12月からホームの遊水館は冬季営業となり20時閉館。大荒れの天候となった2日(火)は、なんとか19時過ぎには入館することが出来て、ロッカーでテキパキと支度をしてプールへ向かう。
人は少なくはなかった。
ぼくはビート板とプルブイを借り、いつものメニューに取り組む。
前日のダッシュ走で大腿部や股関節にダメージが露わになり、キックが億劫に感じた。営業時間との兼ね合いから、本数を少し減らそうと思った。けれど5往復目から気持ちが乗ってきた。
胸から腿を動かすように、振幅を小さく、膝を少し曲げて足がしなるイメージで、アップキックで水を押し出す。緩急を付けて25m×20往復。ウォーキングする人々の合間を蛇行しながら行ったり来たり。フォームもさることながら、キックを重ねることで大腿部の筋力が強化できたらいいなと思う。
次はプルブイ。上半身の動きを確認しながら数往復。飽きるとブイを外す。
つなぎで一息入れている最中、思わず視線が釘付けになる。
もちろん、上級者の泳ぎに、である。
別格だった。水が身体に吸い付いくような、水と戯れる優雅なイルカみたい。蹴伸びなんかもスッーと、どこまでもどこまでも延びていきそうだ。
早速、今見た映像をイメージしながら、ぼくも水を壊さぬよう急がず、焦らず動作する。
けれどぎこちない。何かが違う。ハイエルボー、肩、肩甲骨、下半身、ストレッチタイム…。点と点が繋がりそうで繋がらない。そうこうしていると今度は形作っていた面が、線がほどけていく。
いつの間にか閉館時間を迎えた。
泳ぐことはとても気分がいい。けれど上達するまでにはそれほどの時間や労力が必要なのだろう。まだまだ発展途上中。
今一度、ぼくの教科書「クロールはゆったり泳ぐと早くなる」を読み直すことにしよう。
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