2022年4月25日月曜日

推進力と体重移動 2022.4.18~4.24

 水泳の自由型、クロールで力強く進むために、同じ側の手足のストロークとキックを同時に行う必要がある。ナンバ歩きの要領だ。
 スイムの教本では、キックを打つ足の反対の手を同時に入水するとあるが、このときのキック側の腕を同時に動かし(ストローク局面)、浮力下にある自重は、入水の手側の前方に傾ける。水泳に大真面目に取り組むことで、ぼくはクロールにおける「推進力」と「自重(グラインド)」について考える機会を得るのであった。
 このことから、より有効な推進力を獲得するという、有酸素運動に興ずる全ての人々に共通のする問いの前に、自らの志願で立ち向かうのだ。いつの頃から考えることをやめていたというか、あまり深く考えなかった命題に再び取り組む決意をした。

 バイクを考えてみる。坂を上る際、サドルの前側に腰を掛け(重心移動)、ペダルを踏む側に体重を乗せる。身体は当然に体重を掛ける側に傾き、バイクは反作用として反対に傾く。上り坂の立ち漕ぎを思い起こせばわかり易い。先の水泳とは体重移動は逆であり、浮力を受けている状況と重力下では自重の活かし方は異なるのだ。
 では、ランニングはどうだろう。先の2つのように自重を推進力に変換できているのだろうか。例えば、身体の中心に軸をイメージする腕振りが挙げられるが、それを意欲的に取り組んだことはなく、自らの走る動画を見ても腕や上半身が積極的には仕事をしているとは言えない。けれども前例の2つの自重の活用を踏まえると、下半身の動き(歩様)に合わせた上半身のねじり、あるいは上半身に合わせた下半身の捻りとでも言おうか、意識的に腕や肩の振りを調整して推進力に変換する方法があるのではなかろうか。
 スイムで言うところの「グラインド」、バイクの「重心移動」ランの「体重移動」。ランニングは深掘りする必要がありそうだ。

★今週のトレーニング備忘録 

18(月) スイム。この日もコースシェアでスタート。UP300mは5分29秒。淡々とメニューをこなし、2ビートクロールのインターバル泳を重ねるも気持ちが乗らないのでやめ。

19(火)  筋エクササイズから。インクラインプレス、ハンマーカール、サイドレイズ、ベントオーバーロー、キックバック、いつもの上半身メニューで、ほど良く汗ばんでからトレミで大汗をかく。いつもより気分良く走ることができたと思うけれど、トレミは好きになれない。続いてプール。コースを占有し楽々泳ぐ。

20(水) 久々の東京出張へ。休養。

21(木 スイム。UP400mは7分17秒、悪くない。スカーリング、キック、グークロ、ハイポの定番を一通り。50mインターバル泳は46秒台を連発した。気持ち長めのストレッチングタイム、プル、キャッチは肩のライン上、水面すれすれのハイエルボーを意識したことが要因か。そこそこで切り上げて次はトレミへ。実はこの日、ワークアウト開始から僅かながら疲労感があった。気持ちが切れたところで終了。

22(金) 休養と鍼治療の予定だったが、青天の霹靂とでも言おうか、様々なことがあり会社を早退。時間があったのでワンコ達とロードへ。これで本当に体調が良くないと、そこそこで辞めてしまうのだが、走るにつれて体調は上向いた。ワンコにあわせてキリ良いところで終了。

23(土) 午前はジム、お約束のスイムから。UP350mは6分21秒、気がつけば3人でコースをシェアしていた。ドリルはいつも通りだが、ドリルの間で何かを確かめるよう100m泳を入れる。そしてインターバル泳へ。本数をこなして大分満足したのでプールを後にして、いつものようにトレミに筋エクササイズ。筋エク中、ふとクロールの感触を確かめたくなり、もう一度プールへ足を運んだ。目一杯身体を動かしたのではないけれど、疲れたようで帰りの電車で舟を漕いだ。

24(日) 予報通り天候に恵まれ、予定通りぼくはバイクに跨った。当然ブリック練のつもりで。見通しの良い直線などでしっかり踏んで、頑張って漕ぐ感覚を養う。得てしてコースには無理をして良い場所と、そうでない場所の2種類あって、今年こそ練習がてら佐渡に渡ろうかと真剣に考えた。この日は後半のフォローの風も幸いしave.30kmを超える。
 ブリックランはスタートで身が入らず、早々にやめてしまおうかとも思ったが、上半身の使い方についてあれこれ試しながらなんとか走り切ることができた。距離は長くはなく、ペースも速くはないが、この時期にこういう練習に取り組んでいることを評価したい。

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18(月)  S1.2(25)
19(火)  筋エクササイズ、トレミ8(44)、S1.2(24)
20(水) 休養 
21(木)  S1.3(22)T.5(28
22(金)  筋(20)、 R.10(55)
23(土) 午前 S1.5(40)、T.6(33)、筋(30)、S0.5
24(日) 午前 バイク61(120) 、R.10(55)
4/18~4/24までkm…S5.7、B61、R39、Re.1


2022年4月18日月曜日

2ビートクロールと週末のブリック 2022.4.11~4.17

 スイムが無条件に楽しい。
 3月からジムのコストをかけて体力の半分以上をスイム練に費やしてみたが、予想以上のリターンはあった(と思う)。
 腱膜炎の痛みを引きずりながら走ったり、バイクでは得られない爽快感とか躍動感が水泳にあり、何を置いても今一番やりたいワークアウトである。
 ぼくの目指す泳ぎは「2ビートクロール」でロング泳の時計を出すことだ。
 取りかかった頃は、漠然とOW(open water)PB(private best)が出せる泳力を目指そう!と、どこの会社の営業部に掲げられていそうな目標だったけれど、しっかり自身の泳力と向き合うことで、具体的な手段とそれに伴うプロセスが見えた気になっている。それから欲も。
 要領の良いやり方ではないけれど、とりあえず試してみて時間を掛けて取り組む。これこそがぼくらしい方法で、今回は予想をずっと上回って出来ていると思う。

 技術的な課題としては、
・ストリームライン形成の要である下腹部、丹田付近への意識の振り方
・前体重を意識したプルとキックとの同期
・ブレスの顔を素早く元に戻してからプル動作へ
・リカバリーからキャッチまでの肩甲骨の動かし方

 これらを少しづつ良化させられば自ずと結果は付いてくるだろう。粘り強く、飽くなく積み重ねるのみ。

★今週のトレーニング備忘録 

11(月) 月曜プールは混むようで、この日もコースシェアでスタート。アップの300mは5分20秒。余談だがアップの途中、シェアする方がスイッチした。
 いつもの定番のメニューを淡々とこなしながら、合間に100m泳を入れて、ドリルで得た感覚を確かめたり、ドリルが目指す泳ぎの方向性と一致しているかを確かめる。
 身体の使い方、グラインドやキック、入水やかき手の位置とさまざま。それらを意識しながらインターバル泳に入ったからかクロールの型が凝固し始めている予感がした。
 この日は疲れを抜く目的もありスイムのみ。明日はランから入ろうと、帰路の電車に揺られながら思った。

12(火)  朝の筋エクササイズ、ハンマカール、サイドレイズ、キックバックの3種で上半身に刺激を入れる。短時間だが出勤前のワークアウトとしてはこれが今年初の朝練。日の出が早まるにつれて起床時間も早くなるが、今期の取り組みは、さてどうしましょう。
 夕方ジムはトレミから。室内ワークアウトはどうしても汗だくになるので、トレミの着替えは必須。特にこの日は春の陽気を凌駕する気温となり初手から大汗をかいた。もちろん室内は十分に空調は効いてるのだが。
 続いてプール。空いていたコースでゆったりと泳いでいると、ほらぁやっぱりスピードのギャップのある方とのシェアになり、妙な泳ぎにくさを感じてしまう。コースの選択は重要だ。

13(水) 終業後ジムへ、この日もトレミから。先週から明確な休養日がないまま、ずるずるワークアウトを続けていることが心の枷になっていて気乗りしない日だった。それでもジムに足を運んで「まずトレミ、出来れば10km走を気持ちよくやれれば、それで今日は上がりにしよう」と、もう1人の自分と合意を取る。案外、こういう日は体調が悪いわけではなく、ことランニングについては詰めていないので脚は軽い。トレミでなければもっと距離は稼げる感じで走り終える。
 余力があるので折角だから、汗を流すつもりでプールへ行こうじゃないかと脚を運ぶ。ここで約束は破棄される。もう一人の自分はやや困惑していたけれど、水着に着替えてしまえばこちらのもの。だがコースシェア問題等々が発生して定番メニューはこなせなかったり、ランの後ということもあって、思うような時計が出なかったり、さらに水温が高く感じて気持ち良くなくなったので、キリの良いところで止め。因みにアップは8分20秒/450mでした。

14(木この日は休暇で仕事はオフ。所用が早く終わったので、夕方頃、久々に遊水館へ足を運ぶ。子供たちのスイム教室が開催されていて、泳げるのは片道コースのみ。ひたすら25m泳を繋ぐ。

15(金) 休養日。終業後に鍼治療へ。この日は先生のGood jobで痛みは随分と軽減する。

16(土) 午前ジムへ。少し出遅れたが、プールは閑散として・・・と思いきや、スイム教室の準備によりコースの半分が使用できない。当然コースシェア。アップは8分9秒/450m。良い時計なので試しに泳いだ200mは3分26秒。休養と鍼の効果か。いくつかのドリルの後に50と100のインターバルをやってトータル泳は2,000m。ブレスの顔を素早く戻してから、左プルの動作に入ることを殊更に意識する。それとキック。意識を足首に振って開きの幅を小さくしたらドリルが楽になった。胸とか脚の付け根を意識しすぎていたか。
 スイムの後、筋エクササイズは定番の上体と腕、〆はトレミを少し。帰宅して一息入れてワンコズとお散歩ジョグ。距離を稼ぐ。

17(日) 先週と同じくらいの晴天に恵まれて、ぼくは迷わずバイクに跨る。サドル調整も兼ねていたが、スタートから早速の違和感があり乗りはじめから30分ほどで修正する。バイク乗りは高い位置のサドルに憧れる生き物だとが、自分に適切な位置、ペダル、腕、そしてサドルに自らの体重が適切に配分されなければならないので、残念だが今のサドルの高さでぼくは妥協しなければならないようだ。
 290号線を上手く使った近所の練習コースを繋ぎ合わせて60kmを2時間。平坦を基調に、そこそこのうねりとフォローとアゲインストの風。今期の乗り始めから良いコース設計ができた。ここ数年バイクで走り回っている道なのだが、この時期の花咲く風景は特別だ。
 気分が良いのでランへ。スイムで得たある気付きを活かし、そこそこのペースを刻むことができた。がしかし、終盤、路肩で足を掛けた場所が悪く、思い切り転倒、あちこちを擦り剥いてしまう。ワークアウトの神様に見放されてしまったか。痛みを堪えて目標の距離を走る理由が見ああたらないので自宅近くで切り上げる。今も打った場所は痛いけれど、楽しく充実感のある1日だった。

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11(月)  S1.8(35)
12(火)  筋エクササイズ、夕 トレミ8(42)、S1.1(20)
13(水) 夕 トレミ10(56)、S1.0(20)
14(木)  S1.7(29)
15(金) 休養
16(土) 午前 S2.0(40)、筋エクササイズ、トレミ6(28)  ロード8(43)
17(日) 午前 バイク62(128) 〜 ロード8.5(45)
4/11~4/17までkm…S7.6、B62、R40、Re1

2022年4月11日月曜日

2022.4.4~4.10

★今週のトレーニング備忘録 

4(月) ぼくの訪れる時間のプールは混んでいるようだ。特に月曜は。必然的にコースシェアすることになり、相手を意識するために最初からペースが上がってしまう。まぁそれも仕方ない、そういう状況はままあることを肝に銘じればよいのだ。
 さて、この日から新ドリルとしてチキンウイングを追加、それから漠然とやっていたターンも基本動作を意識して行うことを心がける。さらにパドルグローブも常備することに。
 かつてスイム教室に通い、パドルやフィンを使って速く泳ぐことを体感した際、体の使い方などの気付きを得た記憶がとても鮮明に残っていて、道具を使うドリルへの肯定感は高い。
 話は変わるが、遂に100mインターバル泳で1分39秒台がでる。ターン効果か、なかなか切れなかった40秒の壁を超えた。反面、新ドリルのチキンウイングは全くできません。ドリル採用やめようかな(汗)

5(火)  筋エクササイズから。インクラインプレス、ハンマーカール、サイドレイズ、ベントオーバーロー、キックバックでちょっと汗ばんでからのトレミは、距離は短くビルト走。
 続くスイム。アップ300mを5分31秒。上半身や腕の倦怠感大。こんな日はベストエフォート(できる範囲でがんばる)を念頭に50mインターバル泳で〆る。
 この日の気付きを上げるならば、キャッチアップのドリルとまでは言わないが、ストレッチングタイムを保ちキックは小さく入れつつ、プル&プッシュにやや大きめのキックを同期させ、左右への体重移動を怠らないことがいまは目指す泳ぎではないかなぁと思った。遮二無二頑張るのではなく、優雅に余裕を持って泳ぐ、そんな感じだ。

6(水) 肩や背中に倦怠感。今日も頑張ろう!といった肯定的な気持ちにすらなれないのでアクティブレストの感覚でスイム。アップはゆっくり500m泳をと思いきや、450mの8分9秒。50m足らなかった。

7(木この日は出張。普段より1時間以上早い時刻から活動を開始し、隈なくスケジュールをこなした結果、予定よりも早く新潟へ戻ってくることができた。すんなり帰路についても良かったのだがジムに足が向いてしまう。きっとぼくはジムの雰囲気が嫌いではないのだと思う。
 この日もスイムのみ。アップは300m5分40秒。ドリルはスキップして100mインターバル泳。1本1本の時計は悪くはないが、泳ぎに不満が残った。

8(金) 休養日の予定だったが、早く帰宅できたことと天候が素晴らしく良かったので、期待感たっぷりのワンコ達にほだされてお散歩ジョグへ。
 しばらくぶりのロード定番コース、夕方のお散歩タイムと重なって他のワンコ達や人々との交流多数。楽しく走り終えたのだが、すぐに踵に痛みが。わかってはいるが如何ともできない。

9(土) 午前中はジムへ。週末この時間もプールは盛況でコースシェアに。アップの300は5分24秒、ドリルのグークロール、ハイポもすんなり好タイム。体調はよいので、ここはしっかり今目指すべき泳ぎをしようと100mのインターバル泳をこなす。続いてトレミで少しジョグ。

10(日) 角田一周ハーフマラソンの応援でバイクに跨る。外でバイクにまたがるのは今年に入って初めて。かれこれ5時間以上サドルの上の人となった。この1ヶ月、まるでペダルを踏んでいなかったけれど、冬のあいだの固定ローラーの貯金でなんとかなるかなぁという考えは、半分は合っていた。
 100km前後を踏むことは大切な練習の一つだが、力に頼らないペダル技術とか、現状の体躯にあったサドルのセッティングなんかを喫緊の課題とし、もう一つ上を目指せるようになると、かなり面白い。何はともあれ、もっとバイクに乗りたい気持ちになる善き日となった。
 にしても、1週間で3種目を回すのって難しい。ゲームのパーティを組むみたいに限られた手駒で戦略を考える必要がある。今月のワークアウトは満遍なく手を出して量の総和を上げていくこと。そこはぶれないようにやりたい。

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4(月)  S1.8(35)、トレミ5(28)
5(火) 夕 筋エクササイズ、トレミ7(38)、S1.1(22)
6(水)  S1.4(27)
7(木)  S1.5(26)
8(金)  ロード10(5)
9(土) 午前 S1.8(40)、トレミ7(38)
10(日) 午前 バイク111
4/4~4/10までkm…S7.6、B111、R29

2022年4月4日月曜日

2022.3.28~4.3

 4/1(金)正午、佐渡トライアスロンエントリー受付開始。優先権を持っているけれど早速Bタイプに申し込む。言わずもがな、コロナ禍でトライアスロンには参加できていないので、2019年の佐渡以来の長期休養明けの1戦目がこの佐渡となるわけだ。
 コロナ禍のせいだけではないが、レースやイベントに参加する意欲は以前とは明らかに異なったと思う。また今、走ることにやや難があることも、そういう気持ちにさせるのかもしれない。良くも悪くも自身に鞭打つようなことはしなくなった。
 ぼくの日常を彩る「汗をかく時間」は相変わらずで、楽しみながら取り組むことを優先にしているが、今年こそ、夏の終わりの佐渡に思いを馳せ、身体と心を練り上げていきたい。そしてもちろん、その先にあるいくつかも見据えながら、楽しい(満たされる)と思える自分がそこにいると思われるならば、ぼくはそこを目指すだろう。

 そして、どうしても記しておきたいことがある。
こころとか、からだに関するヒトの認識は、ひとつのものを別の見方をした表現だと池田晶子氏の本で読んだことがある。
 風邪をひく、熱がある、咳が出る、腹痛が・・・これらは自制し難い身体からのサインだ。また、気が乗らない、元気が出ないといったような、からだは丈夫でも、こころとか気持ちが良くないと感じることもある。どちらかと言えばこころの不調の方が頻繁かもしれない。
 ぼくには根深く存在している思考回路があって、からだがダメでもこころがよい、またその逆だったり、どちらかがダメでも良い方で補えばいいという考え、根性論?とでも言えばよいのか、常にそんなふうにコントロールしようとしてきたが、この頃は何故そういう価値観なのか、なぜそう考えるのかと疑問に思っている。
 どちらかがダメなら計画を変更しようという考えにならないのか。計画を押し通せないことが、自分自身の精神の弱さや欠陥めいたものがあると、ネガティブな判断に強く引っぱられてしまうのはどうしてか。そんなダメという価値観はどこから来ているのだろう・・・。
 証拠はないが、もしかしたら、ぼくにはヒドゥン・プログラムが摺り込まれていのかもしれないと思ったりする。たとえそうであれ、からだとこころのままに物事に取り組むことを最優先し、何か(他者の価値観)と比較して自分を消耗させるのは止めるようにした。
 長くなってしまったが、そのこころとからだが一致することで持っている力を発揮できるのが「運動」なのかもしれない。
 運動、スポーツとは「こころとからだを一致させる作業」といえるのではないか。一致というのは曖昧だが、要は両方とも良い状態という意味で捉えて欲しい。 

 ぼくは今、足底腱膜炎に悩まされ、治療と並行しながらランニングをしている。痛むのでさまざまな引き算をするのだが、時々少しだけ無理をする。大体それらはさらに大きな痛みとなって自身に降りかかる。とても残念だ。ダイジョウブかな?というのは楽観的希望的観測でしかない。けれども、この痛みを伴うやりとりこそが、自分のからだやこころに対する応対の仕方や認識を生んだのだと考察している。
 現在、先に述べた根性論を発動しないように、楽しい(満たされる)と思える自分に出会いにいくことを羅針盤に、量よりも技術的な課題や筋力強化に取り組んでいる。これが本当に楽しくて仕方がない。その結果として量が伴ってくるとさらに満足感が生まれる。時々、疲れを押して取り組むこともあるが、ある一定量をこなそうなど思わなくなりつつある。それでも長いあいだ、目標数値を指針にしていたのでなかなか抜けない。そのときの適量を模索するようにしている。

★今週のトレーニング備忘録 

28(月) スイム。やる気はあるが背中の倦怠感が・・・。そんなコンディションに関わらず夕刻プールは定員に達しており、コースシェアした方が速い方で緊張感を持って臨む。感想としては終始ピリッとしないワークアウトだった。

29(火)  スイム。アップ(400m/7分05秒)がすでにアップじゃない時計。板キックも1分12秒/50m、グークロールは1分/50m。伏し浮きもすこし距離が伸びたか。
 ずっと気をつけている体重移動は、下腹部に力を入れ下肢が水面に浮かんだ途端、重心が前方に移動するのが判った。水流を壊さず滑らかに進む感覚がすこぶる気持ち良い。インターバル泳も頑張れて46秒台/50m、1分41秒台/100mを連発した。現在開催されているジュニアオリンピックの記録を眼にすると、とてもとても表に出したくはない時計だが、毎日の積み重ねがタイム短縮に結んでいることは素直に嬉しい。競泳選手を尊敬せずにはいられない。続くトレミもちょっとした工夫を施してジョグで7km。なにごとも工夫だな。

30(水) 筋エクササイズから。セット増で。インクラインプレスアームカール、サイドレイズ、キックバックで軽く汗ばんでからのプールへ。この日は脚を運んだ時間が悪く、コースシェアのために制約が多く、さらにアップの段階で腕は疲れている始末。伏し浮き以外のドリル全てはぶいて50mインターバルを繰り返す。時計も泳ぎも好感触はなし。

31(木スイム。アップの450mは8分10秒。アップ途中からコースシェアとなり残り50mがやれなかったのが残念。ドリルは伏し浮き後のグークロで初の58秒。ハイポも22秒台と時計は悪くなかった。切りの良いところでプールから上りロッカールームに戻ると、偶然、久しくお会いしていなかった方と隣同士になり、近況についての話に花が咲いた。ぼくはこういう出来事何かの予兆と捉えることにしているので、これから先のことについて少しワクワクした。トレミで5kmだけジョグをして帰路に着く。

4/1(金) 休養日、心が広い。就業後、鍼治療へ。

2(土) 午前中、所用を終わらせて久々にワンコズたちとロードへ。ツバキが体調を崩していたのでウィズランは短めにと思っていたがそんな心配は杞憂だった。前半は彼らが先頭、後半は2匹を従える格好になった。楽しい時間を一緒に過ごせたと思う。
 お昼からジムへ。この時間のプールは大盛況。いつものようにアップ、ドリルと熟し、インターバル泳を増量。100mは1分40秒が最速。
 続いて筋エクササイズ、インクラインプレス、ダンベルベントオーバーロー、アームカール、サイドレイズ、キックバック。上半身に刺激を入れる。クランチ系、プランク系をサーキットで繋げてこの日は終了。

3(日) この日は気の置けない面々とおしゃべりしながらのスロージョグ。好天に恵まれる。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

28(月)  S1.7(40)
29(火) 夕 S1.5(25)、トレミ7(40)
30(水)  筋、S1.2(22)
31(木)  S1.5(30)、トレミ5(45)
4/1(金) 休養
2(土) 午前 ロード10(55)、S1.8(40)、筋
3(日) 午前 ロード19(56)
3/28~4/3までkm…S7.7、R41Re1

2022年4月1日金曜日

`22年3月のまとめ。

 触れずにはいられないのはUkraine invasion(ウクライナ侵攻)、1ヶ月以上が経過した。攻め込んだロシア側は5日間で方がつくという読みがあったそうだが・・・。
 勧善懲悪の構図にさえ映るこの戦争は、創話を凌駕する現実の出来事だ。「戦争は文明における一大ペイジェント」だと、ある文豪の言葉が記憶としてあるが、今日、ぼくらの眼にしている無数の名もなき人々のSNSの映像からは、深い悲しみや憤り、無力、絶望、強い怒り・・・惨劇以外の何ものにも見えず、遠い国のことではあるけれど、ぼくらの住むこの国に影を落としている。

 当事国であるВолодимир Зеленський (ウォロディミル ゼレンスキー)大統領が3/23(水)日本の国会でオンライン演説、その全文を新聞で読む。
 互いの国の物理的距離を、両国のさまざまな物事に例えるような氏のスピーチに、ぼくは好感を持った。離れた国のやり取りによくある定型かもしれないが、氏の正直で素直な人柄のようなものを感じずにはいられなかった。
 そもそも極限下に置かれた為政者としての彼の行動や態度は、ある種の熱を放射しているし、彼の政治への参入の契機を知ると時代の要請にも思える。現在のぼくらの国の政治舞台では希少な政治家だ。時に、現実とは偶然を装いながら必然を導き、いとも軽々と想像を超えていくのであろうか。

 SNSと携帯端末で誰もが情報を手に入れられる時代、もちろん真偽を問わねばならない情報もあまただが、ぼくはこの戦争を通じて、為政者による情報の統制や制限がいかに民を盲目にするかに着目している。そしてそれは、もしかしたらぼくらも同じように、伝え報じられる、攻め込んだ側の国と同じような状況に置かれているかもしれないと訝しみながら触れるようにしている。
 ー考えすぎ。いや、思考停止して鵜呑みにするよりずっといい。
 戦況や戦局がどうで、あちら側についての分析、特にアメリカ発の記事については目を皿にしている。もっともそれこそが鵜呑みにしてはならない厄介なソースかもなのだが。
 今後の戦争の行方は、これを記している現在(3/31)行方は計り知れない。ただ揺るがない事実として2つ挙げたいのは、ぼくらが目の当たりにしているこの戦争は、他国に侵攻しようと考えるのは権力者と呼ばれる老人達であり、前線に立つのは大勢の若者であること。そしてもう一つ。決して両国民同士のなんらかの深い溝が横たわっているのではないということだ。
 ある強権構造、もしかしたらどの国のどんな社会にも存在している普通の組織の枠組みは、場合によってはリーダーやその周囲にいる人々の意識で、いかようにも行使できるし、そこに属するする人々は従ってしまう事実がある。傍観する我々の姿は、実は投降するロシアの兵に他ならないのではないだろうか。
 最後に。これまた古典中の古典だが、ジョージ=オーウェルの「1984」や「動物農場」は必ずしも、ある特定のイデオロギーで起こる現象ではないということをここに記したい。
 トレーニングについてはまた。

3月のトレーニング・・・Swim34.5(24)、Run151(19)、Rest5
1(火)  スイム1.6、トレミ5
2(水)  S1.5、T7
3(木)  筋エクササイズ、T8、S1.0
4(金) 積極的休養  筋
5(土) 午前 S1.6、T9
6(日) 午前 S1.5、T10
3/1~3/6までkm…S7.2、R39、Re1

7(月)  S1.2、T7
8(火)  S1.25、筋、T7
9(水)  S1.5、T5
10(木)  S1.5
11(金) 休養
12(土) 午前 筋、S1.7、T8
13(日) 午後 筋、固R、ロード8
3/7~3/13までkm…S7.1、R35Re1

14(月)  S1.25、トレミ6
15(火)  S1.5、T7
16(水)  S1.25
17(木) 休養
18(金) 休養
19(土) 午前 筋、T10S1.5
20(日) 午前 ロード19
3/14~3/20までkm…S5.5、R42Re2

21(祝) 午前 筋、S1.7
22(火)  S1.5
23(水)  筋、S1.1
24(木)  S1.5、T8
25(金) 休養
26(土) 午前 筋、S1.5、T5
27(日) 午前 S1.8、午後 ロード10
3/21~3/27までkm…S9.1、R23Re1

28(月)  S1.7
29(火) 夕 S1.5トレミ7
30(水)  筋、S1.2
31(木)  S1.2、トレミ5