2019年9月30日月曜日

トレ☆レポ19.9.24〜9.29

 この週はバタバタだった。それでも振休の火曜、日曜と距離を踏んだ。思い描いた内容とはかけ離れていたけれど。
 また筋トレメニューはさらに一つ追加した。ワンオン、ワンオフを念頭に筋トレだけはそこそこやれていると感じている。
 シティまで残り2週。そろそろどんなペースで走るか決めなければならないのだが…。

☆☆☆ 今週のトレーニング ☆☆☆
目標:フルマラソンを意識しつつ…。
24(火) 夕 筋トレ、ペダル練
25(水) 朝 ロード20km、午後 筋トレ(60)&スイム
26(木) 朝ロード5km
27(金) 夕 筋トレ、ペダル練
28(土) 朝 ロード6km
29(日) ロード32km

【9/29までのトレーニング(km) …Swim4.0  Bike250 Run226

2019年9月24日火曜日

トレ☆レポ19.9.17〜9.23

 新潟シティマラソン、つまりフルマラソンを意識しているのが、頭の中で描く練習がまるで出来ていない。
 今年のレースはシティで最後となるので悪くない結果を望んでいるが、いまの練習内容ではいつも目標にしている3時間半を切ることは難しいと思う。
 完走だけを目的とした出走は僕にとってはあり得ない。レース完走はモチロン、何らかの目標を加えてスタートラインに立つことを信条にして臨んでいるのだが、あくまでもキロ5ペースに拘って、どこまでいけるかを試すか、現状を踏まえペースを下げた時間目標を設定することも検討している。そちらの方が、確実な経験値を得られそうだしね。
 何はともあれ、まだ時間はあるので中長距離走で5分ペース走に挑戦してシティの目標を設定したいと考えている。

☆☆☆ 今週のトレーニング ☆☆☆
目標:フルマラソンを意識しつつ…。
17(火) 朝 ロード少し、夕 筋トレ一式(wt60)、ロード10km、スイム少し
18(水)  ペダル練、夕 ロード8km
19(木) 、20(金) レスト
21(土) 朝 ロード20km、夕 筋トレ一式(60)
22(日) 朝 ロード12km
23(祝) 朝 ロード15km
【9/23までのトレーニング(km) …Swim4.0  Bike230 Run163

2019年9月20日金曜日

1日1食生活 2ヶ月経過について

 7月の中旬からはじめた間欠的ファスティング、1日1食生活は2ヶ月が経過した。
 起床時の体重は70kg台。概ね68~70kg台を推移していてトレーニングの有無でその増減が左右される。
 近頃になってようやく周囲から、もしかして痩せた?と恐る恐る質問されるようになった。見た目に顕れてきたようだ。スタートしてほんの1ヶ月も経過しない間に5kgほど目方は落ちたのだが、見た目に表れてきたのは9月に入った頃からかもしれない。
 そして二の句は決まって、何をして痩せたのかという質問となり、カクカクシカジカ…間欠的ファスティングについて説明すると殆どの方が、
 ゼッタイ無理!出来ない!!と断言をされる。
 そうかなぁ、シンプルで難しくはないけれどなぁ、と返すのだが大抵の場合はこれで話は終わり、特殊な人の特殊な減量手段と思われてしまうようだ。
 誤解を招いてはいけないので記しておくが、毎日どんなときも1日1食を徹底しているのではない。例えば佐渡トライアスロンの前日や前々日は2.5食ぐらい食べたし、レースの当日は朝食を食べ、レース中はもちろん補給をし、レース直後には果物や飲みもので回復に努め、帰りのフェリーでは炭水化物にビール、帰宅後にも軽く食事をした。この日は5.5食分ぐらいはいっているだろう。そんなふうにその日のイベントに応じて、活動エネルギーを補う意識で食事の回数を調整している。
 さて、ここまでのぼくの1日1食生活の要点を3つにまとめる。
  1. 日常生活にて空腹感と共存する感覚を養う。
  2. 中毒性のある食材(筆頭は合成甘味料)を遠ざける。
  3. 1日1度の食事に執着して食欲を満たす。
 ダイエットとは、摂取するエネルギーと活動のそれの収支を赤字にすることである。年齢や体質、その時の身体の調子で食物の吸収の在りようは異なり、すべてが一様に消化吸収され、体の素材の足しに成ったり成らなかったりしながら、僕らの身体を通過していくのかもしれないと考えるようになった。
 老荘のどちらだったかが覚えてないが「我々は生きる管でしかない」と言ったらしいが、確かに人は口から食物を入れ尻から排出する。それは食べ物のことだけではなく思想や哲学がただ出入りしていくだけの虚しさを表現する比喩なのかもしれないのだが、肉体が、思考が、それを欲するタイミングで入れることができるのならば、そう虚しい作業にはならないのではないかと思うのである。
 ファスティングとは、自ずからを満たさないように努めながら、食事が生きる上で無二の喜びであることを知る作業だと、今、ぼくは思う。
 この食生活は継続していくつもりだ。

2019年9月17日火曜日

トレ☆レポ19.9.9〜9.16

 予想通りというか、予定通り業務(仕事)がスケジュールの最優先事項となる。
 深夜業務に休日出動。頭数が少なくなると人に任せていたものが自分に戻ってくる。自らの課題のショートカットは出来ても、他人が関わる、自身ではコントロールできないことについてはそうはいかない。こちらの最大に足して、あちらがどう合わせてくるか。そうだなぁ、例えるならばテニスのラリーみたいなものだろうか。
 敵は常にギリギリの場所をあらん限りの力で狙ってくる。それをねじ伏せるためには、彼らの得意とするいくつかのショットを漫然と打ち返すのではなく、いずれこちらから相手の痛いエリアにボールを叩き込めるように打ち返す必要がある。つまり君らの戦法は我々には通じないのだよと分からせねばならないのだ。
 あれ?なんの話だったかしら。
 なにはともあれ時間をみつけて、筋トレとランに情熱を注ごう。

☆☆☆ 今週のトレーニング ☆☆☆
目標:フルマラソンを意識しつつ…。
9(月)  ロード
10(火) レスト
11(水) 夕 筋トレ、スイム、トレミ
12(木 ロード12km
13(金) 午後 筋トレ、ロード10km
14(土) ロード7km、体調不良にてトレオフ
15(日) アクティブレスト 筋トレ
16(祝) 朝 ロード15km、午後スイム1,200m

【9/16までのトレーニング(km) …Swim4.0  Bike230 Run94

2019年9月9日月曜日

トレ☆レポ19.9.2〜9.8

 さて、佐渡トライアスロンが終わり、次なる大目標は来年4月の宮古島。まだエントリーも始まっていないけれど、絶対に参戦するつもりで身体を作り技術を練る。
 そこで早速、手抜き気味だったスイムの強化を目論む筋トレメニューを今週から追加する。軽量化は正義であるが、筋力増強もまた同じく正義である。
 これで我が筋トレは、デッドリフトからスタートして新メニューの上腕、肩甲骨、背筋系を2種、腹斜筋、ハム、脹脛、クランチ、締めの腹筋と各部位ごとにしっかり刺激をいれていくと40〜50分ぐらいの時間が必要となった。ボリュームにこそ変化は出るだろが基本メニューは変えずに練習に励む。
 また、筋トレ後にスイムに移るわけだが、こちらにも新しく必須メニューを加えることに。とにかくレース直後というのは反省が多く、改善すべき点に焦点があたっているのでそれを活かさねばと考えている。

 最後に、もうひとつ。
 日曜、地元では毎年恒例のお祭りが真っ只中だったが単身サイクリングへ。35℃を超える気温の中で風を切るのはきっと今年最後だろう思ったら、居ても立ってもいられなくなった。
 ボトルに冷たい清水を補給して、走りながらそれを頭から被るのは暑い時期のバイク乗りの最高のオプションだと思う。そしてまた、いちいち向かい風というのも大変に良かった。回復を兼ねたサイクリングで、もう一度この夏を堪能した。

☆☆☆ 今週のトレーニング ☆☆☆
目標:次への目標に向かって。

2(月),3(火) レスト
4(水) 夕 筋トレ新メニュー、スイム少々
5(木 ロード8km、サイクリング
6(金) レスト
7(土) 午後 筋トレ、スイム1,000m、トレミ少し
8(日) 朝 ロード12km、サイクリング

【9/8までのトレーニング(km) …Swim3.0  Bike230 Run46

2019佐渡トライアスロン Bタイプ出場 後編

前回からの続き。
《バイク》
 勢いよくバイクを押しながら乗車ポイントを通過、かっこよくサドルにまたがろうとしたけれど、ペダルに脚を滑らせてしまい一旦停止。いつものように、どっこいしょっとサドルに腰掛けてやんわり発進。一緒に海を泳いできたVESPAPROを背中からやおら取り出し、グイっと一気に吸い込んだ。どうかトラブらないようにと愛機に語りかけながらDHポジションをとる。さぁ、都合3時間半の旅の始まりだ。

 国中平野を突っ切るバイパスを通り両津へ向かう。この辺りではたと追風の恩恵に気付く。アクセルをふかさぬようにペダルを回すも40km近く出てしまう。BPMは出来ているので幾らでもペダルは踏めた。バイク前半はいつもこうだが、こなさねばならない距離を考えると調子にお任せという訳にはいかない。自重を心がけ計画通り補給を摂りながらペダルを踏んだ。
 加茂湖周辺から互いに抜き差しをくり返す選手に、ぼくは追い抜きざまに、25秒ルールでネ!と声を掛けると、サングラス越しに笑顔が浮かぶのが見えた。それを合図に積極的に前へ踏み出した。
 沿道の声援が増える住吉の上り坂、トランジションでご挨拶したミキティーさんを発見。こちらから声を掛けると、すぐさま手を振りながら声援をもらう。

 内海府の印象に残るのは向かい風だ。これまでの経験では追い風が多かったが、今年は逆。それほどキツくはないが油断できない箇所がいくつかあった。アゲインストの風といえば宮古島だが、それと比べると地形に助けられる場所が多かったかもしれない。
 サドルのやや前に位置して、ペダリングはフロント部にチェーンを掛けるよう意識して、足裏が道路と平行のまま、時計方向で2時ぐらいまで踏んだら反対の脚を意識する。右、左、右、左と拍子をとりひたすら繰り返す。今期定着したぼくのペダルイメージに徹して風を凌いだ。

 次にエイド。やはり宮古島との比較になってしまうが、減速してボトルをキャッチするスタイルは消極的に感じたが、安全を考慮する大会の方針に従うまで。ボトルを手渡そうとする彼らボラとの間合いを詰めながら、左手を出してしっかり受ける。これで取り逃がすことはなかった。
 ただし、事前にこちらのリクエストを訪ね、その方が拡声器で前方に伝達するのだが、ほぼ全員が自身の持つボトルを声にしながらこちらに訴えてくる場面があり、こちらとしては戸惑い躊躇してしまう。またエイドをパスするつもりで、おーえーん!とリクエストしたら無反応だった。昨年は、いりませーん!と返したら、おーえーん!のと指令が下り声が飛び交ったものだが…残念である。

 そして小木からバイクフィニッシュまで。
 赤泊辺りからちょいちょいと絡むリレーの選手を目標に小木の坂に臨んだ。坂の前半で余力を残していたら、かの目標がどんどん先へ行ってしまう。あれはまさしく力の差。こちらもそれ以上離されないように、さりとて消耗しては元も子もないので、ほどほどに背中を追いかけた。あれは終盤の励みとなった。
 K合さんお気に入りの喫茶「しまふうみ」の坂を下ってから追い風の恩恵を受ける。オーバーワークは承知だが、宿泊する八幡館までは、そのままいこうと決めてペダルを踏む。その理由は今回のバイクコース変更にあった。
 今回のコース変更は、350号線、八幡館横の佐渡博物館から脇道に入りトランジションを目指すのだが、前日の下見でカーブやクランクが多く、ぼくの技術ではスピードは出せないことがわかっていた。然るに、その残り僅かの距離をランに向けたBPMの調整や補給に充てることにしたのだ。
 バイクフィニッシュ後、ランの支度をしながら時計を確認すると11時38分、あいかわらず計画に対してはビハインドだ。バイクトランジションでT藤さんから応援をもらったので、楽しんでくるよ!と軽く強がりを返し走り出す。

《ラン》
 走り出しはいつもサドルの上とのスピード感のギャップや無風感(暑さ)に、時間がゆっくり進むような錯覚に陥る。自分の息づかいと、アスファルトを踏む足音だけの世界がひろがる。着地の衝撃が下半身のこわばりをほぐし、歩を進めるごとにラン感覚が目覚めてくる。前半はキロ毎のラップを逐一確認する。が、思うようにスピードは上がってこない。というか上げられないので、昨年の轍を踏まぬよう現状キープに徹しチャンスを伺った。

 エイドで氷水をたっぷり含んだスポンジをもらっては身体を冷やす。なんども繰り返しているうちに人間もPCも一緒だと思った。30℃以上の気温は僕が屋外で活動する限界の気温だ。とにかく暑さには弱く脆い。

 畑野地区の坂は、なんども繰り返してしまうが宮古島のランコースと風景が重なった。あそこはこれが幾重にも繰り返されピーク(頂上)へ向かっていくのだが、こちらは往路の前半部が最たる難所という認識で臨むべきだろう。畑野ASの折り返し以降の復路は、下り基調なので前半より楽に感じる。これまで3度走っているのが今回改めて気がついた。

 復路、畑野の信号を右折する際に、眼前の外国人のランナーの抜きざま、「ゴーフォーイット」と声をかけられ、無言で右手を上げて返す。サンキューと言うのもおかしいし、この場合どう返答したら良いものかと中学英語の頭の中を探っていたら、リレー初参加のR子さん、そのしばらく後方にソロ初参加のHさんがやってくるのが見えた。それぞれに声を掛け、次のエイドの氷水に想いを馳せながら脚を前に出した。ただただ暑さを呪い涼風を願った。

 金丸ASで身体を冷やす。ここで残り5km。時計を確認したがよく覚えていない。陽射しに照らされたアスファルトに目をやりながら黙々と前に進むだけだった。
 住宅街へ入ろうとする頃、往路側からぼくの名前を呼ぶH澤さんの声がする。すれ違いざまにバチんと!と元気よくハイタッチ。これも毎年恒例である。ラストに向けて彼女から力を分けてもらう。
 住居地域を抜け、350号線までくればあとは佐和田の市街地を抜けるだけ。ぼくは迷わず力強く脚を前にだした。
 そしてフィニッシュゲートへ。今年も家内と長男が同伴ゴールを決めててくれる。早く早くと急かされながらゲートまでの直線は思い切り駆けた。ゲートの登りで左ハムが攣りそうになりフィニッシュ!ぼくの今年の夏が終わった瞬間だった。

N藤スポーツ撮影

 結局今年も時計目標は達成することはできなかった。ただし、嬉しかったことはピタリ賞かつ、年代別でかろうじて一桁に入ったことだった。今年の率直な感想はずばり「軽量化は正義である」ということだった。では、また来年!(了)

2019年9月3日火曜日

2019佐渡トライアスロン Bタイプ出場 前編

 8/30(金)
 佐渡へ。特別な日は誰もが晴天を望むものだが、それをご存知のはずの神様は、時々こうして相反することをしたがるものだ。
 昨年ほどひどくはないけれど、今年も空はグズついていた。ぼくは相棒の小5♂とマリンシューズを履いて家を出た。全天候に対応するこの水陸両用の履物はとても使い勝手がよい。
 それはそうと子供の成長と共に、父子2人で出かける機会は限られてくるものだが、こと2泊3日のショートトリップとなると、この佐渡トライの機会ぐらいしか見当たらない。そんな掛けがえのない時間の始まりだ。

 ぼくらは競技説明会会場へ訪れる。楽しみのひとつは説明会ホールの出入り口に設けられる選手への応援メッセージだ。今年も家族や職場から応援メッセージを頂く。毎度アイデアを捻ってメッセージを送ってくれる皆へ、せめてものお礼として佐渡のお土産を持ち帰ることが慣わしになっている。

 受付を行い、競技説明会に出席、その後ウェルカムパーティー「島祭り」に参加する。この日やるべきことを済ませ、N藤さんの車でパーティー会場から宿に戻る。2人では広すぎる部屋を持て余しながらこの日は就寝に付いた。

似すぎていて、吹いた。
 8/31日(土)
 相棒の小5♂はキッズトライアスロンに参加。
 練習の姿勢を見ていただけに案の定の結果に終わる。見るべき点はまったくなかったワケではないが、本人よりもぼくの方が落ち込む結果だった。
 海は陸に向かって吹く風と波で荒れていた。沖に出るほど危険性が高まるのは素人目でもわかるほどだ。しかし、そんな中でも子供たちは勇敢に波に向かう。上手にドルフィンで波を縫う子もいて感心した。
 前回のブログにも記したのだが小5♂を発奮させようとは思うが、果たして首尾よくいくかは分からない。すべては彼の意思に基づくものだから。
 キッズクラス上位者やジュニアのレースっぷりを見ていると、ぼくも敵わないぐらい細部を詰めている。レースに一切の妥協が感じられない。諦めもない。彼らの汗はぼくら大人の心を打つ。もしも彼が奮起して練習したからといって、そんな彼らと肩を並べることは容易ではないだろう。物事に傾倒するような執着や拘りがなければ、苦しくとも自信に満ちたレースというのはそうはできないものだ。

 この日の午後、K合さんとH澤さんと合流する。皆で昼食の時間を過した後、ぼくは海練を考えて準備をしていたのだけど、いざ浜辺に立つと、その波の高さと海の濁りっぷりに意気消沈してしまう。さっきこの海を泳いだ小5♂からもやめたらどうかと進言をうける。うん、そうするよ。バイク練で最終調整とすることにした。
 真野を走っていたら鉛色の空の下を羽ばたく朱鷺を発見。思わずその姿を追う。

黄金色の田園に羽ばたく朱鷺

9/1(日)
 AM5時半、相棒を残し単身会場へ。トランジションエリアでは横浜から参戦するチームテチのK池さんご夫婦を発見、はじめましてのサツアイをかましたり、同カテゴリ初参戦のHさんに冷やかし半分に声を掛けたりした。あれこれしながらでもレースの準備ができるようになったことにちょっと満足する。

《スイム》
 スイムCKから。現地に居た方はご存知だろうが、この日の海のコンディションは波風ともにハードモード。ぼくは選手として参加する松田さんの行動に注目する。彼は目標となる沖のコーナーブイに向かって、スーッと真っ直ぐに、事もなく泳ぐ。波を読みヘッドアップするその姿をみて、メダリストの技術だと感じる。
 ぼくら選手にハイタッチしたり労いの言葉を掛けながら、ご自身の掲げる目標に向けて真摯に取り組む姿勢に高い人間性を感じた。(目標の6時間15分内完走を達成、さすがです!)

 スタート1分前。呼吸を整えながらカウントダウン。緊張の中、もう後には引けないと腹を決める時が訪れる。
 号砲と共に海に入る。波が高いので浅瀬はできるだけ歩くことに。昨日のキッズレースでも息子に同じようにアドバイスしたっけ。
 腰辺りまで水に浸ったところで海水に潜る。これが実質のスタートだった。ラッキーなことに、泳ぎ始めからバトルに巻き込まれずに2ストローク1ブレス(以下2S1B)ですんなり入ることが出来た。ただし、ヘッドアップを入れても波が視界を遮ってしまい目標が確認できない。
 そこで先ほど見た松田選手を思い出し、波が来たときに身体を併せてヘッドアップを入れる。付け焼き刃だったがこれが案外上手くいった。今年はOWS練習は殆どやれていなかったけれど、ぼくの練習場はそもそも波が高い場所なので、波にもまれるのは慣れている。そういうことがアドバンテージになっているのかもしれないと思った。ただし、酔い止め薬を飲んでいなければ即座にノックアウトされてしまうけれど。

 沖に浮かぶ2つ目のブイを折れてからの方が、他の選手の方と接触することが多かった。下半身を下げられるとスピードが落ちる。それに少しイライラしてしまったが、右手に見えるコースロープを頼りにスイムフィニッシュを目指した。
 浅瀬に辿り着くとすぐに立ち上がった。たいして上手くはないけれど足抜きをして、僅かでも早くスイムアップしようと駆けた。CKポイント通過で時計を確認すると44分台、想定はしていたが4分のビハインドとなった。(スイムアップ 44分17秒)。(続く)