そうして金曜日。ブリック練をこなすつもりでジムへ行ったのだが、スイムの途中から気分が悪くなった。仕事を終えてからの帰路の電車の中でなんとなく自覚はあった。脆弱な三半規管を持つぼくは、スイムの前には必ず酔い止めを服用してから臨んでいるのだが、この日はそれでも目眩を感じ、ジャグジーやサウナで少し休憩を取ってみたものの、ムリは禁物と撤退を決めた。そう、大概予定したことが実行できないときというのは、得てしてこういうことが原因になるものだ。
翌朝、十分に睡眠を取った筈なのに、症状は改善されることなく目眩と悪寒に苛まれ、風邪もあるかもしれないと、この日の予定をすべて変更する。
手を打てることは全てやり、リビングで犬達と並んで身体を横にしながら、テレビのモニターを見つめていた。すると、いつものまにか眩暈がなくなり起き上がることができるようになった。回復の腰を折らないように、サドルの上の人となることで妥協をする日となる。
そして日曜日。万全とは言えなかった。けれど、いつもと変わらない日曜といった雰囲気を醸しつつ、身支度を整えてランニングへ外に出た。暖冬を象徴するような鮮やかに晴れる空の下、実に一週間ぶりだった。
長い休息を得た筋肉たちをゆり起こすように刺激を与える。調子は悪くなさそう。むしろ疲労が抜けてフレッシュな状態のようにも受け取られた。
10kmを通過してからはレースのつもりで臨んだ。ガーミンの計測音を頼りに走るコースを考えながらフォームや息遣いをチェックする。気持ちよく走れることがことのほか嬉しく楽しかった。
18kmを過ぎたあたりから四頭筋に疲れを感じ、こんなんじゃぁフルは心許ないなと思った。そもそも1週間もランニングを休むのはデメリットは少なくない。本来の計画ならば土曜がレースペース走、この日曜はイージー走のつもりだった・・・、などなど反芻しつつ20kmの計測音で走るのをやめた。時計を確認すれば後半は概ねキロ5分ぐらいでやれていたのでそれで良しとした。
まだ気力も体力もあったのでバイクに跨ることにした。海の方向から吹いてくる風は弱くはなかった。が、こうしてバイク練ができること自体考えられないこととだと、幾分重いギアを踏みながら、雪のまったくない冬枯れた風景をサドルの上から眺めた。
☆☆☆ 今週のトレーニング ☆☆☆
週のメイントレ:ハーフ走試走
20(月) 朝 筋トレ 夕 固ローラー(60)
21(火) 夕 筋トレ&固ローラー(70)
22(水) レスト
23(木) 夕 夕 筋トレ&固ローラー(80)
24(金) 夕 スイム500×2(20) 体調不良にてヤメ
23(木) 夕 夕 筋トレ&固ローラー(80)
24(金) 夕 スイム500×2(20) 体調不良にてヤメ
25(土) 午後 固ローラー(100)
26(日) AM ブリック練 ロード20km (105)&バイク(75)
26(日) AM ブリック練 ロード20km (105)&バイク(75)
当週km (分) …S1 B109 R20 (510) Re2
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