2025年11月28日金曜日

2025年 第38回伊是名88トライアスロン①

11/21(金)  伊丹空港で飛行機を乗り換えて那覇へ向かう。たしかGW明けの伊是名トライアスロンのエントリー開始よりも前、那覇までの直通航空券の早割を目あてにネット検索してみたら、予想に反してとても高価だった。晩秋の週末3連休の沖縄は人気のようだ。やむを得ず、時間はかかるが半額ぐらいになる乗り換え便を選択した。

 その頃はこの日が来ることをとても楽しみに思っていたが、いざこうして迎えてみると当時感じていた高揚感や期待感は消え失せて、すべての準備と目的地に無事に到着することへの使命感の方が勝ってしまい、淡々とスケジュールをこなしているだけでどこか味気なさを感じている。そもそもこの伊是名行きは自分にとって、レースへの挑戦もあるが南国バカンス的要素の割合が優っているのだがどうしたものだろう。軽く一杯引っ掛けて、お気楽に移動なんてことはルーティーン化した体調づくりに反するので流石にないが、何か移動の際の楽しい仕掛けが欲しいなと思う。


 伊丹空港に到着して携帯のメッセージを確認する。こういうときはなぜか普段ないような類いの業務連絡の一つや二つ入るものだが今回は何もなかった。よかった。その変わりとは言ってはなんだが、トライアスロンチームの面々が宮古島トライアスロンの抽選結果を報告しあっていた。そう、今日は宮古島の当選発表日。沖縄の3名に京都の1名は当選!やったね、おめでとう!

 昨年は沖縄3名とぼくは抽選で落選して2次の抽選待ちだった。結局は皆無事に参加できたから良かったけれど、1次で落選したときは気持ちが沈んだ。

 40回記念大会、フルマラソン復活ということがあり、是が非でもという参加者は多いと耳にしている。この旅の途中でぼくだけ取り残されることなんて…メールを開く。当選の通知。よかった。肚の奥底にズシンとくる感じがした。こういうのをなんていうのかうまく言えないけれど、大会へ向かう覚悟が整った。エアチケットも取得してるのでまずは一安心。

 ちなみに昨日、とある講習会参加の抽選申し込みの当選メールが届いた。そして今日は宮古島の当選の知らせ。こちらの望み通りにことが進もうとしている。どちらも仕事以外で、ぼく個人と世の中との接点をもたらすものなので誠実に臨みたいものだ。

 宮古島へ共に向かう予定の友人らにメッセージを送る。果たして彼らはどうなのか、当選しているといいな。


 那覇空港には予定より20分遅れで到着。自宅を出てからおおよそ7時間が経過していた。黄昏る那覇はまもなく日が沈もうとしていた。我がチームのキャプテンが空港まで迎えにきてくれた。彼の運転で市内にある彼の自宅へと向かい、バイクを組み立てさせていただく。作業を終え、バイクを車に積み込んで再び出発。伊是名島へ向かう船の出る港に近い本部(もとぶ)という街を目指した。しかし、途中ぼくのひと言で、副キャプテン殿の自宅に寄ることになり、結局キャプテンと共に泊まることになった。

 皆で買い出しをしてノンアルコールビアで家族の皆さんと乾杯。楽しい夜の時間を過ごす。翌朝に備えて23時前には就寝する。

 この旅のどこかで楽しいと思える自分に出会えることを期待していたが、那覇に到着してから思わぬ展開に終始笑顔が絶えなかった。気の置けない友人というのは貴重な存在だとつくづく思う。(つづく)


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