2014年12月4日木曜日

スイムトレ。

 12月からホームの遊水館は冬季営業となり20時閉館。大荒れの天候となった2日(火)は、なんとか19時過ぎには入館することが出来て、ロッカーでテキパキと支度をしてプールへ向かう。
 人は少なくはなかった。
 ぼくはビート板とプルブイを借り、いつものメニューに取り組む。
 前日のダッシュ走で大腿部や股関節にダメージが露わになり、キックが億劫に感じた。営業時間との兼ね合いから、本数を少し減らそうと思った。けれど5往復目から気持ちが乗ってきた。
 胸から腿を動かすように、振幅を小さく、膝を少し曲げて足がしなるイメージで、アップキックで水を押し出す。緩急を付けて25m×20往復。ウォーキングする人々の合間を蛇行しながら行ったり来たり。フォームもさることながら、キックを重ねることで大腿部の筋力が強化できたらいいなと思う。
 次はプルブイ。上半身の動きを確認しながら数往復。飽きるとブイを外す。
 つなぎで一息入れている最中、思わず視線が釘付けになる。
 もちろん、上級者の泳ぎに、である。
 別格だった。水が身体に吸い付いくような、水と戯れる優雅なイルカみたい。蹴伸びなんかもスッーと、どこまでもどこまでも延びていきそうだ。
 早速、今見た映像をイメージしながら、ぼくも水を壊さぬよう急がず、焦らず動作する。
 けれどぎこちない。何かが違う。ハイエルボー、肩、肩甲骨、下半身、ストレッチタイム…。点と点が繋がりそうで繋がらない。そうこうしていると今度は形作っていた面が、線がほどけていく。
 いつの間にか閉館時間を迎えた。
 泳ぐことはとても気分がいい。けれど上達するまでにはそれほどの時間や労力が必要なのだろう。まだまだ発展途上中。
 今一度、ぼくの教科書「クロールはゆったり泳ぐと早くなる」を読み直すことにしよう。


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