2018年5月15日火曜日

白根マラソン2018.5.13

 不甲斐ない話から始めなければならない。
 白根マラソンの当日、食卓で朝食を摂りながら、今日はDNSにしようかと思いあぐねていた。とにかく身体が怠い。風邪の引き始めみたいな感じだった。
 近頃は仕事が忙しいため、精神面の様々な要因がもつれて体調を崩したものと思い込み、尚のこと大事を取ろうかと考えていたのだった。
 気持ちは7割DNSだったが、今年はいまだにレースに出ていないこと、ここすら取りやめてしまうと、この後が全てなし崩しになってしまいそうな気もして、ギリッギリのところで決めかねていた。
「走らずに後悔するより、走って後悔したほうが良いのでは?」という、一足先に会場へ向かった家内の台詞を頭の中で反芻する。

 ヨシッと膝を叩いて早速支度に取り掛かかり、バイクに跨った。
 DHバーを握り、アスファルトを踏むタイヤの音を聞いているうちに、なんだかやる気が湧いてきた。
 ー最初の5kmを計画通りに走ってみて、気持ちがついてこないのならばファンランでもいいや。
 自分と折り合いをつける思考が廻り巡る。我ながら面倒くさい性質(タチ)だと思う。

 460号線をトレースして会場に到着。ドアドアで1時間とちょっと。会場に到着していた家内と、走友会の面々を見つけてご挨拶。家内のアレレ?と言わんばかりの表情に、こちらはちょっと大袈裟な笑顔を返す。

 10km走はAM9:25スタートで、40分以上待たなければならなかった。もう少し家を出る時間をみてもよいなと思いながら、AM9:00を回る頃、アップを兼ねてグランドへ向かう。
 空は完全な鉛色。時折ほんの僅かだが雨粒が落ちてきた。例年と比べれば悪くないコンディションだ。

 僕らはハーフのスタートにささやかな声援を送ったあと、ゲートの配置についた。
 ー10kmはあっという間さ。
 自分に言い聞かせる。スタート30秒前のコールで、いつものように鼻を両手で覆い、気持ちを一点に集中させる。
 スタート。
 前のランナーの背中を追い駆けながらオーバーペースに気をつける。
 自走で呼吸はできている。脚や身体もおかしなところがない。オールグリーン、問題はない。
 ペースタイムを確認しながら速力をキープしつつ、フォームが乱れないように心がける。
 入りの1kmから、4:23,28,29,34,34と前半5kmの折り返し。
 後半5kmは4:26,28,28,25,17、手元の時計でのフィニッシュは44分32秒。ゴールテープを切った。

 ラスト1kmはともかく、全体的に余力を持って走り通すことが出来たと思う。ラップを覗いてみれば10km走というよりハーフの理想的ペース配分にも見える。難しく思えた45分切りができたので気を良くせずにはいられない。たとえ気温と湿度のアドバンテージのおかげだとしても。

 そそくさと着替えて、帰りの身支度を整える。今にも降り出しそうな空模様と、一刻も早く帰宅して、休日の午後を満喫したい気持ちが僕を駆り立てる。
 同じレースに出た家内のゴールすら待たずに帰路に着いた非道をお許し下さい。

 帰路。白根から新津まではちょっとした向かい風だったが、水原に入ってからは追い風に乗ってスイスイスーとペダルを踏めた。
12時前に帰宅、シャワーを浴びてアト片付けをして、家内の戻りを待ちながら昼食の支度に取り掛かっていた。
 ささやかな一家団欒の後、とにかく身体がだるく時間経過と共に口内炎やら喉に炎症の兆候があらわれる。
 あー、やっぱり風邪だったのね・・・。

 以上が、僕にとっての今年最初のレースの出来事であった。次は「秋葉区マラソン大会」。これも10km走、もちろんバイク自走での参加予定だ。
(了)

2 件のコメント:

ファイターズ さんのコメント...

白根マラソンお疲れさまでした~。
お仕事が忙しいようで、たいへんですね。
私もこれまで転勤(単身赴任)や部署変更等もあって、仕事のストレスはいろいろありましたが、トレすることで発散してました~。今も同じです。
あまり焦る必要はないと思いますが、シグナスさんの復活を楽しみにしていますよ。(^0^)/

Cyguns さんのコメント...

ファイターズさんへのお返事です。
ご無沙汰しております。ご明察の通りです。恐らくこの数年間のようにはいかないでしょう。
今やれることをしっかりやる。もう、これだけです。
ありがとうございます。