ツバキと墓地に入るのはナントなく憚れるものがあって、菩提寺の境内で僕とツバキは先にお墓参りにいった3人を待つ。
物分かり良く横でお座りをするツバキを見た参拝者から「かわいいですねぇ」と声を掛けていただくこともしばしば。
こんなに大人しいのは珍しい。
小雨の空、どこからともなく聴こえてくる読経、お線香の香り・・・、そんな雰囲気がそうさせるのか。が、それも束の間、お寺の雨どいから落ちる雨のしずく見つけると、あれよあれよと昂ぶりをみせ、落下する雫を口で受け止めるたびに興奮し、その表情はお盆に相応しく地獄の門番ケルベロスと化すのであった・・・。
お墓参りを済ませた僕らは、お寺を後にして近くの海岸へ赴く。
物分かり良く横でお座りをするツバキを見た参拝者から「かわいいですねぇ」と声を掛けていただくこともしばしば。
こんなに大人しいのは珍しい。
小雨の空、どこからともなく聴こえてくる読経、お線香の香り・・・、そんな雰囲気がそうさせるのか。が、それも束の間、お寺の雨どいから落ちる雨のしずく見つけると、あれよあれよと昂ぶりをみせ、落下する雫を口で受け止めるたびに興奮し、その表情はお盆に相応しく地獄の門番ケルベロスと化すのであった・・・。
お墓参りを済ませた僕らは、お寺を後にして近くの海岸へ赴く。
浜辺で尻込みするツバキをお姉ちゃんが抱っこして海に入れると、上手に犬掻きでスイスイ泳いでみせる。ツバキにとっての初泳ぎ。とにかく浜へ戻りたくて必死なのだ。
面白がる子供たちが水の中へ連れて行く以外、自分からは入るそぶりは見せないツバキ。とても塩辛い、大きな大きな水溜りがあることを教えてあげることができたお盆の休日でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿