暦も残すところあと2日。今月はギリギリまで何かと気忙しく、長期休暇となる今年の年末年始のスケジュールを今頃になって埋めにかかっている。なんともやり切れないが仕方ないと諦めている。
今年のランニングの振り返りをしたいと思う。
今年の総走行距離は2,311km。昨年の12月から月間200kmを走ろうと目標を立てランニングに取り組んだ年だった。走友会の諸先輩をはじめ様々な方々とランニングする機会に恵まれ、走るために必要なことの多くを学んだ。
冬に一頓挫あったが走ることで持ち直して以降、春には諸所のレースで練習の成果を感じた。そして「秋3連戦」と銘打った初戦のフルでサブ4入りを果たす。大目標がそれだったのでひとまずクリア。その後10km、ハーフと出走。残念ながら目標タイムには届かなかったがそれぞれが自己ベストとなった。
ぼくにとってこの期間のランニングライフは濃密だったと思う。フル完走あとのハムの抜け切らない疲労感、ハーフ完走後にふくらはぎが痙攣して歩けなくなったこと、それらすべてが達成感に直結した。レースを通じてさまざまな人たちと辛さや苦しさそして歓喜を共有することもできた。これらの体験が僕の人生における価値観のセンターコアとなり成長を始めた予感がする。大袈裟だがぼくには充分すぎるほど劇的な一年だった。
さてさて。ランニングへのモチベーションを刺激してくださりレースの後は一緒に酒を酌み交わした走友会の皆さん、そしてレースでぼくと走ったすべてのランナーの皆さんにこの場を借りて感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。そして来年もランニングライフを楽しみましょう。
今月の走行距離…147km/2,311km
2012年12月31日月曜日
2012年12月20日木曜日
走友会の忘年会にて
12/14(土)走友会の忘年会だった。20名以上のメンバーが集まり酒宴が催された。酒のつまみはもちろん「走ること」を発端にした話題が中心。いつも同じようなことを話しているはずなのだがネタは尽きない。皆、走ることが心底好きなのだ。走ることを趣味としている面々の集まりなので、当然と言えば当然なのだけど。
走友会に入会したお陰で3月〜11月まで期間いくつものレースに参加することができた。フルマラソンはもちろん、ハーフマラソン、中短距離走、ミニ駅伝レース…。規模も様々で、地域のボランティアで催す大会、市町村主催などなど。一つ一つの大会の情景を割とはっきり思い出すことができる。走ることに関しては濃密な一年だった。きっと来年は今年経験したレースをトレースするようにエントリーするのだろう。そして、新たに挑戦したいと考えているのがトライアスロンへの出場だ。今のところ全然泳げないし、バイク購入の目処も立ってない。けれど出れるものならば村上のトライアスロン51.5でデビューしたい。
そんな想いの一方で、海外マラソンへのエントリーも興味深くなってきている。ぼくにとって海外へ行くのにこれほど明確な理由はない。なんでこんな簡単なことが思いつかなかったのか不思議なぐらいだ。走るために国外へ。夢のある話じゃないか。ただ、一人では何とも心細い。
走友会に入会したお陰で3月〜11月まで期間いくつものレースに参加することができた。フルマラソンはもちろん、ハーフマラソン、中短距離走、ミニ駅伝レース…。規模も様々で、地域のボランティアで催す大会、市町村主催などなど。一つ一つの大会の情景を割とはっきり思い出すことができる。走ることに関しては濃密な一年だった。きっと来年は今年経験したレースをトレースするようにエントリーするのだろう。そして、新たに挑戦したいと考えているのがトライアスロンへの出場だ。今のところ全然泳げないし、バイク購入の目処も立ってない。けれど出れるものならば村上のトライアスロン51.5でデビューしたい。
そんな想いの一方で、海外マラソンへのエントリーも興味深くなってきている。ぼくにとって海外へ行くのにこれほど明確な理由はない。なんでこんな簡単なことが思いつかなかったのか不思議なぐらいだ。走るために国外へ。夢のある話じゃないか。ただ、一人では何とも心細い。
忘年会の席で、今年のニューヨークシティマラソン(残念ながら開催中止になったのだが)にエントリーしていたK大兄にそんな想いを話したところ「よしっ!2014年はイスタンブールだっ!一緒にいくぞー!!」2年後のことだけれどこちらのほうが一歩前進。しかもなんとも頼もしい連れの出現だ(笑)
イスタンブールマラソンの歴史は古く1970年代から続くレースだ。参加者はファンランを含め10万人。ヨーロッパとアジア二つの大陸を結ぶ地理的条件を満たすのはもちろんここだけ。さすが大兄の慧眼。ビッグアップルのリベンジはトルコで果たそうじゃありませんか!2次会の別れ際にも「イスタンブールだゾ!」とニコニコ顔でおっしゃっていた。思わぬ愉しみが増えた。もっとトレーニングしなきゃね。
12/18までの走行距離…99km
イスタンブールマラソンの歴史は古く1970年代から続くレースだ。参加者はファンランを含め10万人。ヨーロッパとアジア二つの大陸を結ぶ地理的条件を満たすのはもちろんここだけ。さすが大兄の慧眼。ビッグアップルのリベンジはトルコで果たそうじゃありませんか!2次会の別れ際にも「イスタンブールだゾ!」とニコニコ顔でおっしゃっていた。思わぬ愉しみが増えた。もっとトレーニングしなきゃね。
12/18までの走行距離…99km
2012年12月14日金曜日
12月ウイルス性胃腸炎
実は、かれこれ6日ほど走っていない。外が寒くて走るのが嫌になった訳ではない。(いや、ちょっとはあるかな)先週末から急性胃腸炎に罹り体調を崩しているのだ。
老荘のどちらが言った言葉か忘れてしまったが、「人は一本の管(クダ)に過ぎない、哀れな生き物である」と。このウイルス性の胃腸炎に罹るとまさしく一本の管と化し、経口物が一瀉千里で駆け抜ける。入り口から出口へ、時には再び入り口に戻ったり。
金曜の午後、身体が怪しげな雰囲気を醸し出していることに気づき早々に帰宅、就寝。目覚めた翌朝から悲劇は始まる。食べ物を体がまったく受け付けず、飲んだ液体は一気通貫。土曜の予定は全キャンセルで家に引きこもる。ほとほと参ったが、これで痩せられるんじゃネ?と淡い期待を抱いたことは告白しておく。
雪が降り積もった日曜。練習会が頭から離れなかったが当然休養に充てる。午後から少し改善し、食べてもトイレに駆け込むようなことはなくなった。症状が落ち着き、ちょっとワクワクしながら体重計に乗ってみたが、なんてことはない増減なしの±0。なんでやねーん!と一人ツッコミを入れられるぐらいに回復したところで休日が終わる。
金曜の午後、身体が怪しげな雰囲気を醸し出していることに気づき早々に帰宅、就寝。目覚めた翌朝から悲劇は始まる。食べ物を体がまったく受け付けず、飲んだ液体は一気通貫。土曜の予定は全キャンセルで家に引きこもる。ほとほと参ったが、これで痩せられるんじゃネ?と淡い期待を抱いたことは告白しておく。
雪が降り積もった日曜。練習会が頭から離れなかったが当然休養に充てる。午後から少し改善し、食べてもトイレに駆け込むようなことはなくなった。症状が落ち着き、ちょっとワクワクしながら体重計に乗ってみたが、なんてことはない増減なしの±0。なんでやねーん!と一人ツッコミを入れられるぐらいに回復したところで休日が終わる。
ウイルス性胃腸炎の感染力は有無を言わせぬものがあるのが今季の特徴だとか。どうか皆さんも注意してくださいネ。手洗い、うがいが予防の基本だそうです。
12/11までの走行距離…58㎞
12/11までの走行距離…58㎞
2012年12月7日金曜日
11月のこと
今年最後のレースとなったハーフ以降、練習方法はもちろん、練習に取り組む姿勢について思いを巡らすことが多い。走友会に入会してちょうど1年、相応の距離を走りレースの経験を積むことで多くの満足を得た。それはこれからも続くだろうし、そう願っている。
なぜ、ぼくは走るのか。なぜ走ることを選択したのか。迷宮を彷徨うのと変わらない問(とい)ではあるけれど、この1年このことについて考えない日はなかったと思う。時々そんなことをブログにも書き連ねてきたが、ぼくにとって走る行為とは、内在する自分と向き合い自身と対話をする一つの方法であり手段なのだと思う。10年ぐらい前のベストセラーとなった哲学の入門書に何度も出てくるフレーズだが「ウサギの毛の中に隠れることを選ぶか、その外へ飛び出そうとするのか」この問いかけは、ぼくにとって極めて切実な問題だ。ウサギの毛の外へ飛び出すきっかけが「走る」ことであり、走り続けることで外に飛び出すことができるかもしれないと思っている。
…と、つまらないので話題を変えよう。晴耕雨読というより晴走雨読。雨の日や、耐えられないぐらい寒い日は、体を動かすことに関連した本をてにしている。「世界のマラソンベスト50」がなかなかの良書だ。万里の長城マラソン、スイスのユングフラウマラソン、イスタンブールマラソン…極め付けは南極、北極マラソン。トップアスリートでもある著者の解説が秀逸で想像を掻き立ててくれる。そして大会の模様を撮影した写真が素晴らしい。日本を飛び出して海外の大会に行くことも決して夢ではないのだと思わせる力のある一冊としておすすめしたい。
12/3までの走行距離…30㎞
なぜ、ぼくは走るのか。なぜ走ることを選択したのか。迷宮を彷徨うのと変わらない問(とい)ではあるけれど、この1年このことについて考えない日はなかったと思う。時々そんなことをブログにも書き連ねてきたが、ぼくにとって走る行為とは、内在する自分と向き合い自身と対話をする一つの方法であり手段なのだと思う。10年ぐらい前のベストセラーとなった哲学の入門書に何度も出てくるフレーズだが「ウサギの毛の中に隠れることを選ぶか、その外へ飛び出そうとするのか」この問いかけは、ぼくにとって極めて切実な問題だ。ウサギの毛の外へ飛び出すきっかけが「走る」ことであり、走り続けることで外に飛び出すことができるかもしれないと思っている。
…と、つまらないので話題を変えよう。晴耕雨読というより晴走雨読。雨の日や、耐えられないぐらい寒い日は、体を動かすことに関連した本をてにしている。「世界のマラソンベスト50」がなかなかの良書だ。万里の長城マラソン、スイスのユングフラウマラソン、イスタンブールマラソン…極め付けは南極、北極マラソン。トップアスリートでもある著者の解説が秀逸で想像を掻き立ててくれる。そして大会の模様を撮影した写真が素晴らしい。日本を飛び出して海外の大会に行くことも決して夢ではないのだと思わせる力のある一冊としておすすめしたい。
12/3までの走行距離…30㎞
2012年11月27日火曜日
11月の連休のこと
年末に向けかなり慌ただしい。今年は間違いなく質や量ともにMAXだと思う。繁忙を極める時ほど心理的逃避行動の一つとして強い刺激を求めることは少なくはない。ぼくは専らトライアスロンの情報を求め、体験記的な本やブログなんかを読み漁っている。
というわけで、3連休初日の23日はトライアスリートの真似事よろしく、朝RUNのあとプールで500mほど泳ぎ、その後体育館でジョグ、トレーニングルームで筋トレ、バイクそしてトレミ。ほぼ丸一日かけてラン、スイムそしてバイクをやったわけだ。まあバイクは横に置いておくことにして、大苦戦したスイムを基本から学ぶべく、これから毎週1度はプールへ通うことに決めた。当初の目標として2ビートでゆっくり泳げるように練習をするつもりだ。
24日は朝ラン。前日の過度なトレーニングのせいで上半身が筋肉痛だ。いつも以上に体が硬く感じる。常用している筋肉とそうでないところで大きく差が出た。どれだけ使っていない部位があったか体感できた。そんな体のこわばりがモチベーションを著しく落とし、翌日もあるもんねー、と言い訳しながら尻尾を巻くように退散、養生に当てることにした。そして翌25日は走友会のトレーニング。男女合わせて14名が集まり、各自のペースで島ラン2周(30㎞)する。ぼくもなんとかこなし、午後は出掛ける予定があったのでメンバーとの挨拶を端折って早々に帰路についた。が、アルコールをいただきながらの優雅な昼食?が迂闊だった。ぼくはダメダメ人間と化し午後の予定を反古にし爆睡。あってはならない連休最終日となった。
11/27までの走行距離…151㎞
というわけで、3連休初日の23日はトライアスリートの真似事よろしく、朝RUNのあとプールで500mほど泳ぎ、その後体育館でジョグ、トレーニングルームで筋トレ、バイクそしてトレミ。ほぼ丸一日かけてラン、スイムそしてバイクをやったわけだ。まあバイクは横に置いておくことにして、大苦戦したスイムを基本から学ぶべく、これから毎週1度はプールへ通うことに決めた。当初の目標として2ビートでゆっくり泳げるように練習をするつもりだ。
24日は朝ラン。前日の過度なトレーニングのせいで上半身が筋肉痛だ。いつも以上に体が硬く感じる。常用している筋肉とそうでないところで大きく差が出た。どれだけ使っていない部位があったか体感できた。そんな体のこわばりがモチベーションを著しく落とし、翌日もあるもんねー、と言い訳しながら尻尾を巻くように退散、養生に当てることにした。そして翌25日は走友会のトレーニング。男女合わせて14名が集まり、各自のペースで島ラン2周(30㎞)する。ぼくもなんとかこなし、午後は出掛ける予定があったのでメンバーとの挨拶を端折って早々に帰路についた。が、アルコールをいただきながらの優雅な昼食?が迂闊だった。ぼくはダメダメ人間と化し午後の予定を反古にし爆睡。あってはならない連休最終日となった。
11/27までの走行距離…151㎞
11月第4週のこと
11/18(日)は所用で千葉へ。ドアドアで片道4時間半。時間をうっちゃるために電子書籍はもちろん雑誌や文庫本をカバンに詰める。上野に降りると新潟の空がうんざりするほどの快晴でジョギング日和この上ない。日曜の午前中にトレーニングしないのは何ヶ月ぶりだろうか。ウーンと眉間にシワを寄せて考えるが見当がつかない。日曜日には欠かさずランニングの神様をに様々なことを悔い改めることにしている。「ミリオンダラーベイビー」のクリントイーストウッドには及ばないけれど。
日曜の練習分を取り戻すべく平日は火、木曜と体育館で52周(10㎞)走る。これからの季節は区の体育館がメインとなる。やはり人も多く走友会の面々にお会いした。特にO女史には後ろをつつかれちょっとしたスピード走になった。そしてその成果として翌日はしっかり筋肉痛になった。ほんのちょっと練習をさぼただけなのに…不甲斐ない。皆それぞれの目標に向かって練習に励んでいる。ぼくはこの冬の大会はノーエントリーだ。だからこそモチベーションをあげ励まねばと思うこの頃である。
2012年11月15日木曜日
11/11(日)五泉紅葉マラソン
陣取った体育館に射し込む陽の明かりが眩しかった。冷え込んだ空気が太陽の上昇と共に気温が上がっていくのがわかる。今年最後のマラソン大会に相応しいコンディションになった。
ぼくは左腕に5㎞ごとのタイムシュミレーションを記した。
入りは5分を切る感じで5㎞24分、10㎞48分、20㎞96分。
凡庸なタイムだが等身大の力だ。イーブンペースを守り、巧く走れれば100分台もあるかもなんて淡い期待を込め目標を設定した。
この大会は仮装で参加する方が多く、賑やかなコスチュームのランナーを眺めているだけでも楽しい。リラックスしたムードで定刻通り9時30分にハーフの部はスタートした。村松公園からから1キロ半ほど進んだ交差点を起点に3つのコースをそれぞれ折り返し、スタートした村松公園へ戻るコースだ。
初めて参加する大会はコースを知らないぶん慎重になる。けれどそれに相反するように10㎞通過が47分。寺泊10㎞のタイムとあまり変わらない。平坦なコース、折り返し付近で走友会の面々と声を掛け合うことで緩まずに走ることができたからか。
終盤の3つ目のコースが楽しかった。緩やかな登りを進み、急な坂を下ると村落に入り最後の折り返し地点を迎える。再び来た道を戻り今度は坂を登り、緩やかな下りが続く。ラッキーなことに追い風のオプションがついた。残り3㎞からペースを上げる。他のランナーも考えは同じだった。ぼくは抜き去ろうとするランナーに歩調と呼吸を合わせ並走する。キツイが不思議と粘れる。しばらくすると相手が沈む。そしてまた別のランナーがやってくる。同じように歩調と呼吸を合わせ並走する。自分にも強いプレッシャーがかかる。
コースのレイアウトの起点となる交差点をゴールに向けて左折。エイドには手を出さず眼前の坂を登りきることに集中した。踏ん張りどころだ。坂を登り切ると緩い下りになりゴールの村松公園はすぐ目前だ。脚が重い。スピードを保ちトラックに入り最後の力で必死に走り1時間40分49秒でフィニッシュ。レースの幕が降りた。
コースのあちこちに県外から来られた特定のランナーへの歓迎メッセージや、出場ランナーへのメッセージが綴られた手書きのポスターが電柱にくくられていた。主催のホスピタリティを感じずにはいられない。
早朝時ののエントリーも中学生の皆さんがゼッケンを渡していた。沿道にはおばあちゃん達が声援を送る。大勢の地域の方々のボランティアで成り立っている大会だった。来年も必ず参加しようと思う。ぼくにとっては2回目のハーフマラソンだったが、走り終えて本当に気持ち良かった。あの気持ち良さはこれからのマラソン人生(ちょっと大袈裟?)でも確実に記憶に残ることだろう。何度も「あー気持ちよかった」と声に出した。出さずにはいられなかった。間違いない、ハーフはおもしろい、そう確信した。
☆11/18までの走行距離・・・81km
ぼくは左腕に5㎞ごとのタイムシュミレーションを記した。
入りは5分を切る感じで5㎞24分、10㎞48分、20㎞96分。
凡庸なタイムだが等身大の力だ。イーブンペースを守り、巧く走れれば100分台もあるかもなんて淡い期待を込め目標を設定した。
この大会は仮装で参加する方が多く、賑やかなコスチュームのランナーを眺めているだけでも楽しい。リラックスしたムードで定刻通り9時30分にハーフの部はスタートした。村松公園からから1キロ半ほど進んだ交差点を起点に3つのコースをそれぞれ折り返し、スタートした村松公園へ戻るコースだ。
初めて参加する大会はコースを知らないぶん慎重になる。けれどそれに相反するように10㎞通過が47分。寺泊10㎞のタイムとあまり変わらない。平坦なコース、折り返し付近で走友会の面々と声を掛け合うことで緩まずに走ることができたからか。
終盤の3つ目のコースが楽しかった。緩やかな登りを進み、急な坂を下ると村落に入り最後の折り返し地点を迎える。再び来た道を戻り今度は坂を登り、緩やかな下りが続く。ラッキーなことに追い風のオプションがついた。残り3㎞からペースを上げる。他のランナーも考えは同じだった。ぼくは抜き去ろうとするランナーに歩調と呼吸を合わせ並走する。キツイが不思議と粘れる。しばらくすると相手が沈む。そしてまた別のランナーがやってくる。同じように歩調と呼吸を合わせ並走する。自分にも強いプレッシャーがかかる。
コースのレイアウトの起点となる交差点をゴールに向けて左折。エイドには手を出さず眼前の坂を登りきることに集中した。踏ん張りどころだ。坂を登り切ると緩い下りになりゴールの村松公園はすぐ目前だ。脚が重い。スピードを保ちトラックに入り最後の力で必死に走り1時間40分49秒でフィニッシュ。レースの幕が降りた。
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フィニッシュ! |
コースのあちこちに県外から来られた特定のランナーへの歓迎メッセージや、出場ランナーへのメッセージが綴られた手書きのポスターが電柱にくくられていた。主催のホスピタリティを感じずにはいられない。
早朝時ののエントリーも中学生の皆さんがゼッケンを渡していた。沿道にはおばあちゃん達が声援を送る。大勢の地域の方々のボランティアで成り立っている大会だった。来年も必ず参加しようと思う。ぼくにとっては2回目のハーフマラソンだったが、走り終えて本当に気持ち良かった。あの気持ち良さはこれからのマラソン人生(ちょっと大袈裟?)でも確実に記憶に残ることだろう。何度も「あー気持ちよかった」と声に出した。出さずにはいられなかった。間違いない、ハーフはおもしろい、そう確信した。
☆11/18までの走行距離・・・81km
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