2018年7月31日火曜日

オレタチの佐渡 7月編

7/28(土)
 始発のフェリーで佐渡両津港に到着。
「この日が待ち遠しくて仕方なかったって表情(かお)をしているね〜」と、荷物を受け取りに来てくれたTさんに、開口一番言われる。
 うん、確かに。それは間違いじゃない。
 今回こそ頭を空っぽにして目一杯遊ぶつもりだったので、それが表情に表れていても不思議ではない。

 早速、サドルに跨った。僕のバッグを肩にかけたTさんに「いってきまーす」と手を挙げる。
 いつものように小佐渡へ向かう。通行止が解除された佐渡一周線で水津を抜けて、小木までトレースし、350号線を使って真野、河原田を通って相川へ向かう。
 千種(ちぐさ)のTさん宅には遅くとも14時には着けるだろう。

 久々に走る水津までは、欠落した記憶の補填という点では多いに役立った。ただこの辺りでは始終、台風12号の影響だろうか、向かい風に悩まされる。
 自身のコンディションはともかく、自然が舞台の競技は思うようにならないことが少なくない。その状況を上手く対処して、その後のパフォーマンスに繋げるというのはトライアスロンの醍醐味の一つだと僕は思っている。
 のっけから体力を消耗した感はあったが水津以降、岩首、松ヶ崎、多田、赤泊、小木と軽快にペダルを回すことができた。陽差しが曇り空に遮られていたのも助かった。水分の補給は一定の時間を決めてこまめに摂った。ぶっかけ水を含めてボトル3本を持参したのだが、河原田までは保ちそうにはない。

 小木、上りのピークを通過した頃、恐る恐るAveを確認すると30km/hをキープしていた。上り坂の捌きが相変わらずよろしくないので、本番まではもう少し上手く登れるよう練習が必要だと思ったし、前回もそうだったがこの辺りは陽射しが強い。気のせいかな。いずれにせよ余力を持って小木を臨むことが肝要である。

 大きな観光看板のそばにあるパーキング、赤い自販機の横でサポートカーがハザードを出し、2人のバイカーが補給をしている。僕も飲み物が底をつきそうだったので立ち寄ろうと思ったが、止まるのが億劫だったのでパス。バイカーに会釈して通過した。そこからほどなく補給は尽きてしまい、さらに真野へ近くにつれて向かい風が強まってくる。弱り目に祟り目だった。虎の子のアミノ酸ジェルを喉に流し込んでペダルを踏む。

 真野のスーパーマーケットにピットイン。時間はお昼近くになっており、獰猛な陽差しと気温に、相川行きを端折ってしまおうとも考えたが、冷たい飲みものをとったら元気が出た。サドルに跨ると気持は河原田、佐渡トラのスタート地点を目指していた。

 追風に乗って佐和田海水浴場から二見、長手岬を抜けて相川へ。そこから山手に入り登坂、31号線から佐和田を目指した。覚悟はしていたが再び強烈な向かい風の中、Tさん宅に到着したのは14時に近かった。
 もう何度も似たようなルートを走っているが、佐渡のバイク練習は別格だ。次回練習で訪れるなら、グッとと距離を伸ばし独りロングライドを決めたい。

 そして、間髪入れずにTさんと一緒に、アルカヤック(2人乗りシーカヤック)で遊ぶべく、彼の運転する車で海岸を目指した。バイクに跨っていた頃より、ずっと空は晴れ渡り、強い熱を持った太陽が姿を見せている。佐和田の海水浴場も悪くないのだが、透明度という点においては、やはり外海府が抜きん出ている。サドルに跨りながら、海の様子をチラチラ伺っていたので、僕から夫婦岩付近で遊ぼうと提案をする。
 Tさんがカヤックの組み立てに悪戦苦闘しているのを尻目に、待ちきれない僕は群青の海に飛び込む。なんちゃってスイム練スタート。海水は透明であたりが良く見える。小魚もチラホラ見えて気分が上がる。地元の島見浜を思うと、もうあそこでは泳ぎたくないと思わせる海中の光景が広がっている。


 アルカヤックは文句なく楽しかった。あちらこちらの沖磯を目指して2人でカヤックを漕ぐ。操作はむずかしくないし、二人乗りなのでどちらかが休んでいても良いものだから、後部座席の僕は大いに怠けることができた。ずっと笑っていたかもしれない。
 小一時間ほど遊んだあと、もう一度スイム練。ここでならずっと泳いでいられそうだった。
 陽焼け止めを塗らなかった背中には、この刻印が真っ赤に刻まれるのであった。


 7/29(日)
  朝5:30分。前日のさまざまな疲労が抜けきらない身体を、無理やり寝床から引き離しランへ。涼しいうちに走っておこうと、片手にはドリンクを詰めたボトルを持って、Tさんの家から見える金北山方面を目指す。
 山のてっぺんには、地元の人々がガメラレーダー(?)と呼ぶ白い建造物がひょっこりと顔を出している。
 青空にくっきりと浮かび上がる緑の金北山は壮大だ。里山の田圃道をひたすら山に向かっていると、早くから農作業に従事する地元の方の姿がチラホラ見える。田んぼの水路には、音を立て勢いよく水が絶えず流れている。他に聞こえてくるのは鳥の鳴き声ぐらい。自然の奏でる音に囲まれ、陽射しを避けながら山間の道を進む。
 先にはダムがあり、向こうからジョガー1人がやってきた。僕らは軽く挨拶を交わし、それぞれの方向を目指す。眼前には蛇行する急な上り坂が現れて、こっちへおいでと手招きしている。ガメラレーダーまで行くつもりないが興味本位で坂を登る事にした。
 まぁこれが辛い。歩く方が速いんじゃないかぐらいのスピードになり、ボトルも空っぽになってしまった。途中の木々の合間、上手い具合に山頂のレーダーの見える場所まで進んで、建物を仰ぎみて踵を返すことにした。
 13kmちょっとの早朝の金北山ランとなった。あのゲキ坂はマジヤバイが、もしかしたらいつか・・・。

 午前8:30過ぎ。Tさんとバイクで出発。サイクリング程度ねー、と言われても、こっちの脚は勝手に廻っちゃう。
 カンカン照りの陽の下、両津に向けて大佐渡線を通り、加茂湖周辺をぐるりまわり、加茂湖でちょっとした探し物をしたことは無かったことにして、僕的に恒例となったフルーツ削りで身体を冷やし、最後は追風の余力を借ってローテーションしながら千種へ帰路に付く。

 7月の「オレタチの佐渡」はこれにて終了。夕方のフェリー、2等席は横になれないぐらいの混雑だった。さて、次は・・・。

【佐渡2日間の練習 スイム?? カヤック?? バイク160km ラン13km】

2018年7月27日金曜日

トレ☆レポ 18.7.22〜7.27

7/22(日)
 早朝ランニングの後、小学校の古紙回収を挟み、今週も荒波に揉まれるべく島見浜へ。
 サマーブリーズ。塩気を含んだぬるい風が海から吹いていた。海は群青、白波が立っている。近くの港で音楽フェスが開催されているようで、微かにバスドラの音がする。
 砂浜から伸びる防潮堤の中腹、僕は彼方に並びそびえる石油備蓄タンクへ向かって海へ飛び込んだ。沖からの風が追い風になって、波に流されながらも難なく目指す防潮堤に到達。すんなりタッチを決める。
 引き返す。今度は潮の流れと風に逆らって泳がなければならない。これが大変。ブレスのタイミングが波の波長と同期すれば問題ないが、タイミングが悪いと塩辛い海水が容赦なく口に入ってくる。どちらかと言えばバッドタイミングの方が多かった。弱り目に祟り目、そこに潮の流れで浜の方へと押し流され、目標とする進路から遠ざかるばかり。
 浅瀬は波の影響が大きく、そこから遠ざかろうと沖へ向かおうとすると、波にぶつかって進むのに容易でない。また離岸流と潮の流れが交差するポイントは最悪で、水中で体のバランスが乱れ不自然な格好になるのがわかる。
 ヘッドアップにブレス、そして進路修正と、もっている全てのスキルを投入する。
 往復26分。今期もっともタフなOWS練習になる。経験したことのない自然の海の一面を、また少しだけ知ったような気がした。

 浜辺を歩いていると監視小屋から僕を眺めていたおじさんらに声を掛けられ、二言三言、言葉を交わす。一緒に居た妻から、私以外にあなたを観ていた人がいて良かったネ、と言われた。

7/25(水)
 帰宅後、この日は1,000mインターバル練をやることに。それはシューズを履いてから思いつたことで、本当のところはトレを休んで、涼しいリビングで映画でも観ようかと考えていたのだが、昨夜プール帰りに見かけた、スピード感たっぷりのランナーさんの背中を想い出すと、僕の心に青い炎がチロチロと灯るのだった。
 1kmだけなら、まぁなんとか出来るだろ。全力かと言われると?だが、自分なりにハァゼィを3本やって終了。
 日暮れが早くなっているなぁと空を仰ぎ見ながら、全力を出し切るようなトレを重ねばと思った。漫然と走るのではなくメリハリをつけること。せめて今期はトレーニングの模索の機会として、今後につなげられるようにしたい。
 ちなみに。その深夜、両足の脹脛が攣り目が覚めた。両足というのは、なかなかナイ…。

7/26(木)
 前日のインターバル走からこの日はペース走。目標4:30/kmと思いジョグから目標値へ。するとタッチさんが反対方向から走ってくるのが見えてご挨拶。そのまますれ違うのかと思いきや、タッチさん踵を返し並走することに。
 今日はペースが速いですねーと、こともなく話しかけてくる。オッ、これは良い機会と思いながらペースキープ。けれどペースを上げた2km過ぎあたりから、保たなくなる感じになり、結局3kmでリカバリ走・・・。
 僕の力はこんなもの。尻尾を巻いて帰路に着いた。
 タッチさん、ありがとうございました。

※ ※ ※ ※ ※  今週のトレーニング  ※ ※ ※ ※ ※
22(日)ロード10km & OWS in島見浜
23(月)夕方ロード10km
24(火)ペダル練  夕方スイム適当
25(水)ペダル練  夕方ロード7km 1,000mインターバル3本
26(木)ペダル練  夕方ロード5km
27(金)夕方 ロード6km

【7/27までのトレーニング(km) …Swim8.7   Bike200  Run197】

2018年7月23日月曜日

トレ☆レポ 18.7.17〜7.21

 夏は汗の処理との闘いだ。
 例えば走り終えて早々にシャワーを浴びても、そう簡単に汗は引いてくれなかったが、今年は「ロート製薬オキシースプレー」で発汗の処理に対応できるようになり、スポーツのあとはすこぶる爽快、意味もなくダラダラと汗をかき続けることがなくなった。が一方で、滴り落ちる汗を十二分に吸ったシューズの処理についてはままならず、この夏の汗との闘いはまだまだ終わらない。

 さて、いささか唐突であるが、目下ランニングで意識していることを文言に落としてみる。
①土踏まずを重心の真下に落とし、膝から下は力を抜いて、足のひらで地面にスタンプを押すイメージで小気味良く着地する。
②軽くワキを閉め、肩甲骨から腕を振る(僕の場合は横ぶりになる)。この時の上半身の使い方を研究中。
③余力があれば、脚を引き上げる際のお尻や腹筋の筋肉の動きを意識する。

 このところ暑さに負けて、スピード練習が全くできていない。ハァゼィするのが億劫で仕方がない。せめてフォームに意識を傾けながらと思いながらやっているのだが…。

※ ※ ※ ※ ※  今週のトレーニング  ※ ※ ※ ※ ※

17(火)朝ペダル練 夜レスト(食事会)
18(水)ロード10km
19(木)朝ペダル練 & 夕方ロード10km
20(金)夕方ロード10km
21(土)朝ロード11km & スイム1,500m & バイク

【7/21までのトレーニング(km) …Swim6.2 Bike160 Run169】

2018年7月18日水曜日

トレ☆レポ 7.14~15 3連休のトレーニングのこと

7/14(土)
 深夜、とある作業現場へ赴き、熟練工の腕の確かさに舌を巻きながら夜明けを迎える。ひと区切り付いたところで現場を離れ、僕は西海岸公園へと車を走らせる。
 久々の島ラン。公園からのスタートで関屋分水を渡り、小針浜で折り返し、関分左岸から本川大橋、やすらぎ提、みなとぴあに辿り着く。
 寝不足もあって15kmあたりで頭がくらくらした。軽い熱中症かな。臨機応変に対応することもトレーニングの一環とし、入船町のコンビニでクールダウンする。
 再び走り出し、窪田町から海岸端をトレースして、旧二葉中から松林に入りスタートした駐車場へ戻る。ペースは戻らなかったけれど諦めずに走り切る。
 本来ならばそのまま屋外プールでスイム練と考えていたが、開館まで時間を持て余しそうだったので帰路につく。結局この後、仮眠を取れないまま、気だるい一日を過した。



7/15(日)
 この日はマラニック。妻と吉田駅に降り立った。計画では巻駅からスタートして、弥彦経由で寺泊へ向かおうと考えていたが、天候を勘案し、吉田からのスタートとした。
 道路に聳え立つ弥彦神社大鳥居を抜け、眼前の弥彦を眺めながらのスロージョグ。気温はとっくに30℃を越えて汗だくだ。それでも初めて経験するコースは気分が上がる。目に飛び込んでくるすべてのものが新鮮に映る。
 こまめに水分補給と休憩を入れ難なく目的地の寺泊港に到着。海の向こう側には、おぼろげながら佐渡ヶ島の姿が浮かび上がり、熱を持った身体には熱い温泉よりも冷たいシャワーが心地よかった。
 帰路はJR各駅停車の旅。クーラーの効いた車両の大きな車窓から、缶ビール片手に外を眺める。ほどよい疲労とアルコール、それに列車の小気味良い揺れにすぐに居眠りをしてしまう。穏やかな時も、楽しい時間と同じぐらい、あっという間に過ぎてしまうのだった。

 7/16(月)
  最終日はバイク練と決めていた。前日の就寝前に準備を終え、心配事がなかったわけではないが、まぁ大丈夫でしょと、自分に言い聞かせ床に就く。

 翌AM4:30自宅を出る。
 清々しい朝の空気の中を気持ちよくペダルを回す。しかし気候とは裏腹に、立ち上がりしばらくしてもスピードに乗れない。・・・まさか、嫌だな。今日は調子が良くないのかな?
 交差点で停車して前輪の空気圧を確認すると・・・。はいダメ、スローパンクです。自分で修理したチューブを履いていること、これが心配事だったのだけれど、空気が抜けてしまっている。前日から自分に大丈夫と言い聞かせていたことが、大丈夫ではなかった・・・。
 その場で修理する気になれなかったので、Uターンして自宅でチューブを交換する。


 仕切り直し。気持ちを切り替えて再び出発。向かったのは南部線。実に2年ぶりだ。ピーク付近で一息入れ、来た道を戻ろうとサドルに跨ったけれど、時間はたっぷりあるので、内の倉ダムへ向かうことに。内の倉まで抜けるのは2度目になるけれど、最初はいつのことだったかはっきりとは思い出せない。
  一瀉千里で下り内の倉ダムへ出る。そこからは出しの風に下り坂と、最強の味方を付けて290号線までDHポジションでスーイスイ。気温が上昇する直前、気持ち良いバイク練となった。

 続いてOWS in島見浜。後見の妻とツバキの2人と1匹で出かける。子供たちに声を掛けるが、外は暑いからと一蹴された。
 午前の島見浜は見たことのないほどの家族連れでにぎわっていた。波は30センチ、海から風が少し吹いている。
 アップは防潮堤から防潮堤の間を1往復。目測だが500mはないと思う。そして、この日は防潮堤を一つ飛ばして、もうひとつ向こう側にある防潮堤の往復を試みた。距離にして往復で1,200mあるかな?という感じ。うーん・・・ないかな?

 浜から離れると波のうねりを感じた。海面が盛り上がり、進行方向の視界を塞ぐ。いつかの佐渡トラやOWSで経験したヤツだ。
 2ストローク1ブレス、ヘッドアップして次にブレス。方向を確認、修正をしながらお世辞にはきれいとは言えない黄土色の海面を進む。ブレスのたびに目端に入る陽射しが眩しくてクリアレンズのゴーグルを呪う。
 時間経過と共に海面が盛り上がるように波立ち、海面をしっかり掻かないと波に翻弄されそうになる。波に煽られるたびに焦る気持ちが顔を出すのだけれど、ブレスの度に浜辺が視界に入りなんとなく安心する。
 テトラポット群の先端を通過するとき、そこで羽根を休めるカモメらが、微動だにせずこちらをジッと見ているような気がした。
 浜に上がると拡声器からアナウンスが流れた。
 ー風が出てきたので沖には出ないようにと。
 泳ぎ始める前よりも波は高さを増し、その間隔は狭くなっているようだった。
 この日は波酔いせずに泳ぎきることが出来た。やはりシーズン中に最低2度は酔わないと耐性が付かないのかもしれない。

 帰宅後、息子のバイク練に付き合う。1周5km程度のコースで一緒に走った。最初は僕が先頭、ついで彼を先頭に2周。彼は向かい風に大苦戦。何を目的に練習したらいいのか見当が付かないが、もう少し慣れたらタイムトライアルでもやってみようと考えている。もちろん安全な場所で。

【7/16までのトレーニング(km) …Swim4.7 Bike130 Run128】

2018年7月17日火曜日

トレ☆レポ 18.7.8〜7.13

今回も日記風で。
7/8(日)
 早朝からOWS練を目的に島見浜へ向うつもりだった。けれど西日本、中部地方に記録的な降雨をもたらした雲なのか、前夜に発表された予報に反して雨雲の滞在は長い。
 お供には妻とツバキ、今回は息子を加えて、ナンチッテ家族サービスの格好だったので雨はよろしくない。僕らは空とにらめっこしながら雨の上がるのを待った。

 午前9時、現地に赴く。高さ1.5mぐらいの白波が浜へ打ち寄せていた。砂浜から見ると波の勢いに思わずたじろいでしまうが、防潮堤の先は海面がうねる程度に見えた。脆弱な三半規管の僕には少しイヤな予感がする。
 防潮堤から防潮堤の間を、砂浜と平行にクロールする。行く手の堤にはちょうど良い目標物を見つけられない。堤の特徴のある箇所を目印にヘッドアップを入れる。
 海中がうねり、身体がゆら~り揺さぶられる。僕は海面を漂う木片の如く、波に翻弄される。進行方向が浜の方になる度に、その流れに逆らうように沖へと進路を修正する。テトラポットの積み上げられた防潮堤の先端に近づくにつれ、今度は沖の方へと流される。離岸流なのだろう。目標の防潮堤までが遠く感じた・・・。

 ウエットに身を包み、懸命にクロールをする自分がそこそこ逞しく、それでいてどこか滑稽に感じられた。そんな刹那の感触が、いい具合に僕の自尊心をくすぐり、生きる証に繋がっていくのかも、と泳ぎながら思った。
 そんなふうに別のことを考えながら気を紛らわせようと思ったが、やっぱり波には抗えない。ひどく酔ってしまう。2往復で終了。

※ ※ ※ ※ ※  今週のトレーニング  ※ ※ ※ ※ ※

8(日)早朝OWS
   pmロード12km 気温が急上昇。段々辛くなる。以降は体調下降気味。
9(月)朝ペダル練
   夕方ロード8km 息子に励まされ走る。ダルダル~。
10(火)朝ペダル練&夕方もペダル練
11(水)レスト
12(木)朝ペダル練,夕方ロード10km シャワーラン。
13(金)朝ペダル練,夕方ロード10km

【7/13までのトレーニング(km) …Swim4.2 Bike050 Run092】

2018年7月9日月曜日

トレ☆レポ 18.7.1〜7.7

 7/1(日)
 妻とツバキ、2人と1匹でOWSの出来る場所を求めて車を走らせる。2年ほど前、町内会の地引網で訪れた記憶を頼りに、海風に長い間晒され、色褪せてしまったような民家の並ぶ住宅街の小道から砂浜に辿り着いた。
 午前6時、ウエットスーツを纏い海へ。ちょうど背の高さぐらいの深さの場所で防潮堤から防潮提を往復する。
 堤には釣り人の姿がチラホラみえる。進行方向の目印に彼らは都合よく、それぞれの防潮堤の釣り人を目印に泳ぐ。
 2ストロークしてブレス。1ストローク、ヘッドアップ、1ストブレス、1ストブレス、2ストブレス、1ストヘッドアップ・・・大体こんな感じで水を掻く。
 スイムの改善点としては、2ストロークの割合を増やすことに主眼を置いている。技術の細かい部分を磨くことも忘れてはいないが、大幅なタイム短縮はコレに尽きるのでないだろうか。
  気分よく、気持ち良く、それでいてしっかり泳いだ。別な防潮堤を目指したり、浅瀬でツバキを泳がせて遊んでみたり、陽射しが段々と強まる空の下、まるでリゾートの海岸にでも居るように楽しく身体を動かした。これこそが至福の時間。まぁ島見浜だけどネ。

 帰宅後、ウエットを片付けてランの支度をする。もう、どうしようもないぐらい外の空気は熱していた。これには抗いようがない。日陰に木陰、少しでも気温の低いところを見つけて走る。近所の桜並木道を何度も行ったりきたりしながら適当なところで切り上げて帰宅した。

 早い時間にトレーニングが終わったので、予定していた「ハン・ソロ」を観に息子君と電車に乗る。
 目指すシアターの周辺では炎天下に関わらずフリマを開催していた。ここで息子君「五十市(ごっとういち)みたいだなー」そう、これは確かに市場なのだ。
  僕らの地元で開かれる、5と10の付く日に開かれる市のことを指しているのだ。まぁ君の良く知っている方にはこちらのようなDJブースなんてモノはないけれど、本質的には同じだ。このとき、もっともっと息子君を外に連れ出さねばと心が、親心が動いた。

 シアターは閑散としていたが、そんなことは全く関係なく十二分に興奮し楽しむことが出来た。主役のオールデン=エアエンライクがヤングハリソンにみえてくる。まさかこれ、手を加えて(CG加工して)ないよね?とちょっと疑わしく思いながらも第2弾を期待したい。

7/5(木)
 帰宅後、天王まつりへ。お目当てはお祭りの屋台。小雨降る現地に到着した僕らが目の当たりにしたものは…。
 …やってない。屋台の立つあたりに、電気を供給していたらしい電源線が雨にしょぼ濡れている。
 屋台は初日だけなのだろうか。初めて訪れた3年前、地元では見掛けない「たこせん」やら、ちょっと変わったお好み焼きを出している屋台を見つけ、子供の頃どんなイベントより興奮した、お祭り屋台の特別感を想い出させてくれたことが忘れられない。
 来年は初日に訪れることにしよう。

 後半はトレと関係ないが備忘録として記す。

※ ※ ※ ※ ※  今週のトレーニング  ※ ※ ※ ※ ※

1(日)早朝OWS 島見浜。4往復ぐらい。距離不明。
   AMロード12km 日陰と水場を求めて。
   PMスイム 遊水館ゲキ混みでDNF。

2(月)ロード10km
3(火)レスト 夕方息子&ツバキとジョグ&お散歩。
4(水)ペダル練 短時間でも定番メニューにしたい、がんばろう。
  ロード10km&スイム 100m×数本とドリルで息が上がる。

5(木),6(金)レスト ペダル練のみの両日。夜はレスト

7(土)ペダル
  ロード20km&スイム1,000m これからの週末は混雑覚悟。

【7/7までのトレーニング(km) …Swim3.2 Bike020 Run052】

2018年7月2日月曜日

トレ☆レポ 18.6.24〜6.30

 焦燥や憂いに苛まれ、気持ちが塞ぐことがある。もともと陰性に傾いた性質なので今更なのだが、ここ暫くの間、度々そちらに引っ張られてしまい物事が手につかなくなる。
 何かに集中している、興味が完全に向いている内はそんなことはないのだが、日常のちょっとしたアイドルタイムでふっとそういう感情にとらわれる。
 男性の更年期特有の症例の一つかも知れないが、一度その筋の専門家に診ていただこうと思いながら、まずはお世話していただいている主治医に相談しようと考えている…。

 身体を動かして何らかの目標を達成する。それはレースでも練習でも身体と精神(心、頭)のベクトルが合致した時こそ、成し得ることができるのではないか。特に身体と心がてんでバラバラだった先週は酒田おしんをスキップした。
 今になって振り返ると後にも先にも、とにかく参加フィーが勿体なかったことを後悔している自分に、あれ?そこー??と自分の浅ましさを垣間見るのである。

 そんなこんなで、何であれ、とにかくその時その時に集中して取り組むことで、この得体の知れない状態をうっちゃろうとしている。
 そうしていると、例えば良く晴れた空の下の海練、ご褒美目的のサイクリング、そして炎天下のラン。その瞬間、瞬間がとても素晴しく、この上ないものだと今更ながら気がつくのであった。

※ ※ ※ ※ ※  今週のトレーニング  ※ ※ ※ ※ ※
24(日)AMロード20km 妻とスロジョグ。
    PMスイム1,500m 心新たにひと泳ぎ。日本陸上選手権を観たあとウズウズして4km
25(月)ロード10km 周回で息子バイクと追いかけっこ。
26(火)ロード6km 超久々の朝ジョグ。妻&ツバキと心地好く走る。
    夕ロード5km&スイム1,200m この日も息子と追いかけっこ。疲労蓄積中。
27(水)レスト
28(木)ロード14km 
29(金)ロード9km 息子追いかけっこの途中にタッチさんと走る。
30(土)AMロード21km スロージョグでリセット&リフレッシュ。
    PMサイクリング 帰路、今年初のパンク。

【6月のトレーニング(km) …Swim6.2 Bike305 Run228】