2025年10月14日火曜日

新潟シティマラソン2025開催週。2025.10.6~10.12

 天高く馬肥ゆる秋。過ごしやすい気候になりぼくの食欲も増幅してよく眠れている。一方で炭水化物を摂ったあとの眠気が強目に出てどうしようもなく眠い。ここ数年、平日のお昼ごはんのあとに10~15分程度の昼寝が習慣化しているがそれでも足らない。今週はマラソン週だが体調は良いとはいえない。

★トレーニング備忘録
10/6(月) 前日ノートレだったのでジムでひと追いしようと考えていたが倦怠感があって気力もわかない。体調を優先してこの日も休養に充てる。ガーミンの表示がずっとリカバリなのだがあながち間違っていないのかもしれない。

7(火) 来年2月開催の群馬桐生堀マラソン(ハーフ)にエントリー。恒例行事である。このたびも前泊で乗り込む予定。今年は大雪で高速道路が通行止めになってしまい途中で引き返しDNS。さすがに毎年そういうことは起らないだろう。大会エントリーフィーは相も変わらずの3,000円と安心の価格設定、デザイン性の高いTシャツが参加賞と考えればもしも今年のような不可抗力のDNSでも損失感は少なく感じられる。
 さて終業後はジム。ストレッチからトレミにのって1㎞程度をキロ6で走ってからサブ4ペース。フォームの確認を何度も廻し、ビルド的に上げて5分20秒台まで7㎞走。さらっと走って帰路につく。

8(水) 終業後はジム。この日は筋トレから。バーベルスクワット50㎏8r×2、55㎏8r×2、60㎏6r×2。前回同様にできるだけ腰を深く落とすことに注力した。四頭筋はもちろん大殿筋、ハムと内転筋に刺激を感じた。重量を伸ばすことよりもこれら4つにしっかり効かせることを優先しいきたい。
次いでトレミ。キロ6ペースでスタートして1㎞経過しないうちにサブ4ペースまで上げてしばしのペース走。5㎞通過で若干ペースを上げて前日同様に7㎞、時間にして約40分走。スイムが脳裏に浮かんだが翌日に取っておくことしてこの日のトレはこれで終了。
 スパで交代浴をしていると審判長殿とお会いし、一緒に湯につかりながらしばしの歓談。思わぬ長湯となったが温浴効果に期待したい。

9(木) 終業後ジムへ。完全休養よりはアクティブレストを考えてインターバル泳で100m×7本。心拍を上げるにはスイムが適している。スイムトレの間隔があいたけれど2ブレス1ストロークの感覚は失われてはいなかった。この日はこれで終了。

10(金) 帰宅後ロード。ジョグからはいって、意図してレースペースに上げられらばいいなと思うも体調なのか、はたまた筋トレからの筋肉痛のせいからなのかペースがあがらない。このまま続けても良くないと判断して5㎞走で終了。

11(土) シティ前日。いわずものがのマラソン前日。午前中の遅い時間は長男の文化祭へ行く予定だったので、朝方に少し刺激を入れようと目論んでいたが、どうも体調がすぐれずに午後に持ち越し。予定どおり文化祭へは出掛けたけれど風邪の前触れのような症状を感じ、予定を最小限にして帰宅。床にもぐりこんで夕方まで惰眠を貪る。この結果ノートレ。

12(日) 新潟シティマラソン当日。別記事へ。

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10/6(月) 休養
7(火)  トレミ7(40)
8(水)  筋トレ(7)、トレミ7(40)
9(木)  スイム0.7(12) アクテイブレスト
10(金)  ロード5(32)
11(土) 休養
12(日) 新潟シティマラソン(Fin 4:03:32)、スイム少々
10/6~12(km)…S0.7、R61、Re.3

2025年10月6日月曜日

2025.9.29~10.5

  10/1(水)早朝。目が覚めたので来年4月の宮古島トライアスロンに応募する。アス友さんらから続々とエントリーしましたとの連絡が届く。皆、似たようなことをしているのだなと思う。11/21(金)に1次抽選の発表がある。今年こそ1次突破に期待したい。

★トレーニング備忘録
9/29(月) 終業後ジムプールへ。インターバル泳で1,500m。しっかり呼吸を止める、ストレッチタイムの腕の位置や2ストローク1ブレスなどに意識を廻す。

30(火) 終業後、走る気満々でジム入館。ストレッチからトレミにのって1㎞程度走ってからサブ4ペースへ。フォームの確認を何度も廻しながらビルド的にあげつつ5㎞以降は5分10秒台を意識して10㎞まで。上着の替えを挟んで再びトレミにのってサブ4ペースで2㎞程度踏んで締めは4分半まで上げてひと刺激。 10㎞程度の距離ならこれぐらいはできるので、さらにもう10㎞、つまり20㎞ぐらいはやれるようになるのが当面の目標だ。スモールステップで着実にいこう。

10/1(水) 終業後はジム。前日の内容をからこの日は筋トレ&トレミメニュー。バーベルスクワット60㎏を5~8r×5回。出来るだけ深く腰を落とすことに注力しハムと内転筋に刺激が入り、終盤は足が小鹿のように震えた。刺激をどこに入れるかで筋トレ効果は変わってくると思っているので、具合をみながら内容調整をしよう。
 ちょっと脚に力が入らない状態でトレミへ移動。ジョグで7.8㎞走る程度と考えていたがスイッチが入ったすぐさまサブ4ペースあわせ、時間を置かずに5分半ペースで頑張ってみた。苦しければ途中でペースを下げればよいと思っていたが10㎞走。やってみて思うのだが現状はこのペースでフルを走り切るのは難しい。シティはネガティブ走サブ4ペースの前後10秒ぐらいの幅をもって組み立てたい。

2(木) 終業後ジム。脚部の筋肉痛がひどいのでスイムを選択。インターバル泳で100m×12本+α。途中から審判長とレーンシェアしたことで緩むことなく心拍キープできたいと思う。

3(金) 休養。

4(土) シティ対策としては最後の週末。午前中にほぼイーブンペースで気持ちよく中距離走と言いたかったけれど、20㎞手前でエネ切れしてしまいキリの良いところでヤメ。

5(日) 様々な事情でノートレ、完全休養。

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9/29(月)  スイム1.5(26)
30(火)  トレミ12(65)

10/1(水)  筋トレ、トレミ10(56)
2(木)  スイム1.6(28)
3(金) 休養
4(土) 午前 ロード20(110)
5(日) 休養
9/29~10/5(km)…S3.1、R42、Re.2

2025年10月1日水曜日

2025.9月のまとめ

 いわずもがなの一区切りの大会を終え、気持ちを新たに目標に挑もうと環境を整えている。バイク機材の入れ替えはおおよその目途がたったけれど、セルフコーチングの欠点をどう補填するかはもう一歩踏み出せない感じだ。可能な限りブログに記載しようと思う。

 そして今日10/1は、宮古島トライアスロンのエントリーが開始。早々朝にエントリーを終えた。この2年共に2次募集(ウェイティング)でなんとかなったが、この40回記念大会はランがフルに変更したこともありトライアスリートの耳目を集めているようだ。結果発表は11/21。伊是名88参加に向けて沖縄へ向かっている頃に判明する。

9月のトレーニング・・・Swim11.8(10)・Bike145(3)・Run193(13)・Rest.10
1(月)  スイム1.7(30)
2(火)  スイム1.8(32)
3(水)  トレミ8(44)
4(木)  スイム0.7(15) アクティブレスト
5(金) 休養
6(土) 午前 バイク19(47)  ラン6(35)
7(日) 佐渡トライアスロンBタイプ(130.35㎞ S1.35,B108,R21) 6時間8分台 fin
9/1~7(km)…S5.5、B127、R35、Re.2

9/8(月)  休養
9(火)  スイム0.85(15) アクテイブレスト
10(水)  筋トレ(11)、スイム1.0(17)
11(木)  トレミ7(40)、スイム0.55(10)
12(金)  休養
13(土) 午前 スイム2.05(36)
14(日) 午前 ロード13(78)
9/8~14(km)…S4.4、R20、Re.3

9/15(祝) 午後 ロード8(48)
16(火)  筋トレ(10)、エアロバイク18.5(40)
17(水) 休養
18(木)  トレミ15(83)、スイム0.4(7)
19(金) 午後 ロード15(86)
20(土)  ロード15(89)
21(日) 午前 ロード30(200)
9/15~21(km)…S0.4、B18、R83、Re.1

9/22(月) 休養
23(祝)  ロード21(120)
24(水) 休養 
25(木)  筋トレ、アクテイブレスト
26(金) 休養
27(土)  トレミ11(62)、スイム
28(日) 午前 ロード11(64)
9/23~28(km)…R43、Re.4

9/29(月 スイム1.5(26)
30(火)  トレミ12(65)

2025年9月29日月曜日

2025.9.22~9.28

★トレーニング備忘録
9/22(月) 先週、走り込んだ脚休めとして休養。翌日のトレーニングに備え友人と食事へ。

23(祝) 朝は自宅スタートのランニング。入りはまるでペースが上がらなかった5㎞通過あたりからサブ4ペースに到達、遵守してハーフ走まで。早目の朝食のおかげでスタミナ切れを起こすことなく、ささやかな水分補給で走ることができた。
 そのあと先週の「鬼滅」に続いて「チェーンソー」を観にでかけたりたり休日を楽しむ。夕方、ワンコズをお供に近所をふらふらと散策していると、夜から開かれる毎年恒例の催しで近所の施設に人が集まっているようで賑わいを感じた。そして夜。催しものスタートと共に30分間ほど夜空に花火が上がった。

24(水) 休養。倦怠感大。

25(木) 朝、バランスボールに腹筋ローラー、ダンベルを使ってサーキット形式で刺激を入れる。
 終業後、佐渡トライアスロンに参加された皆さんらと懇親会。大いに盛り上がり刺激を受ける。帰路につく頃に朝の筋トレの筋肉痛がでる。

26(金) この日も終業後に食事会。振り返ると先週から1週間にわたって様々な方々と飲んだり食べたり時間を過ごした。ふとトレーニングが脳裏に明滅するが、週末しっかりこなせばよいといい聞かせる。

27(土) 午前中はジム。なんとなくトレーニングに復帰する感覚があり、やや気負い気味にトレミで10㎞走をこなし、上着を着替え、再びトレミに乗ったものの疲労感が大きくダウンジョグ的に1㎞走ってト終了。気を取り直してプールへ向かったがレーンが混雑していて非常に泳ぎにくく少し泳いでヤメ。その後、お世話になっている自転車屋さんへバイク見積の説明を受ける。楽しいひとときだった。

28(日) 午前中シティ対策としてロードへ。走り出しからやんわりアクセルを踏んだつもりで前半は上々だったが7㎞過ぎあたりから酷く発汗してペースダウン。11㎞で足が止まる。徒歩で帰宅して、その後は休養に充てる。黄色信号。

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9/22(月) 休養
23(祝)  ロード21(120)
24(水) 休養 
25(木)  筋トレ、アクテイブレスト
26(金) 休養
27(土)  トレミ11(62)、スイム
28(日) 午前 ロード11(64)
9/23~28(km)…R43、Re.4

2025年9月22日月曜日

お見積り。2025.9.15~9.21

 先週金曜日、ロードバイクの見積を依頼した。予算はもちろん限られているのだが、漠然としているのでまずは数字を把握して、とにもかくにも試乗を熱望する。
 ホイールはフルクラム、変速機はシマノ105で十分だがDHコントロールの場合、若干の工夫は必要らしい。ディスク化することで必要になってくるものがたくさんありそうで積み上げたら一体いくら必要になるのでしょうか。もっとも高価なのはシーコン(バイクキャリアー)かな。

★トレーニング備忘録
9/15(祝) 午前中は自宅リビングの掃除と家具の配置替えにひと汗かいた。このところ住まいの手入れが疎かになっていたので、今後の呼び水的に作業した。
 ちょっとまったりして午後の遅い時間から身体を動かす。本来やりたいトレーニングがあったのだが、身体に火を入れてから様子をみようと考えていたが、まったく思うように走れなかった。徹夜明けなどの疲労などのせいだろうか。目下、ランニング後は確実に左の踵が痛む。恐らく足定筋膜炎。フォームに問題があると考えている。

16(火) 今週は連休に挟まれていることも手伝って心が軽い。シティ対策をせねばと少々の焦りはあるけれど走破時計はいったん外に置き、自身のランニングの課題を優先的に取り組もうと考えている。
 終業後はジム、フリーウェイト。ストレッチから腹筋ローラー10r×4セットほど刺激を入れてフリーウェイトコーナーへ移動。バーベルスクワット60㎏8r×4、70㎏5rまで。各部位に利かせるように時間を要す。次いでエアロバイクを40分ほど漕いで終了。

17(水) 終業後、忘れ物の捜索にジムㇸ脚を運ぶがノートレで帰路につく。休養。

18(木) この日は時間調整の名目で昼に業務を終了。所用をこなして午後の遅い時間にジムへ。ストレッチからトレミ。キロ6スタートで5㎞でサブ4、5分半、5分20秒と徐々にペースアップ。10㎞で上着を着替え、終盤は5分10秒台まで上げて15㎞。

 脚の付け根と骨盤の動きに対して上半身の振りを制御、同期ささせることでかなり楽に走れた。下っ腹を前にして、頭を起こして顎を少し引く。四頭筋への負担を軽減、ハムに刺激が入るように上体を起こす。膝から下は脱力。
 上半身の制御は、従来の肩というか肩甲骨を意識して骨盤の左右の動きを追いかけるようなイメージで左右に振りすぎないことで推進力に転用する(壁を作るという表現もある)。

 次いでコンディショニングとしてスイムへ。教室開催で混雑。同レーンにはシェア時のルールを理解できない方、マナーを知らない方と一緒になったので早々にヤメ。後者には思わず注意してしまった。毎回会うたびに気になっていたのだが此度を越していたので、つい言ってしまう。

19(金) この日も半休を利用。夕方から用事があるので午後をランニングに充てる。地元コースを15㎞サブ4ペースには届かず。

20(土) 佐渡から友人らが訪れているので朝トレのみ。前夜の酒精が残っていたので序盤はスロー、10㎞以降からあがるも全体的にはキロ6チョイ越えで15㎞走。

21(日) 新潟シティ対策の名目で気の置けない友人らと共に島2週のスロジョグ30㎞走。
 背骨を前に出して体をくの字にすることで自然と下っ腹が前に出、上体を起こすことにも繋がった。この背骨の前後の動きは骨盤の左右の振りと同様に意識できると速力向上につながるらしい。これは非常に重要だ。
 練習後、近くの銭湯で汗を流し、久しぶりの下町を散歩するように古町の飲酒イベントへ赴いた。思っていたよりも高価な一杯に思わず散財してしまう。

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9/15(祝) 午後 ロード8(48)
16(火)  筋トレ(10)、エアロバイク18.5(40)
17(水) 休養
18(木)  トレミ15(83)、スイム0.4(7)
19(金) 午後 ロード15(86)
20(土)  ロード15(89)
21(日) 午前 ロード30(200)
9/15~21(km)…S0.4、B18、R83、Re.1

2025年9月16日火曜日

2025.9.8~9.14

 レース後というのは安堵と興奮が混ぜ合わされて、ポジティブな気分なときは多大な希望や期待をしてしまう。しかるに冷却期間を置くことが肝要。冷静さを取り戻してから今後の計画を練ろう。この記事の確認をしている朝の段階では来年の佐渡はAタイプへチャレンジする気持ちが満々だ。

★トレーニング備忘録
9/8(月) 休養。地元のお祭り。楽しくなって思いがけず屋台のあれこれを食べる。不思議と、お酒は欲しくなかった。

9(火) 昨日よりも脚部の疲労感が強く、トレーニングを休もうかと考えてしまうが、アクテイブレスト的アプローチで終業後にジムのプールへ向かった。スタートはキックドリル、続いてインターバル泳。これまでの気づきを集約するように100mを泳いだところ、時計はすんなり97秒台。

ストレッチタイムは頭頂部と水面を合わせる。顎を引いてしっかりプールの底をみることで前重心を作る。
指先、手首、肘の順番で水をとり、肘を高い位置に保ったまま最後までプッシュ。反対の腕のエントリー動作と同期は必須。もちろんキックもね。
エントリーは肩甲骨をつかって肘を上げ、肩から真直ぐの位置に入水し肘ピンを忘れない。
ストレッチタイムを取る方の肩に頭を寄せ左右の重心を入れ替えて推進力にする。氷上を進むスケーターのように。
①~④2ストローク1ブレスを1セットとして繰り返す。

10(水) 終業後はジム、フリーウェイトから。1ヶ月以上ぶりだ。バーベルスクワット60㎏を5r~8rを6セット。腹筋ローラーを10r×3セット。まずはこれぐらいからかな。バーベルスクワットはその最中に脚にきた。ジワジワ攻めるように鍛えていこう。
 続いてスイム。キックドリルからインターバル泳。2ストローク1ブレスで大きく水を掻く。スイム頻度が高いせいで調子は悪くない。この勢いを保てるようにせねば。

11(木) 終業後はジム、トレミ。疲労感がうっすらあるのでまずはジョグで入り息を整える。これまでのフォームのおさらいをやりながら、脚と骨盤の動きに上半身や腕振りを合わせる。これまで上半身や腕振りから先に意識がまわっていたので順番を変えた。こういうちょっとした変更で気付きを得たりするものだ。キロ5まで上げ、ダウン走まで含めて7㎞。40分間トレミで汗をながす。それから何か掴めそうな感のあるスイムへ。①~④を意識して50mインターバルを少し。

12(金) 業務にて完全休養。久しぶりの徹夜作業。

13(土) 前日は日中から通しで朝方まで仕事をしていたが、午前中こなさなければならない用事を済ませジムへ。まぁそういうときは大抵忘れ物をするものでジムはスイムのみ。100mインターバル泳を18本。いい感じで泳ぐことができた。

14(日) 新潟シティマラソンに向けて調整開始。気持ちよいところから入って、中盤からフォームに気を回して走る。予想以上にペースが上がらなかった。

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9/8(月)  休養
9(火)  スイム0.85(15) アクテイブレスト
10(水)  筋トレ(11)、スイム1.0(17)
11(木)  トレミ7(40)、スイム0.55(10)
12(金)  休養
13(土) 午前 スイム2.05(36)
14(日) 午前 ロード13(78)
9/8~14(km)…S4.4、R20、Re.3

第37回(2025年)佐渡トライアスロンのこと

 1.スイム

 佐和田の海の浅瀬には白波がいくつも見える。

 Aタイプがスタートする朝の海といえば鏡面のような穏やかな印象がある、が今年は違った。浅瀬には波が立ち海面のところどころがうねってみえた。今年はハードモードだった。

 波立つ海を泳ぐことよりも、ぼくは波酔いを心配した。海で練習を始めた頃、二日酔いみたいなひどい波酔いを経験してから、海で泳ぐときには必ず酔い止めを服用することにしていた。普段は1錠を割って半錠ほどで済ますのだが、今日は1錠を使うことにした。

 Bタイプのスイムチェックが始まったあたりから進行役の新田さんが

「体調が心配だったり、泳力に自信のない選手はスイムスキップの申請をしてください。無理はしないでくださいね。」としきりに自制を促していた。安全第一のお知らせぐらいにしか気に留めていなかったが、海からの風が強まり、幾重もの白波が立つのを目の当たりにすると、時間経過とともに高くなる波を危惧しているのが理解できた。待機する選手からスイムスキップを選択する声も聞こえてくる。

 ぼくらBタイプの選手がスイム会場に移動を終えた頃、スタートの15分前ぐらいだろうか、審判長からスイムの距離変更が告げられた。今年のB.Rのスイムは1、350mに短縮された。ぼくは腹を括ってスタートを待っていたので距離短縮の措置に別段なにも感じないままに海上に浮かぶ目標物の説明を聴いていた。


 定刻7:30。号砲を合図に選手たちは一斉に海へ向かう。ぼくはちょっとだけ浅瀬を歩き空きスペースを見つけ海へ飛び込んだ。ひどく濁った海底を見ながら、水を掻きストリームラインの姿勢で波に翻弄されてみた。波の間隔や強さを掴もうとした。波の通過にあわせて水中を進み、通過後にブレスできればと考えていた。

 最初の何度かは上手く行った。しかし、今思えばそれはほんの僅かだったかもしれない。周囲からのプレッシャーを受けた途端にタイミングが合わなくなった。

 ブレスの最中に波に揺られると自分がどこへ向かおうとしているかが判らなくなった。ヘッドアップすると眼前に波が現れ前を塞がれ、盛り上がった波の斜面とそこに浮かぶ選手らの姿しか見えなかった。

 波に翻弄されながら周囲の選手達からあまり離れないように努めた。腕の時計が振動し、スタートから10分経過したことを伝えてくれた。目標に向かっていればあと自分の泳力なら一つ目のブイまで150mぐらいだろうか。あたりを付けてヘッドアップを繰り返し、ようやく視認できたブイは確かにそう遠くはなかった。


 第1ブイを通過して第2ブイを目指す。ブイの間を繋ぐロープをつたって進んだので波はあったけれどそう難しくはなかった。

 岸に向かうのも難しくはなかった。波に乗れば楽に進んだ。ぼくはリレーの選手をみつけ、その方の左後方について先導役に利用した。

 眼下の海底にはごろた岩が見える。岸は近い。もうしばらく泳がなければならないのだけど、言わずもがな沖に向かうのとは気持ちはまったく異なった。距離を短縮したことをふと思い出した。

 海底が身近に迫ってくると、すでに立ち上がっている選手がみえた。思わずぼくも立ち上がる。つられてしまった。しかし岸までは50m弱距離があった。2度ほどドルフィンぽいことをしたが全然上手くできないので、いつものようにギリギリ岸まで泳いだ。 ※スイムアップ0:22分


 2.バイク

 拍手と声援。バイクのタイヤとアスファルトの摩擦音にホイールの回転音。朝の佐和田の街にトライアスロンの音が響く。第2幕バイクパートの始まりだ。

 まずは両津をめざした。追い風。漕ぎ出しは力んでしまうようでハムストリングスやら四頭筋が疲れてしまいペダルを漕ぐのが嫌になる。いつもそうだ。なので自分の気持ちいいリズムでペダルを踏むように殊更に努める。周囲はもちろん追い風につられてはいけない。入りは自分のリズムが大切だ。左手に展開する雄大な大佐渡の山々に時折目をやりながら国仲バイパスを走った。


 新穂を経て両津、佐渡1周線に辿りつく。両津海岸から河崎、真木、入桑、姫崎を通って水津までくるとスタートの河原田から距離にして約30km。特徴的な佐渡島の形状の釣針のような地形をトレースすると風は完全な向かい風となった。

 AS(エイドステ-ション)で補給ボトルを受け取る。今年のボトルは黒、ソフトタイプでとてもカッコいいボトルだ。前にリレー参加の佐渡市長のバイクがいて、ボランティアの子らが、市長速いねーと話し合っているのが聞こえた。白いTシャツを着た彼の株は上がったに違いない。


 向かい風とは喧嘩しない。無理に頑張らない。向かい風の30㎞/hキープは難しいが、焦らずいつもの自分の漕ぎ方を通した。ちょい重いと感じるぐらいのギアで自分の体重を乗せるように、そして踏み込みすぎないようにペダルを踏む。ケイデンスは高くはない。風が強いと感じたらギアをひとつ落とす。ひたすらそれを繰り返す。

 岩首、多田、城ヶ崎に赤泊、そして羽茂を超えて小木。距離にして概ね80km。スイム会場に続いて小木ASで待ち構えていたIさん夫婦の応援が背中を押した。

 誘導に従って右折すると斜度のある上り坂が現れる。小木の坂だ。勢いはすぐに削がれ大減速する。太陽が顔をだしていて秒で汗だくになる。リズムよくこれ以上ないぐらい上手に上っているつもりだが、次々と後続に抜きさられる。力の差をみせつけられた。小木の坂はいつも試練が詰まっている。

 その登坂途中、反対車線の右手側、順位を教えてくれる男性がいらっしゃった。過去にもこの坂で通過順位を教えていただいたことがある。おそらく同一人物だろう。ぼくが通過するときに「44番!」といわれ励みになった。レース中の順位なんて知りようがないので、本当にありがたい。

 ぼくは前乗り、上ハンドルを軽く指先でつまみ腹圧を上げる。セオリー通りのロードバイクの登坂に徹底した。


 上りの難所を越えると素晴らしい追い風になった。そして進むにつれて空は暗転した。曇は陽射しを遮ってくれるので歓迎だが、あまりの急激な変化に驚いてしまった。

 下り坂ではホイールにしっかり仕事をしてもらいバイクコントロールに専念。最後の上り坂となる西三川のあたりは追い風を利用して楽に上ることができた。

 追い風は真野まで続いた。八幡館を通過したあたりから力はやや弱まった感はあった。がサイコンに目をやるとAve.30km/hを表示していた。終盤の追い風と下り坂のおかげだ。河原田までの残り僅かを気をよくして漕いだ。

 こうして振りかえると、普段やっていること、場面において適宜やらなければいけないことをやり通せるかが肝要。とはいえ気温が高くならなかったことがバイクパートに耐えられた一番の要因に間違いない。 ※バイクアップ3時間37分


 3.ラン

 トランジションで審判長から声をかけられた。まさかのペナルティー!?なんてことはなく小佐渡の風の状況とバイクへの影響をヒアリングをされた。端的に答えたつもりだが役立ったのだろうか。

 肩書きに「長」の着く方の重責は計り知れない。スイム短縮の判断なども含め、現場の情報収集に勤しむ彼の姿をみて頼もしかった。ぼくらは運営に関わるあらゆる人々によって競技に没頭できることをゆめゆめ忘れてはいけない。

 宮古島のときのように忘れ物をしていないか身の回りの確認をしてスタートした。空は一面の鉛色でいつ雨が降ってもおかしくない様相だった。進行方向から強めの風が吹いてくる。海をみると緩むことのなさそうな白波がいくつも立っていた。

 走り出しは悪くなかった。バイクからランの動作移行の違和感もあまり感じなかった。なにより陽射が照りつけないのが大いに助かった。携帯したビニール袋に氷を詰めてもらって身体を冷やしながら走った。

 1周目は調子に任せた。かなり前(赤泊あたり)から気になっていた生理現象を沢根ASで済ませる。トライスーツがワンピースなので着脱に手間取った。ミドルのレース中に用を足すのはこれまでほとんどなかった。それぐらいに汗をかかなかったということだ。


 沢根の折り返しから河原田まではサブ4ペースぐらいで走れたが、以降はキロ6分以下に落ちた。もちろん自覚していたが中盤なのでキープに徹した。エネルギー切れもあり得るのでひとつジェルを口に入れる。右足の中指が靴に当たって痛かったが、それはペースダウンの原因ではなかった。

 海岸沿いコースの2週目。顔見知りの選手に声を掛け合う。周回コースの良いところのひとつ。広角を上げて笑顔に努める。

 頭で何度もフォームをチェックする。この5月ぐらいからフォーム改善として、骨盤周りと上半身の連動動作、腕振りにピッチ。それから厚底シューズを上手に利用できているか、などなど。ここまでやってきたことを同じように繰り返すように努めるがペースアップに結ばなかった。

 誘惑もたびたびあった。しかし、次のASまでは止まれないと自分と交渉をした。その頃はペース維持がやっとだったと思う。終盤はペースを上げられるだろうと楽観的だったがそんな余地はわずかもなかった。

 限界を超えるとか、自身に抗えなんていう言葉はぼくには空虚でしかない。頑張るという言葉も嫌いじゃないけれど具体性に欠けている。自分のできること、これまでやってきたことを愚直に繰り返すしかない。同じことやっているつもりでも疲労によって精度が低下している。なのでしつこく繰り返す。終盤はこれしかない。今年は走れる環境があったが、どういうわけか走ることができなかった。これが今回のランパートの総括であり、今後の課題である。

 ※ラン 2:07分 ゴールフィニィッシュ 6時間9分