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2025年8月12日火曜日

佐渡バイク練 2025.8.4~8.10

 毎年恒例、お盆休はカレンダーに準ずるのだが今年は金曜日にお休みをもらって4連休をこしらえた。当然トレーニングを軸にして目いっぱい楽しもうと目論んでいる。その連休の頭となる8(金)9(土)は1泊2日で佐渡で汗を流そうと考えている。昨年も8月初めに佐渡を訪れてバイク練に勤しんでいた。もしかしたら恒例化するやもしれない。
 トライアスロンなど佐渡で開催されるスポーツイベントを目的に行動するようになって、徐々に佐渡での交友関係が広がり島訪問のオプションが増えた。むしろそちらの方が楽しみになっているかもしれない。程よい距離感も含めた気の置けない人々と過ごす時間が、これほど心をほぐしてくれるものだとは気がつかなかった。

★トレーニング備忘録
8/4(月) 終業後はジム、軽いストレッチのあとにトレミへ。先の週末の内容があまりにも不甲斐なかったので、ランをもうひと踏ん張りするつもりでトレミを選択。キロ6からスタートし1キロ毎にペースを上げるビルト走で10+1㎞走のダウンジョグ。
 顔をあげて上半身を起こし呼吸の気道を保ち、下っ腹を前に突き出してやや腰(骨盤)を落とし(より骨盤を前傾させるため)着地衝撃をハムに伝える。
 上半身は前進する力に使いたいので肩甲骨の左右の振りとそれに連動する腕まわしをたえず意識する。腕まわしの描く楕円軌道はペースによって変化するが、ここまでの経験では着地との連動は無理にしない方がいいような気がする。引き続き研究したい。

5(火) 終業後はジム。身体の節々が痛いのでプールへ。空きコースをみつけ入水すると妙に水が冷たく感じた。雨が降って気温が和らいだことと何かしらの関係があるのかなぁと、このときは思っていた。100mを立て続けに2本泳いで続く3本目。泳いでいる最中、頭部がズキンズキンと脈打つような不快な痛みを感じる。これ、ぼくにとって熱がでるときの兆候のひとつなのだ。水が冷たく感じたのは、もしかしてそれ、つまりカゼか…。
 プールをあがってジャグジーの温水に浸かり暖をとったが頭部の痛みは幾度となく表れた。この日はこれで退散。早々に着替えて帰路についた。案の定、夜に熱がでる。

6(水) 体調が思わしくない。相変わらず頭がズキズキする。普段生活には支障はないがトレーニングとなるとどうか。その筋の権威のコトバで「トレーニングを習慣にしている人は、とかく休養が足りない」という言葉を思いだし、目下、菌と戦っているであろう自身の免疫などのはたらく細胞たちに思いを馳せ、トレはお休みとした。体調改善に集中してもらおう。この先の予定もあるしね。

7(木) 降雨の影響で通勤電車が運休となった。久々に降る歓喜の雨のはずが雨量の予測が多過ぎて前夜、計画運休が発表された。ぼくは翌日の佐渡輪行の準備を勘案し、出勤前のジムトレを選択。勤務先から徒歩1分なせる業だ。
 午前7時ジム入館。あらかじめランニングの格好をしていたので、さっそく靴を履き替えてストレッチ、貸し切り状態のトレミスペースへ向かい許すかぎりの時間を走った。
 走り終え仕事着に着替える。シャワーを使えないことは判っていて、相応の準備をしていたけれどシャワーなしはやっぱりキツかった。また機会をつくって出勤前トレはやってみたい。シャワーなどの汗を流せる環境は必須で。

8(金) 有休休暇。始発フェリーで佐渡へ向かう。港の到着が遅かったせいで自転車での乗り込みが一番最後になってしまった。両津に到着してバイク自走で河原田まで移動、宿にチェックイン。準備をして佐和田海水浴場へ向かい、佐渡トラアスロンBコースのトレースを開始。
 前日の天候の影響からか例年のこの時期の風向きとはまるで異なっていた。最たるは水津から小木までの間が完全に向かい風だった。この時点で平均速度へのこだわりは断念。この間は結構にキツかった。気温上昇がさほどではないのが救いだったが、水分補給は小まめに行った。行く先の道路には前日の大雨の跡を思わせる土溜まりや枝葉が、小木へ近づくほどに散見された。きっとどこかで通行止めがあるのではないかと腹をくくった。

 ダウンヒルバーにスペーサーをかませたことで生じるポジショのン変化を再確認した。前回の佐渡練では、なんとなくそうかなぁと思っていたことが確信となったので調整する。近頃バイク実走が少なかったので、手を加えた時ほどちゃんと乗らないとなぁと思った。

9(土) 滞在2日目。前夜ちょっと飲み過ぎて酒精が残っていた。抑えたつもりだが前日の疲労も手伝って怠い。惰眠を貪りたかったけれど、早朝の佐和田海岸を眺めたかったので、いそいそと着替えてランニングをした。頑張れる感じではなかったので少しだけ。
 朝食を摂った後、トラ友さんと相川方面へゆるライド。相川の海を泳ぎたかったけれど波が立っていたので中止して宿へ戻った。
 時間は中途半端だったけれどチェックアウトして自走で両津港へ向かう。この日は12時のフェリーで帰路へ。新潟港に到着、その足でバイクを佐渡トライ参加用の車検に出す。

10(日) 天候は雨、予報通りだった。午前中ジムでトレミをしてさらにもうひと泳ぎと思ったが、いまいちやる気が出ずにコンディショニング泳で終了。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
8/4(月)  トレミ11(61)
5(火)  スイム少 体調不良にて中断
6(水) 休養
7(木)  トレミ9(51)
8(金) 佐渡練 午前 バイク19(42)、バイク108(246)
9(土) 佐渡練  ロード4(26)、午前 バイク37(80)、バイク19(43)
10(日) 午前 トレミ18(99)、スイム少
8/4 ~10 (km)…B183、R42、Re2

2023年7月31日月曜日

佐渡OWS2023(当日)

 AM5:30起床。宿に泊まっているライフセイバー達が出立の準備に取り掛かっていた。例年ぼくは朝ジョギングをするのだけど、前日の夕方に少し走ったので、レース前の体力温存とういこでパスして、スーパーで買ったおにぎりと、残りもののバナナをよく晴れた空の下、宿の中庭でいただいいた。食事の内容はともかく気分がいい。食事について誰と食べるかはよく言われるけれど、どこで食べるかもとても重要なのだ。
 チェックアウトの準備を終え手持ち無沙汰になったので、予定していた時刻より早く宿を出た。外に人はおらず静かだった。陽射しがやけに強いので、日陰を選んで会場へ向かった。

 路地に黒猫が寝そべっていた。立ち止まると猫は顔をもたげた。胸が白毛で、まるで前掛けをしているようだった。その白前掛けの黒猫が、こちらに顔を向けぼくの様子を伺っている。ぼくは猫を見つめながらそっとその場にしゃがみ込む。こちらの出方をみているようだが、警戒を解いて再び寝転んでしまった。ぼくはゆっくりと立ち上がったが、猫は尻尾すら動かさずに寝そべったままだった。
 昨夜、夕飯で寄った定食屋さんの前を通りがかると扉が開いている。そろり店内を覗くと、厨房の方で物音が聞こえる。思い切って声を掛けてみた。すると女将が顔を覗かせ、あら、いってらっしゃい!と笑顔で見送られる。声援というものはなんだって嬉しいものだ。

 商店街に整列する看板建築や町屋風の建物は、海風に晒されて充分過ぎるほど年季が入っている。刷新された家屋は少ないが、そういった代謝がない訳ではないらしい。貸家や売地の文言も散見される。離島、過疎に高齢化。言葉にすると深刻だが、すぐどうこうということではない。ひと集めのコトやモノといった一連の催事に、ここの人々の暮らしは上手に寄り添っている。ぼくには特別な日曜だが、この河原田にはいつもと寸分に違わない街の時間が流れているようだ。

 さてさて。会場ではOWS1,500mがスタートし、沖へ向かう一団がみえる。ライフセイバーのカヌーや水上スキーが散開して選手たちを見守っている。ぼくは受付をして左腕に油性ペンでナンバリングしてもらう。じわり気持ちが上がる。
 受付周辺には見知った顔があり、ひと通り挨拶を済ませて支度に掛かる。今年もウエット着用、一度ぐらいはノーウェットで参加したいと思う。

 もちものを手荷物に預け桟橋横の試泳場でアップ。まだこの期に及んで躊躇する自分がいる。平静を装っているが内心は穏やかではない。久しぶりのレースへの緊張感、それに去年の失敗を思い起こして不安にかられていた。
 スイムチェックを真っ先に受け、スタート付近で待機した。レース前のルーティーン、1点を見つめながら鼻をかむように、両手で挟んで時間をかけて深呼吸をする。ゆっくり大きく吸い込んで、長く吐く。何度も繰り返す。不思議なもので、呼吸が穏やかになって、ほんのりやる気が出てくる。沖のブイを見つめて両手で頬を何度か叩く。準備はできた。

 オンユアマーク、沈黙そして号砲。ブルーキャップのぼくはグレーキャップ(1時間以内完泳申告者)のすぐ後ろについてスタートした。海に飛び込むタイミングに一瞬躊躇したけれど、目の前に空いた1人分のスペースに飛び込んだ。白い気泡が視界に広がり、ぼくは海水を搔いた。
 沖に浮かぶ「1」と記されたオレンジのブイに向かう。やや早いピッチで水を掻く。他の選手と接触する。ちょっと泳ぎずらい。ヘッドアップして目標を視認。浜辺から立ってブイを見るのと、泳ぎながら見るのでは見え方が全く違う。時折、ライフセイバーに重なってブイ見失ったりもする。ヘッドアップを連続して確認。ついでに周囲のスイマーの存在も確認する。

 長距離泳は泳ぐこと以外に意識をそらすと、確実にペースが落ちるとその手の本に書いてあったので、此度は常に自分の動作に意識を廻すことにした。
 泳ぎの引き出しの数がものをいう。例えばヘッドアップやブレスの次の動作として、首を脱力して真下をみるとか、波やうねりに対応してストレッチタイムに変化をつけたりと、細部に注文をつける。入水エントリー時の腕の高さ、手の甲の向きなんかでもいい。出来うる限り惰性で水を掻かない。下腹部に力を入れたり、背中を丸めたりなんでもいい。手を抜かないよう努めるのだ。

 ようやく「1」のブイに辿り着いた。いつも入りの直線がとても長く感じる。
 続く目標の「2」のブイは近いようで遠い。潮の流れのせいかな。手間がかかる印象だ。
 そして「2」から「3」へ。つまり沖から岸へ向かう場面では「3」のブイはもちろん、公衆トイレ脇の仮設の青いテント、それと電波塔、この3つの目標を頼りに方向を確認する。右へ流れされる傾向があって「4」のブイとの見間違いを防ぐ必要があるのだ。

 うねりに翻弄されフラフラしながら「3」にたどり着く。浜辺へ向かう場面は、段々と海が浅くなっていくのが判るので、方向さえ間違わなければ沖へ向かうのより気は楽だ。

 2周目。気持ちに余裕ができたのか、タイムが気になった。そう、今回は腕時計の着用がNGとなった。理由はわからない。ぼくはGarminに15分ごとのアラームを設定していたが、時計を知る術がまるでなかった。
 右手に伴泳する方の帽子がグレーだった。おっ、もしや!と期待は高まったが、すぐその後にはピンクキャップもいらっしゃる。判断しづらい。ここまでの時計は悪くないと思うことにして気を散らすのをやめる。

 今回、唯一のアクシデントは2周目の浜へ向かう場面で、右脚のハムが激しく痙攣しまい泳ぎを止めたことだ。状態を起こして水面で浮かんいたらライフセイバーに声を掛けられた。ぼくは、問題ありません、キリッ!と、再び泳ぎ始めたがすぐまた攣ってしまった。ヘッドアップが雑になって腰右ハムの攣る原因だろう。
 今年の佐和田の海は泳ぎやすかったと思う。目標を大きく見失わず、泳ぎの動作に意識を廻して、流れやうねりの場面で工夫できた。とにもかくにも焦りは禁物。常に冷静であることが肝要なのだ。
 もっぱらジムプールでの個人練習、スキルアップは難しいなぁと感じていたこの頃だったが、結果(58分22秒)を知って胸を撫で下ろす。ぼくのクロールは、まだまだ磨き上げられるところがたくさんある。これからも飽くことなく磨き続けて来年も参加したい。そして関係各位、皆々様に感謝したい。これがぼくの2023年の佐渡OWSである(了)。

2023年7月30日日曜日

2023佐渡OWS(前日)

 梅雨が明けた。それは天候における重要な句読点。梅雨といえば鬱陶しいほど降りやまない雨が印象だが、今年は豪雨猛雨に時折の酷暑と極端な空模様の連続で、雨に濡れそぼつ紫陽花の葉をぬらぬら動くカタツムリのテンプレは見当たらない。
 そんな梅雨の明けた週末、ぼくは佐渡へ向かう。日曜の「佐渡OWS(オープンウォータースイミング)」に参加するために。ぼくにとって大会という名のつく今年最初の催し(レース)でもある。開催されれば必ず参加するレースのひとつで、前泊してバイク練習も兼ねるのが専らになっている。

 AM6:00始発フェリーは新潟港を出港。ぼくは2等客室で持ち込んだ朝食を食べたり、新聞を眺めたり、時々ゲームをしたりして両津港までの約2時間半を過ごした。
 周囲に耳を傾ければ、ぼくと同じ目的の方々がそれぞれに想いの丈を話し合っている。コロナ禍を経て、どこのスポーツ大会も参加者が少なくなっているようだが熱心な「推し」はいる。間違いなくぼくもその1人だ。
 OWSは海の状況で、泳ぎを工夫する必要がある。海は変化する。水温、潮の流れやうねり、ときに泳者に悪さをする生き物も現れる。それら諸々判断をして対応しなければならない。
 なので明瞭な時計目標が立てがたい。どうも希望的観測になってしまう。なので、前年の苦い経験をもとに(参照)、今年はシンプルにコースロスを最小にするのがぼくの課題だが、例えば練習からくる担保や自信があればまだよいが、特にこれといってない。もう手持ちの技量でやるしかない。

 定刻通り両津に到着。今回初めて自転車を完成車で車輌置き場に預けていた。何事もものは試し。車輌置き場の一角に設けられた自転車用ラックから、自転車を押して降船。ばらして手荷物として持ち運び、組み立てるのに比べればずっと楽だった。もちろん幾らかの費用は手荷物のそれとは別途掛かる。もっとも、前輪だけ外す輪行バッグならば手間と時間はあまり差はないのかもしれないが。そうちなみに、車輌置き場の出入りの順番についてだが、この両津行きでは、新潟港の乗船と両津港の降船の順番は最後だったことを記しておく。

 自転車に跨って佐和田の宿泊先へ向かう。荷物を背負っての自走だが、アドレナリンとフォローの風で軽快だった。加茂湖を右手に眺め、新穂を経由し、田園の広がる風景の中を走る。建設中の市役所、ヘリポートを持つ病院のある金井を通過してバイパス道から佐和田に入る。距離は約20km、所要時間は40分。佐渡トライBコースの一部でもある。
 強い陽射しを浴びながら、重量のあるトライリュックのおかげで汗だくになった。凍らせて持ってきた補給飲料に清涼さはすでの微塵もなかった。自ら選択したこの苦役に、自虐がひどすぎてついニヤケてしまった。

 例年、佐渡トライBタイプのバイクコースをトレースしている。もっぱらこの佐渡OWの前日がそれに当たる。たったいま来た道を戻って、両津湊から佐渡一周線に入り再び佐和田海水浴場に戻ってくる。
 今回は体力的に我慢が効かずずいぶん降車した。赤泊のAコープで水分補給、一度は通り過ぎたものの涼に誘われて赤岩不動滝に立ち寄ったり、とどめは小木港の観光所のカキ氷で小休止したり。梅雨明けの暑さにやられたということにしたい。
 難所の小木の坂(おけさ柿の看板まで)は、頑張ることをやめ開き直っていちばん軽いギアを踏みながら、国道350号線から右に垣間見える遠い田園と海岸のパノラマに眼を奪われた。さらに西三川でも左手に開く外海原に圧倒された。もう何度も通過した道だが、高所からの眺めは尊くて魅了して止まないものだ。
 そんな感じで今回は例年と比べるとサイクリング寄りだった。距離にして105km、一応時計はネットで3時間40分。9月の本番はエネルギー補給を計画的にして体力温存に努め、好タイム!といこうじゃないか。

 宿泊先に戻りチェックイン。少し身体を休める。夕陽が赤みを増した頃、いそいそと穴倉から這い出す虫のように外に出て、気持ちいいペースでランニング。すると、あちらこちらにトライスーツ姿でランニングする方々と遭遇。彼らは夕陽よりもずっと眩しくて、ぼくはこそこそと穴倉へ戻った。(つづく) 

2022年7月19日火曜日

2022佐渡OWS、前日のこと。

 渡航は ‘19年佐渡トライアスロン以来だ。OWS(オープンウォータースイミング)の参加が目的だが、当然にバイクとランの荷物も加わる。こんなだったかしら?と訝しながらトライアスロンのパッキングの予行を兼ねて積極的に道具を詰め込んで、久しく使っていなかったズートのリュックがパンパンになった。
 それに、これまた使っていなかった輪行袋にも少々てこずった。どちらも時間の経過を物語っていた。
 競技と継続的に関わりを持っていたつもりが、実はそうでない証拠を突きつけられたみたいで萎える。コロナ禍の空白からのリスタートではあるけれど、少なからず経験者の矜持みたいなものがあり、先のパッキングのようなところで、なんだかなー、と誰に向けるでもない、自分に戻ってくる台詞をつい吐いてしまう。いつ何時でも謙虚でなければならないということか。
 忘れてしまった、以前は上手くできたのに・・・。そんな愚痴をこぼしても不毛でしかない。経験を通じ、現状把握して、次に繋ぐ。何事もその繰り返しなのだ。

 7/16(土)、新潟からの始発のフェリーで佐渡に到着。そこは3年の時間経過を感じさせない、ぼくの知っている変わらない場所だった。輪行ではいつも1階ロビーで準備を整える。同じようにバイクを組み立てる人々の中に加わり、一つ一つ確かめながら支度を整えた。佐和田、河原田の宿泊先を目指してペダルを踏んだ。
 敢えて遠回りしようと考えたのが裏目に出て道に迷ってしてしまったが、遠方からでも目視できる建物を目指し、あらかじめ伝えていた時刻には到着することができた。背負っていた重い荷物がなくなり、身軽になる。宿はOWS会場と目と鼻の先、海岸に向かうと会場設営が始まっていた。


 会場の佐和田海水浴場から、この日のworkoutの本番としてサドルにまたがった。小佐渡、Bタイプのバイクコースの記憶の整理が目的だ。再び、両津へ向けペダルを踏む。佐和田の街からバイパスを通り、新穂を抜け両津港へ。道中、大佐渡から吹く風がアゲインスト気味だが、時折涼を運んで心地よい。晴れ渡る空の下、田園の広がる風景もなんとも気持ちがいい。
 住吉、水津、岩首、多田、赤泊、羽茂といった小佐渡沿岸ではは概ねフォローの風となり、サイコンで思わぬ速度が表示されることがしばしば。悪い気はしない。
 頑張ってペダルを回す上り坂、下りの勢いを活かして楽ができる地点など記憶を辿った。多田から少し先(多分)に新しいトンネルが完成していた他は記憶の通りだ。小木港、小木の坂の手前まで一気に進もうとペダルを踏んだ。
 頼みの補給は、自宅から持参した粉飴入りの2本のボトル。10分刻みの時計のアラート設定で、定期的な補給を怠らないようにした。こまめに補給していたので羽茂の手前で底をく。陽射しはピークに近かく、喉の渇きを我慢するにはかなり厳しい。小木に入ってすぐに飲料を補充したが、渇きに耐えられず、ほとんど飲み干してしまい胃に水が溜まった。
 それが仇となった。必要だったのは飲料よりも身体を冷やす冷却水。脆弱な冷却装置しか持ち合わせのないぼくは暑さは大の苦手だ。小木港の風通しの良いところで息を整えながら、サイコンを眺めた。河原田から約80km、Ave.31kmちょい欠け。平均速度はフォローの風の割にいまひとつの印象だった。

 小木の坂のピークは、おけさ柿の看板までの4km弱。しかし、登り始めから白旗を上げた。まるで歯が立たない。練習不足、暑さ、そして胃に溜まった水が邪魔だった。ペダルに、身体に力を込めることができない。体調を戻そうと胃の中の水分を吐いた。そして改めて吸収の良い飲料を入れ、自販機の冷水を身体にかける。

 坂を登った分、当然下りになるが風はアゲインスト。脚に負担を感じ、やむを得ずギアを落とすと、負けた感じがする。しかし身体に力が戻るまでは耐えるしかない。
 2度ほど冷水で身体を冷やしたことで、真野の手前で復活の気配を感じる。下り道にも助けられた。勢いを取り戻して河原田に辿り着いた。本番ではもちろんこの後があるが、こういう経験をすると不安だ。そこに至るまでの過程もあるが、今日の練習で持久力に注文がついた。現状の実力はこの程度だと謙虚に受けるしかない。
 サイコンは108km、3時間半を少し切るぐらいだった。休憩を挟んでいるのであくまでも参考まで。翌日に疲労を持ち越さぬよう、近所のスーパーに飛び込みバナナに牛乳、アイスクリームなんかを補給した。計画ではバイクの後に少しランニング、更に試泳までをと考えていたが、そういう気にはまるでなれず本日のworkoutはここで終了となった。(後半に続く)



 

2014年9月16日火曜日

9月の3連休のこと

9/13(土)
早朝ジョグ。前日届いたGPS時計を早速装着する。いつものコースをジョギングをしながら、時計をポチリポチリいじる。正直云うと機器の操作はあまり得意じゃない。取説を読むのが億劫な性格(タチ)で、直感的な操作でそこそこ使いこなせるモノしか身の回りには置いていない。まぁこれは(ガーミン220)大丈夫だった。ホッとした。
それから少し時間を空けた午前中、兼ねてから予定していたタイムトライアル。トライアルなんて仰々しいけれど、なんてこたぁない、予め決めたコース(福島潟放水路)を頑張って走るだけのこと。レース前のスピード練習の一環だ。
アップ込みでスタート。最初の1kmは5分半。3km以降は5分10秒ぐらい。スピードに乗れない。身体が重く感じた。コースや風向きのせいかなとも考える。思うようにペースが上がらないので、ジワジワ押すように走った。中盤8kmあたりから漸く4分50秒台に。これをキープして放水路1周13kmをフィニッシュ。相応の刺激が入れられたと思う。

9/14(日)
横越ヤンバラーズさんらとの合同ラン。港タワーに6時集合でスタートした。天候は清々しく申し分ない。西海岸公園を経由し本川大橋まで6分半から6分ペースで進む。大所帯なだけに名々のペースで縦長の隊列になった。そしてお約束、やすらぎ堤からのペースアップ。団塊さん、H間さんが前に出てヤンバラーズのHさんが追走する。あっという間に5分ペースを切った。ぼくはマイペースで走れればと思っていたけれど、せっかくの機会なので団塊さんの背中を追いかけることにした。スイッチが入る。
昨日とは打って変わって調子が良かった。ぼく後続を待たず一人2周目に入った。
海岸沿いを5分前後のペースで進む。双葉中、水族館、タコ公園と緩まず踏めた。途中、島ラン常連のKご夫妻とすれ違い挨拶を交わす。新潟シティ1ヶ月前の清々しい朝。ランナーの密度が時間の経過と共に高まっていく。
気分転換に関屋分水を渡った。新潟シティコースの逆走。いつもと違う角度から対岸の本川大橋周辺を眺める。引き続きペースをキープしながら河川傍を通り、やすらぎ堤を目指した。前触れなく空が崩れ雨が降り出す。走ることには何も問題はない。団子屋さんまで夢中で駆けメンバーを待った。想定以上の刺激を入れることの出来た島ランになった。


9/15(祝)
チーム骨っ娘の遠征ランに参加した。メンバーは骨っ娘さん、ヒグマサさん、M谷さん、H間さんそしてぼくの5名。昨年の今頃は高地トレーニングと銘打って野尻湖へ遠征したっけ。今年目指したのは福島県桧原湖。新潟から片道2時間半で現地に到着した。
山湖台から臨む雲海

 
桧原湖

AM8時。天候は晴れ。少し肌寒く感じられるが絶好のランニング日和。
ぼくらは「道の駅 裏磐梯」をスタートした。緑の木立の中、時折垣間見える鏡のような湖面の様子が伺えた。幾艘のボートが見え、釣りを楽しむアングラーが確認できた。お目当てはブラックバスだろうか。閑静と自然の威風。それぞれ好きなことに興じる我々は贅沢な時間を共有している。
 
檜原郵便局、北塩原役場方面へ向かった。6分半〜7分ぐらいのペースだ。ゆっくり舗道を踏みしめるように歩を進めた。気候、目に飛び込む風景のお陰ですこぶる気分が良い。この辺り道路は幅員が充分にあり、想像したより起伏は緩やかだった。車の交通量は多くなくランはもちろん、バイク練習にもってこいのコースだと思った。

他愛のない話に花を咲かせつつ、時には寡黙に黙々と進んだりしながら桧原湖周辺をトレースする。スタートからちょうど2時間、道の駅から距離にして18kmのところの休暇村ホールで小休止。疲労感はないけれど残り14kmもあると思うと、流石にちょっとウンザリした。連日のスピード練習の疲れもあったのか四頭筋が痛む。
国道459号線から桧原湖方面へ向かった。お土産屋さんやドライブインといった、少し色褪せた観光地の風景を眺めながら緩やかな登りを踏む。左手には山頂が赤茶けた磐梯山が姿を表している。

湯平のジェラードのお店でエネルギー補給を兼ねて休憩。売り子のおばちゃんが気を利かせてくれてチーズやお漬物を振舞ってくれた。ほんとうに有難い。
車道の交通量が多くなり路肩を一列になって進んだ。緩やかな登りが続く。早くはないけれど一定の速度で着実に進んだ。幾つかの起伏を踏み、お昼前には道の駅に到着した。桧原湖の周回距離は31km。連休を締める贅沢なLSDだった。
 

9/15までのラン走行距離…183km


2013年9月18日水曜日

’13/9/15 野尻湖ランのこと

 9/15(日)。走友会のヒグマサさん、F井さん、H間さん、骨っ子さん、そしてぼくの5名で野尻湖を訪れた。遠征ランと銘打った30km走が目的だ。

 野尻湖はかれこれ4年ぶりになる。以前は冬、大寒の頃ワカサギを狙って訪れたことがあった。当時は魚釣りに凝っていて色々な釣りに挑戦した。ワカサギ釣りはこぢんまりした魚信(アタリ)のない地味な釣りにみえるけれども、なかなかどうして他にはない妙味がある。ここ野尻湖は不凍湖なので、屋形船で湖面に繰り出し、畳敷きでストーブが焚かれた暖かな船内で釣り糸を垂らす。馴染みのない方にはちょっと想像し難いと思うが、時期と場所を考えると、とてつもなく快適な環境で釣りを楽しむことができるのだ。船内のガラス窓を通じ、朝陽が湖面を照らす様子だとか、穏やかだった外が突然暗くなり吹雪になったかと思えば、突如雪の舞う宙空にスッと陽光が差し込んでキラキラと反射する、さながらダイヤモンドダストが広がったような素晴らしい光景を目の当たりにしながら、ぼくらはいそいそと三桁を目標にひたすらターゲットを針にかける作業に没頭する。ぼくにとっての野尻湖とはそういう場所だった。

 釣りの話はさて置き。
 野尻湖周回コースは1周15.3km。1km毎に距離表示やら注意看板などが立っていてジョガー、サイクリストに配慮が施されている。ぼくらは遊覧船乗り場からスタートして国際村へと向かう。この日の天候は小雨模様。けれど、茂る木立のお陰で雨はあまり気にならない。木の葉に落ちる雨音が静謐を演出している。道端には秋らしくドングリやら栗がたくさん転がっていた。きっと動物達も多く生息いているものと思われる。
 のっけからいくつもの起伏を超えなければならないタフなコースだった。ペースとしては6分半、登坂が長い場合はあるいは7分ぐらいで進んだ。途中「象の小道」という看板がひっそりと立っていた。湖に続くであろうその小径を横切って1km程進むと木立から眼下に湖が見える。そこからしばらくは降り勾配になり、竜宮崎そして寺ヶ崎のアリーナへと続く。ここでようやく道路が湖面の高さに近づき菅川の集落へ出る。距離にして概ね10km。県道をそれて松ヶ崎へ向かうコースがもっとも勾配のきつい登坂となる。(1kmで70mの登り、つまり7%勾配)登りの途中、木立の切れ間から左を眺めると、つい先ほど走っていた菅川の集落が一望することが出来る。こんなに高いところまで来たのかぁと思わずにはいられない。そこから頂上まで緩やかな登坂が続く。頂上を超えると何度も蛇行を繰り返してひたすら降る。湖面が見え、アリーナまで来れば残りは僅かだ。スタートした遊覧船乗り場の建物が目視出来る。

 1周を終えしばし休憩。膝の痛みを堪えて走っていたH間さんは2周目をレンタサイクルで伴走することに。マネージャーさながら声援を後方から送ることに。

 2周目。前半5kmぐらいは1周目と変わらないペースだったけれど、コース形状や骨っ子さんの天敵(笑)の所在も概ね掴めたのでややペースアップ。6分前半で進む。菅川集落で用を足し、難所の登坂に備える。再び走り出すと、走力のあるヒグマサさん、F井さんは何事もないようにスイスイと坂を登って行く。ぼくは二人の背中を見ながら追いかける。頂上に到達したところで、ペースダウンした二人になんとか追いつく。それからはゆっくりと坂を降りゴールを目指した。残り2kmぐらいのところでヒグマサさんが加速。流石の脚力だ。F井さんも?と思いきや、ニコニコしながらぼくと伴走しゴール地点に辿り着いた。
 2周目はあれよあれよという間に終えた感があり、随分と楽に走れた。実は、ぼくにとっては久々の30km走だった。新潟シティ前の必須課目をようやく一つクリアして良い気分になった。
 
 

 午前中に走り終え以降は完全に観光モード。ブルーベーリーのソフトクリームを皮切りに、昼食やら、お買い物やら、温泉やら、マッサージやら・・・これらのオプションを存分に楽しみました。
 終始、運転とナビをしてくれたH間さん、骨っ子さんには感謝です。
 野尻湖、また行きたいですねぇ。

 9/18まで…スイム0km、バイク15km、ラン154km