なぜ、ぼくは走るのか。なぜ走ることを選択したのか。迷宮を彷徨うのと変わらない問(とい)ではあるけれど、この1年このことについて考えない日はなかったと思う。時々そんなことをブログにも書き連ねてきたが、ぼくにとって走る行為とは、内在する自分と向き合い自身と対話をする一つの方法であり手段なのだと思う。10年ぐらい前のベストセラーとなった哲学の入門書に何度も出てくるフレーズだが「ウサギの毛の中に隠れることを選ぶか、その外へ飛び出そうとするのか」この問いかけは、ぼくにとって極めて切実な問題だ。ウサギの毛の外へ飛び出すきっかけが「走る」ことであり、走り続けることで外に飛び出すことができるかもしれないと思っている。
…と、つまらないので話題を変えよう。晴耕雨読というより晴走雨読。雨の日や、耐えられないぐらい寒い日は、体を動かすことに関連した本をてにしている。「世界のマラソンベスト50」がなかなかの良書だ。万里の長城マラソン、スイスのユングフラウマラソン、イスタンブールマラソン…極め付けは南極、北極マラソン。トップアスリートでもある著者の解説が秀逸で想像を掻き立ててくれる。そして大会の模様を撮影した写真が素晴らしい。日本を飛び出して海外の大会に行くことも決して夢ではないのだと思わせる力のある一冊としておすすめしたい。
12/3までの走行距離…30㎞
1 件のコメント:
海外ですか・・・。
ロマンを感じますね~。
いつかは自分も行きたいですね~。
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