2014年2月28日金曜日

'14.2月のこと。

今月は冬季ソチオリンピックを抜きにして語れない、と言いたいところだけれど、それより先に位置するのは、やっぱりいわきサンシャインのDNSだ。大会中止が発表された直後、朝陽の差し込むホテルの部屋でIさんとスピッリトZさんとぼくで生温いビールで乾杯したことは、きっと忘れることのできない想い出だ。ぼくが逝くまえにみる走馬灯のワンシーンに織り込まれることは間違いないだろう。
そしてソチ。冬季オリンピックをこれほどまでに興奮して観たのは初めてのことだった。
競技を観戦していて改めて認識したのは、緊張と恐怖に囚われてはいけないということだ。一流のアスリートでさえ、それらに囚われると本来のパフォーマンスを発揮することが出来なくなってしまう。逆に最高の舞台を楽しもうという気持ちで臨み、興奮しつつも冷静かつリラックスした状態で全てを出し切るケースもある。また体調など一抹の不安を抱えていても仲間の励ましや声援で気持ちを強く持ち、不安を払拭するパフォーマンスを見せた選手もいた。
改めて想う。心と体は繋がっている。
此度のオリンピックは競技後の選手の万感の想いの詰まったコメントからぼくは多くを学び、共感するところがあった。

さて。今月は今年設定した月間走行距離250kmをやっと達成した。下旬に固め走り出来たのが達成の要因だ。平日に走る時間をしっかり取ったのが大きい。
そして3月ははなももだ。今度こそ走る。

2/28までの走行距離…254km
3/1までの走行距離…スイム1.5km ラン10km

2014年2月27日木曜日

糖質制限ダイエット3ヶ月。

久々に糖質制限のことに触れてみようと思う。
昨年11月の末から所謂「スタンダード糖質制限」を実行している。年末年始にかけ、酒の席やら何やらで多少苦戦を強いられたけれど、炭水化物抜きを実行できている。2月にはいわきサンシャインの前にカーボローディングとして開催3日前から、ごく一般的な食生活に戻したけれど以降はスタンダード糖質制限の生活を続けている。但し、アルコールの誘惑に連戦連敗を喫しているせいで、体重は71〜74kgとこちらが見ていてもハラハラするほど日々変化している。簡単に述べると糖質制限生活に入った頃と体重は変わっていない。3ヶ月たってこんなに減りました!というようなことはないので悪しからず。

さて、ここからが今回の本題です。
「ドクター江部の糖尿病徒然日記」で下の記事(抜粋)を見つけた。

『どかっと糖質を摂取すると血糖値が上昇して、インスリンが大量に追加分泌されるので、血糖値は下がりますが、運動も続けているのでしばらくすると血糖が下がり過ぎて、やや低血糖気味になり、激しい空腹感が生じると考えられます』
(抜粋1)

記事を読み、先週のトレーニングの出来事を思い出した。
その日、体育館30km走(156周)を目指し意気込んで走っていた。キロ5分に近いのイーブンペースで調子よく進み、決して楽ではなかったけれど目論みに不安はなかった。
約半分を過ぎたあたりで糖質ジェルを口にした。そして100周を過ぎたあたり、それはジェル補給の20分後ぐらいのことだったと思う。瞬く間に猛烈な空腹感に襲われ、身体が怠くなった。ハンガーノックかと思ったけれどちょっと違う。ペースを落として暫く様子をみたが、倦怠感が伴い110周で終了。強い空腹感は相変わらずで、いっそのこと手早くファストフードでもと迷いに迷ったけれど、帰宅していつもの糖質制限の昼食を摂った。実はそれでモノ足らずに小さめのリンゴを一つ食べた。空腹感の方はそれで収まったが、今度は抗いようのない睡魔に襲われて、小一時間ほど眠ったのだった。

こんなことは今までに数回経験がある。糖質制限を始める前からも。スタミナ切れからくるものかと思い込んでいたが、抜粋の記事から推察すると、どうやらすべてがそうとは言い切れないようだ。ジョグ途中で少し早めの補給を試みて、逆に強い空腹を感じて走ることへの集中を欠く。そういったことは何度かあったとように思い起こされる。

『糖質を一定量以上摂取すれば、ブドウ糖システムが活性化してしまい、筋肉中のグリコーゲンも燃やすようになり、結果筋肉中のグリコーゲンが枯渇すれば、筋肉の収縮は困難となり動けなくなります。
 糖質摂取を最低限に止めることで、脂肪酸-ケトン体のエネルギーシステムが働き続けることとなり、その結果筋肉中のグリコーゲンが節約できることになります』
(抜粋※2)

フルマラソンにおけるエネルギーの枯渇は必ずやって来る。その日の体調に左右されるのは仕方ないが、それを最小の振幅の中に収めコントロールすることができれば、もっと楽に走れる可能性があるのではないか。脂肪酸ーケトン体のエネルギーシステムを確立させ、フルに臨む3日ぐらい前からカーボローディングして筋肉や肝臓にグリコーゲンを蓄え、走力に惜しみなく使うことができれば…安易かもしれないがワクワクする話だ。

現状は20km以上の距離走では、走る直前の食事で一定量の炭水化物を摂ることにしているし、走る際は補給食を必ず携帯している。また炭水化物を摂らないでトレーニングするケースについては、時間の違いはあるけれど概ね30分ほど走り続けると身体が怠くなり、意識も少しボーッとするのだけれど、5分程我慢するとそれらの症状は全くなくなり、身体が軽くさえ感じられるのだ。今月に入ってからのトレーニングでは毎回そんな感じだ。糖質制限をしているので、動き始めの30分で血液やら筋肉のグリコーゲンを使い切り、その後に脂肪酸ーケトン体エネルギーに切り替わると勝手に思っているのだが、果たしてどうなのだろうか?

「糖質制限」という生活仕様は、糖質を最低限(20g)に抑え、普段の生活で脂肪酸ーケトン体のエネルギーシステムで活動することを指している。スタミナに自信のないぼくは、脂肪酸ーケトン体のシステムが働きやすい体質をつくることを期待している。一流のスポーツ選手のエネルギーの使い方として、グリコーゲンを必要としない有酸素運動では、一定強度内においてケトン体をエネルギーとしているという報告もあるそうだ。彼らはトレーニングで脂肪酸ーケトン体のエネルギーシステムを手中に収めているのだ。

いずれにせよ、何が近道なのかわからない。自分が信じた方法で体質改善に取り組んで行こうと思っている。一石二鳥の糖質制限ライフはこれからも研究しながら続けていく。長距離走補給食の取り方については、量や回数を工夫をしてみる必要があるだろう。


生活
支障はない。今年1月には人間ドックにも行った。懸案事項の腸の具合については納豆とメカブのコンビネーションで解決。トレーニング後は動物性タンパク質、鉄分を摂るように心がけている。気をつけなければならないのは、ご褒美の激ウマ某ヨーグルト、マティーニとギムレット。

トレーニング
上記の通り。トレ時の体調の変化には十分に気をつける。

今朝の体重
73.6kg。体重はいわき以降高めをキープ。めちゃくちゃ変動する。はなももまで、もっと落としておかないとカーボローディングした時が怖い。前回のいわきでカーボローディングしたらすぐに2kgぐらい戻ったので。

2014年2月21日金曜日

はなももに向けて2

2/23(日)東京マラソンが開催された。走友会からはファイターズさんが参戦。キロ4分半で東京を駆け抜けた。彼の並ならぬ練習内容から繰り出されるラップにぼくらは惜しみのない声援を送った。来年こそは!と想う一人としては東京の全てが別格に映った。最高の舞台の一つであることは疑いようがない。

先週は周囲のアスリート達からの練習レポートが目立った。比較すべきではないのだろうけれど練習の質量共に劣るぼくにはとても輝いていて眩しかった。それらの感嘆、称賛すべき内容に、ぼく自身のことを省みるとただ途方に暮れるばかりだった。「はなもも」まで3週間を切ったというのに。
 
ギアを一つ入れた水曜日から、今日を含めて休みなく走り続けることができている。先ほど記したように、モチベーション維持は周囲からの刺激によるところが大きい。共通のジャンルでおのおの目標を持った者の交流の賜物だ。
 
練習はもっぱら体育館ギャラリー走とご近所走だ。雪のないお陰で外を走れるのが嬉しい。体育館の場合はビルドアップ、ご近所ランはジョグで内容に変化をつけることができる。そして今週から朝練を再開出来そうな状況だ。このままいく。

2/24までの走行距離…217km。

2014年2月19日水曜日

はなももに向けて!

関東地域の記録的な降雪を受け、ぼくは幾つかの予想だにしない出来事に見舞われるている。いわきサンシャインのDNSだけでなかった。他人事ではなく自分事として振りかかってくる。用心深く生きているつもりだが(笑)自然の力のまえにはあまりにも無力だ。抗うことが虚しくなる。今週も油断できない気圧配置だけれども備えあれば憂なし。打てる手は打っておこうと思う。

今朝、改札を通過し、窓の外を見ると空が晴れていた。その空の色に誘われるように駅のプロムナードを歩くことにした。気分がとてもいい。身が引き締まる寒さのなかを信号待ちをしていたら、目の前を颯爽と青いクロスバイクが駆け抜けていった。それとなく目で追いかけると…まさかのスピリットZさん?背中に向かって声をかけ、振り向いたのは正真正銘、彼だった。挨拶をかわす。Zさん、今日に限っていつもより出勤時間が少し遅いらしい。Zさんは隙あらばトレーニングに時間を費やすタイプ。少なくともぼくのなかでは尊敬すべきブレないキャラクターとして確立している。
一方のぼくはといえば、相変わらずそこそこトレーニングし、お酒を楽しんだりしている。先週の日曜はスキーをして、とても楽しかったので、この週末も出掛けたいなぁなんて考えている。
いわきのDNS以降、息抜きしっぱなしなのだ。つまりこの朝の出会いは天啓、シンクロニシティなのだ。トレーニングの神様が降臨し、頃合いが来たことを知らせているのだ。
モチベーションのギアを入れよう。そして、まずはブログの更新からスタートだ。


2/18までの走行距離…122km

2014年2月9日日曜日

第5回いわきサンシャインマラソン

第5回いわきサンシャインマラソンは20数年ぶりの大雪に見舞われて中止になった。マラソンが中止になることは珍しい。前泊でいわきに入っていた我々にとっては泣くに泣けない事態となったが天候相手では致し方ない。
いつだって思いがけないことが起こるし、事が思い通りに運ばないから次に臨むのだ。

現在の小名浜は太陽がはっきりと姿を現し、陽光が雪に反射して街全体が白く輝いているようだ。ぼくらが泊まっているオーシャンビューホテルの一室からは、太平洋の規則正しい白い波頭と海辺に降り積もる雪が地形のコントラストを溶かしている。
それは悪くない光景だ。
部屋のテレビはソチのモーグルの実況を繰り返している。
気持ちを切り替えるには充分なシュチュエーションだ。
次は古河3/16。
…そう言えば昨年の初戦もDNSだったな(笑)

2/9までの走行距離…43km。

2014年2月4日火曜日

いわきまであと数日。

いわきサンシャインマラソンが迫ってきた。あと数日。僕にとって5度目のフルマラソンだ。
思い起こせば初フルは制限時間内に完走することが最大の目標だった。2走目は4時間以内の完走を目指した。昨年秋の新潟と大阪マラソンは中一週の出走間隔だったけれど大阪で自己ベストを更新した。その興奮冷めやらぬまま、この冬のフル出走計画を立てたのだった。
多くの経験を重ねていくと緊張感を失いがちになるけれど、そうならないよう心がけなければならない。体調管理については、おおよそ1週間前からカフェインとアルコールを少しずつ身の回りから遠ざけて、レース3日前には完全に断つことにしている。練習量も調整程度の内容にとどめる。レースペースを数キロ走る程度だ。それから当日の格好やら身の周りのもの、補給アイテムなんかはいくらか早めに準備することにしている。
そして、もっとも大切なこと。
当日のレースシュミレーションを描く。笑顔でゴールテープを切るための逆算シュミレーションだ。走友会の諸先輩方のアドバイスを総合的に集約するとこれに尽きる。
地点ごとの時計の目標を決めるのはもちろん各エイド、補給のタイミングなど、自身の経験と重ね合わせながら妄想する(笑)。苦しいとか辛いといったネガティヴな想像は一切排除する。グーグルビューを見ながらやると、更にモチベーションは上がる。こんなことをレース前に、一通りやっておく。
先週末の追い切りで体調は昨年秋頃に近いと思う。スタミナ面で糖質制限の影響がどれぐらい出るか不安はあるけれどもカーボローデでカバーするつもり。
5分/kmペースでどこまでやれるかだ。30km通過で2時間半なら面白いんじゃないかなぁと考えている。

2/4までの走行距離…27km。