2012年6月9日土曜日

H24.6生涯マラソンのこと

 初めて『生涯マラソン』に参加させて頂いた。 
新潟市近隣のマラソン同好会が持ち回りで開催する歴史あるイベントだ。 内容は距離別に走行走破タイムを予測し申告する。そうしてその申告時間の通りに走れるかを競うのである。早すぎても遅すぎても駄目。スピードやスタミナを他のランナーと競い合うのではない。時計を持たずに各々のペースやリズム、あるいはフットワーク、風を切る感覚など培ってきた体内時計を頼りにゴールタイムを目指すのだ。目一杯のタイムでも、走り慣れた練習ペースのタイムでも申告時間は選手の裁量に委ねられる。「生涯」と名付けられた大会の趣旨がここにある。諸先輩方の走ることに対する深い愛情と35年という長きに渡る継続力に改めて敬意を表したい。

 僕はというと会場まで走って行けない距離ではないと思いつつ、迷いを感じていたが走友会の先輩に背中を押され、自走で会場に向うとにした。自宅からは約12km。目的地に着いたときには大いに満足したが、想定した到着時刻を誤った為、準備をしている力走会(りきそうかい)さんを横目に時間をうっちゃるはめに。
 体育館に入るとママさんバレーの新潟地区予選が始まろうとして、それぞれのチームの選手から大会に対する意気込が感じられカッコいいなぁと見とれてしまう。それとなく眺めているうちに、気がつくとわれら走友会の面々が会場に到着しているではないか。知った顔に合流し少しホッとする。

 申告タイム以上に走り切ることが僕の目標だったが、実際のレースは辛いものだった。中でもアゲインストの風を受ける周回コースがきつかった。走友会の爆走ランナー、ニャー女史のオレンジのシャツを見ながら走りだしたのだけれど、どんどん遠ざかってゆく。僕には到底敵わないスピードだった。
 更に2周目。向かい風が更に強くなり、1周目よりも前進するのが容易でない。疲労からくる感覚かもしれないが区別がつかない。あと少しでゴールだからと言い聞かせ頑張ってみる。
 既にニャー女史のオレンジは見えない。少しペースを落とし息を入れる。気持ちが楽になった。風に負けてはいられない。背中が丸まらないように頭から骨盤までのアライメントをとる。少しでも前に進む力を生み出さねば。あと少しでゴールなのだから・・・。  

 大会の結果は、我ら走友会レディースの上位独占であった。優勝者のメグメグさんはなんと申告タイムに対して1秒差。エクセレント!体内時計を鍛えたいのならば我ら走友会の門を叩くがよろしい(笑)

1秒差とは、すごすぎです。
入賞おめでとう!!

 今もって僕自身の結果は不明だ。あれだけ辛かったのでぜひ結果が知りたい。わかり次第結果フォームに書き込みたいと思う。そうして、また次回も出走して目一杯走りたい。楽しいレースにまた一つ出会うことができた。

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