2012年10月23日火曜日

2012寺泊マラソンのこと

 新潟シティマラソンから中1週。エントリー種目は10㎞。45分内完走を夢見て何度かシュミレーシュンしたが、ちょいと今の実力からは無理と判断し46分を設定。折り返しの後半をキロ4分20秒を切って走る脚力はないと判断した。
シュミレーションしながら、スピード強化は今後の課題としてインターバルトレーニングなど積極的に取り入れねばと思った。

スタート。奥が僕
 さて当日。ぼくは走友会メンバーと合流し、体育館の中央に幟(のぼり)を立て我らの陣地が完成する。
歓談やウォーミングアップも束の間に、気がつけば選手はスタート地点に集合するようにアナウンスが流れていた。
定刻通りハーフ、5㎞とスムーズにスタート。ゲストランナーの有森裕子さんの激励と共に歓声が湧く。そしていよいよ10㎞のスタートだ。ぼくは走友会の快速女子R子さんの後ろについて行くことに決めた。

 スタートのペースは想像より早く、とてもついていけそうになかった。2㎞手前ぐらいから落ち着き、R子さんの後ろにこっそり(笑)取りつくことができた。
海からは強い風が吹き、ランナーの行く手を遮った。有森さんがスタート前のアナウンスで「自然とケンカしても勝てない」「風に対して思いっきり屈み込みなさい」と話していたことを思い出し、その通り実践してやり過ごす。前半は気分良く走ることができた。
折り返しまでR子さんの背中をみて23分30秒。想定より10秒遅い。

 折り返しから彼女は一気にペースアップ。トレードマークの黄色いTシャツがどんどん遠のいてゆく。追いすがろうとするが息が続かない。
風はアゲインストからフォローに変わる。風が背中を押してくれる。けれどぼくはペースキープがやっと。力が出ない、あるいは出せない状況だった。
風が再びアゲインストになり、残り4㎞あたりから雨が降ってきた。時計を見て逆算する。まだ46分台はある。

 今振り返ると、折り返し以降、追い越されることはあったが追い抜いたことは殆どなかった。今にして想えば、ペース配分の問題だろうか。
例えば、シュミレーシュンを3㎞ごとに設定をして、残り1kmを死んだ気でスパートするという考え方もあったかもしれない。そもそもバリエーションに富んだペース配分に慣れていないことが要因だが、10kmはあっという間の出来事なのだと認識した。
また当日の環境条件、今回ならばアゲインストの風をもっと考慮することも必要だったのかもしれない。

 再びレース回想。
 水族館を通過し、寺泊のメインストリートに出た。バスターミナルを抜け真っ直ぐ進む。雨が一段と強くなった。誘導に従い左折するとゴールが見える。激しく降る雨の中、有森さんがコースの真ん中でランナーを迎えていた。ぼくは左手でタッチ!
ゴールの時計が47分になろうとしている。力を振り絞りフィニッシュ。47分2秒。PBだが目標には届かなかった。

 ぼくはすぐにフィニッシュラインから踵を返した。ゴールに入ってくる走友会のメンバーに声援を送る為だった。土砂降りの雨が、さらに勢いを増したような気がした。熱い体を急激に冷やす雨だった。
今年の10㎞レースが終わった。

10/23までの走行距離…114km

2 件のコメント:

ファイターズ さんのコメント...

お疲れさまでした~。
自己ベスト更新はスゴイですよ。
この勢いだと、どんどん記録更新できますよ~。

フェマン さんのコメント...

記録更新おめでとうございます。
私もかなり刺激をもらっています。離されないように頑張りたと思います。