいところでロッカーへ戻り、着替えてエアロバイクへ。あまり頑張らない負荷でのゆるエアロ。40分経過後、意を決してタバタを8set。タバタは常に自分との戦いだ。ハァゼィをリカバリーしてこの日は終了。

8(火)  終業後はジム、バーベルスクワット。意気込んで臨んだ割にあっさり終了。重量更新は次週に持越しか。気を取り直してトレミへ。ネガティブ走をイメージしてサブ4ペースでスタート。ビルト的にペースをあげて走っている最中、いつもより顔を起こして骨盤前傾をイメージしながら下腹を突き出すようにしたところ楽に走れた。これは新しい光かもしれない

9(水) あちこちに疲労感やら痛みがあるので休養に充てる。

10(木) 終業後ジム、プールへ。インターバル泳でキリよく1,000m。掻きはハイエルボーを強く意識したが月曜のようにはいかなかった。続いてエアロバイク。こちらは負荷「16」で開始。〆にタバタを入れるが3本目に入れずに終了した

11(金) 帰宅後、期日前投票をお終えてからジョグへ。走り出したら思いのほか調子が良かったのでビルト走で7㎞。

12(土) 始発フェリーで佐渡へ。諸事情により荷物を運んでもらえたので両津港から佐和田の宿泊地までタイムアタック。続いて佐渡トライBタイプのコースをスタートからフィニッシュまできっちりトレースした。

13(日) 佐渡OWS3,000m参加(別記)、佐和田~両津を自走で帰路へ着く。


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7/7(月)  ロード3(20)  スイム1.0(17)、エアロバイク20(42)
8(火)  筋トレトレミ10(55)
9(水) 休養
10(木)  スイム1.0(18)、エアロバイク20(42)
11(金)  ロード7(38)
12(土) 小佐渡練 午前 バイク19(33)、バイク107(222)
13(日) 午前 佐渡OWS3.0(62) 午後 バイク20(54)
7/7~13(km)…S5.0、B186、R20、Re1

2025年7月7日月曜日

2025.6.30~7.6

 この辺りからトレーニングの質と量をもうひとランク上げたい。特にランニングはフォームもさることながら走る距離にこだわるかも。故障しないように体調を配慮しながら積み重ねていく。来週は佐渡OWS。昨年はカゼからの咳が止まらずにDNS。恒例の小佐渡バイク練もできなかった。この週末は佐渡島を楽しみたい。

★トレーニング備忘録
6/30(月) 終業後ジム、ブリック練。いつものごとくストレッチからエアロバイクに跨る。負荷は初の「18」。40分経過してひと息いれた後、全力20秒、10秒スローのタバタを5本やって死亡。3本目からヤバかった。前日の筋トレと初の負荷のせいか。そんなこんなでキリのよいところでヤメてトレミへ移動。サブ4ペースでスタートしたが気持ちが切れて3kmで終了。

7/1(火) 終業後ジム、トレミ。サブ4ペースでスタートしてビルト10km走。その後250m前後の距離をキロ4分半とつなぎジョグで3本。速いペースのランニングの動きで刺激を入れる。

2(水) 終業後ジム、プール。インターバル泳でトータル1,600m。今更ながらプルの肘上げ、水面と頭頂や左腕のストレッチタイムなど意識を廻す。OWS目前だがなにしらの気付きが欲しい。

3(木) 終業後ジム、バーベルスクワットから。60kg10r×2s,70kg10r×2,75kg8r,80kg5r,60kg5r。漸進性の原則に従ってちょっとづつ負荷を更新して80kgまで到達した。引き続き頑張ります。続いてエアロバイク。こちら原則に従い負荷「18」から開始。〆にタバタを8本やってこのひのトレーニングは終了。

4(金) 休養に充てつもりだったが帰宅してランへ。高温多湿のロードジョグ。

5(土) 用事があるために早い時間からトレ開始、ロード走に出発。梅雨明け目前と思われる空は雲に覆われて湿度は高いが気温は抑えられている。放水路コースから始まる中距離コースの20km走。その後所用を済ましてジムプール。肘を上げて体側を掻くことを意識してインターバル泳。お隣レーンからの刺激もあって100m100秒切りなど久々のタイムを連発。

6(日) 前日の復習のつもりでこの日も早い時間からスタート。すこしでも気温の低い時間をねらったつもりだったが、直射する朝陽と多湿にあてられてしまい12kmでヤメ。

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6/30(月)  ブリック エアロバイク25(52)、トレミ3(17)
7/1(火)  トレミ11(59)
2(水)  スイム1.6(28)
3(木)  筋トレ(8)、エアロ24(50)
4(金)  ロード5(31)
5(土) 午前 ロード20(111) 午後 ジムスイム1.0(16)
6(日)  午前 ロード12(75)
6/30~7/6(km)…S2.6、B49、R51

2025年7月1日火曜日

2025.6月のまとめ

 今月のトレメニューは量についての心残りはあるけれど平日ブリック練の頻度を上げ、メニューにタバタ式を挟みこんだり、ランフォームを意識したりと質については前向きだった。そしてコンディショニングの一環としてフリーウェイトトレを週2程度組み込んだ。来るべくレースシーズンに向けた改善と良化をめざし、スモールステップを重ね照準を絞っていこう。

6月のトレーニング・・・Swim7.5(8)・Bike225(9)・Run160(19)・Rest.6

6/1(日)  ロード15(79)
2(月)  スイム1.0(19)
3(火)  エアロバイク20(42)、トレミ7(38)
4(水) 休養
5(木)  トレミ5(28)、エアロ14(30)
6(金)  ロード10(58)
7(土) 午前 ブリック バイク30(67)、ロード8(47)
8(日) 午前 ロード16(86)
6/2~8(km)…S1.0、B64、R46、Re1

9(月)  スイム1.2(22)
10(火)  筋トレ(18)、トレミ5(28)、スイム0.5(9)
11(水) 夕 ブリック エアロバイク24(51)、トレミ4(22)
12(木)  トレミ10(56)
13(金)、14(土) 休養
15(日) 午前 ブリック エアロ28(60)、トレミ10(59)、スイム0.5(9)
6/9~15(km)…S2.2、B52、R29、Re2

16(月)  筋トレ(10)、スイム0.6(10)
17(火)  ブリック エアロバイク28(60)、トレミ5(29)
18(水)  ブリック エアロバイク28(60)、トレミ5(28)
19(木)  ロード7(38)
20(金) 休養
21(土)  ロード10(57)
22(日) 午前 筋トレ(15) 午後 ロード13(71)
6/16~22(km)…S0.6、B56、R40、Re1

23(月)  スイム1.0(18)
24(火)  ブリック エアロバイク28.5(59)、トレミ5(28)
25(水)  筋トレ(8)、トレミ7(42)
26(木) 休養
27(金) スイム1.5(23)
28(土) 午前 OWS1.2(20)、ロード15(90)
29(日) 休養  筋トレ(15)
6/23~29(km)…S3.7、B28、R27、Re2

30(月) ブリック エアロバイク25(52)、トレミ3(17)

2025年6月30日月曜日

2025.6.23~6.29

★トレーニング備忘録
6/23(月) 終業後、ジムスイム。500m泳は8分59秒。後半上げなかったらこの時計にはならなかっただろう。イージー&ハードといったペース変化をつけて泳ぐ工夫を意識的に入れている。次いで壁キックターンなしの50m泳を10秒インターバルで若干本。イージーなタバタといったところか。
 スイム前は肩周辺の筋肉痛(日曜のデッドリフトが原因)が酷かったが、プールを上がってみると痛みは和らいでいた。ささやかな水圧効果は帰宅するまで継続した。

24(火) 終業後ジムブリック。軽いストレッチからエアロバイクに跨って1時間走。終盤に全力20秒、10秒スローのタバタを6本入れて息絶え絶えとなった。トレミに移ってからも息は荒かったが、思い切ってサブ4ペースで入ってみると案外やれそうだったので1km毎にペースを上げて5km走。先週のブリックより少し強度を上げたことで満足。帰宅後こむら返りしそうになったり、ハムがピクピクしたりと生体反応多数。多分にもれず浅めの睡眠となった。

25(水) 終業後ジム、日曜の筋肉痛が抜けたのでフリーウィエト、バーベルスクワットから。60kg10r×2s→70kg10r×2→75kg6r→60kg8r→75kg8r。重量調整をしながらしっかりしゃがむことを意識する。バイクが混んでいたのでトレミへ。キロ6半ペースのスロジョグを4kmやってからペースを上げてキロ5まで。

26(木) 休養に充てる。

27(金) 帰宅後久しぶりに市営プールに脚を運んで100mインターバル泳。泳ぎ始めた頃とてもお世話になった施設である。やや浅く感じる水深、一部水流を感じる場所があったりといつも泳いでいるジムとは異なる点が気になった。この日は想像以上に人が少なかった。

28(土) OWS練と島ラン。天候は曇り、海水温は思いのほか冷たく感じたが泳いでしまえば気にならなくなった。波や潮に翻弄されながら20分程度泳ぐ。その後一緒に泳いだ面子で新潟島をジョグからのビルト走。陽が顔を出し気温は上昇するなか良いランニングとなる。

29(日) アクテイブレストな日曜を過ごす。夕方に自宅でフリーウエイト。腹筋ローラー、デッドリフト、ボールクランチ、ダンベルプレス、サイドレイズなど最近のひと通りをやってこの日は終了。

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6/23(月)  スイム1.0(18)
24(火)  ブリック エアロバイク28.5(59)、トレミ5(28)
25(水)  筋トレ(8)、トレミ7(42)
26(木) 休養
27(金) スイム1.5(23)
28(土) 午前 OWS1.2(20)、ロード15(90)
29(日) 休養  筋トレ(15)
6/23~6/29(km)…S3.7、B28、R27、Re2

2025年6月23日月曜日

2025.6.16~6.22

★トレーニング備忘録
6/16(月) 終業後はジム、筋トレから。バーベルスクワット60kg 10r×3、70kg8r×2、75kg5r、60kg10r。レッグレイズ自重10r×2s、10kg10r。室温が高いせいなのか、そこそこ汗ばむ。そして予定通りプールへ向へ。泳ぎはじめの1本目からハードモードでスタートし、そこそこのタイムと疲労感を得たことに満足してしまう。
 スイムは定距離タイム測定とイージー&ハードのインターバル泳だけでは練習量への執着につながらなくなっている。そもそも練習量は多くないので、レースのような具体的な目的がないと意欲がでない。次月OWSまでは1ヶ月。もう少し練習量を増やす必要はあると頭では理解できているのだが気持ちがついてこない。

17(火) 終業後ジム、ブリック。前日トレのせいで臀部と下肢に筋肉痛と疲労感がある。いつものストレッチ後にエアロバイクを1時間。序盤から前半にかけてスロー気味に入り、後半はケイデンス重視で踏んだがシュミレーション距離は28km。この1時間走で30km超えられるようになるのが目標だが実際難しい。次いでトレミ。キロ6で入り上半身から骨盤廻りの動作に気を配り、徐々にペースを上げるが楽に感じられない。心拍もやや高め。30分走でヤメ。

18(水)  終業後はジム。この日もブリック練。月曜のフリーウィエトの筋肉痛のピークがきた。この状態でトレミに乗ってもゆるジョグになってしまうだろうとブリック練習に切り替える。前夜に放送されたジークアックス11話を眺めながらのエアロバイクというのもとても魅力的だった。
 軽いストレッチからエアロバイクに跨って序盤からケイデンス高めを意識して頑張った。やった感の割りには1時間のシュミレーション距離はいつもの28km。やはりこの壁は厚い。
 次いでトレミ。気持ちがあったので思い切ってサブ4ペースからはいってみた。5km走と決めてかかり途中ペースを上げて28分で終了。むふー。

19(木) 終業後、帰宅してロードへ。日の長くなるこの頃の夕方走を選択した。着替えながら1,000mインターバルトレが脳裏を掠めたが、走りはじめてから心拍高めのビルト走に変更。近所のコース7kmを38分。頑張ったけれど5分半ペースから10秒ぐらいまでだった。

20(金) 休養。金曜の夜は宴の頻度が高まっている。

21(土) 日中気温は急上昇。近所の道路沿いにある温度計は37℃を示している。この気温で屋外でトレーニングする気にはなれず夕方気温が下がるのを待ってロード10km走。

22(日) この日も朝から陽射しが強く心を折られてしまう。天気予報を信じて時を待つことに。午前中は自宅でフリーウエイト、久しぶりのボールクランチからデッドリフト60→70→80kg、腹筋ローラー、ダンベルプレス、サイドレイズまで。
 所用を済まして曇り空が陽射しを遮り、海側からわりと強めの風が吹いてきた15時頃ロードへ。放水路折り返しコースを13km走で終了。

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6/16(月)  筋トレ(10)、スイム0.6(10)
17(火)  ブリック エアロバイク28(60)、トレミ5(29)
18(水)  ブリック エアロバイク28(60)、トレミ5(28)
19(木)  ロード7(38)
20(金) 休養
21(土)  ロード10(57)
22(日) 午前 筋トレ(15)、 午後 ロード13(71)
6/16~6/22(km)…S0.6、B56、R40、Re1