2021年8月2日月曜日

2021.7.26~8.1

 忘れられない夏の記憶。
 中学生のぼくは野球部に所属していた。当時完成したばかりの野球場は、赤茶色の粘土と細かく粉砕された石で固められ、陽光に反射してキラキラと映る立派な練習場だった。
 その忘れらない記憶とは、そうもったいぶって話すようなことではないのだけれど、夏の暑い日にグラウンドで練習している最中、監督(先生)が水を飲むことを許可してくれたことなのだ。
 水を飲んでいいぞ!と言われたぼくらは、皆一斉に駆け出して校舎の脇に設けられた散水用の蛇口に集まった。暑さに見兼ねた監督の配慮だったのだろう。慣れない水分補給を心配したのか、飲みすぎるなよ~と声を掛けられたことも鮮明だ。
 練習の最中に給水を許可される、そんなことは後にも先にもその一度だけだったと思う。当時のぼくらは部活の最中に、昼食をはさんだりする場合はもちろん別だが、水を飲むなんてほとんどありえない話しだった。許される唯一は試合中だけで、余談だが当時流行り始めたスポーツ飲料の詰め替え用の補給ボトルは、試合前ににしか現れない特別なアイテムで、いまでもあの類のボトルを目にすると特別な感情が生まれる。あのときの水分補給の許可は忘れらない記憶としていまなお残っているのだ。

 そして、部活の飲み物に関わる記憶をもうひとつ。高校では柔道部だったのだけれど、春休みと夏休みの間に必ず1週間、僕ら部員の間では「地獄の合宿」と銘打たれた強化合宿を催すのだが、学校の道場で泊まり込むその合宿で、ぼくが心の底から楽しみにしていたのが、蓋つきの青い大きなポリバケツに目一杯に作られる麦茶だった。30名以上の部員が練習後に柄杓で掬って各々口にするのだけれど、四角く切り出された氷塊が浮かぶ、大窯でよく煮出された麦茶の味はほんとうに美味しかった。
 練習が終わる直前に運ばれてくるポリバケツは、ぼくにとっては練習終了の合図みたいで、乾ききった喉に通る、冷えに冷えた麦茶の清涼感は無二だった。シゴキの標的になった後は格別さを増したものだ。

 当時の運動中の水分補給水を制限されていたことについて考えてみると、科学的エビデンスよりも精神論が勝っていたという模範解答はあるのだが、いま一歩考察すると、人が人を統べる手段だったように思うのだ。そう考えてしまう自分の思考に問題があるのかもしれないが、指導する側とされる側の境界、生理的欲求をも支配できることが服従関係を手っ取り早く作り上げることができると、当時は考えられていたのではなかろうか。
 連日の猛暑で記しておきたくなった事柄のひとつである。

★今週のトレーニング備忘録
 
26(月) 泳ぎたくてジムへ。連休中のトレの疲労感ないが全休養を取っていないことを考慮して、この週の前半は軽め目にする。ウェイト2種からスイムへ入り、トレミをちょっぴり。

27(火) 朝、ワンコ達とユルジョグ。そして夕方、再び彼らをつれて足慣らし。ここ最近ではすこぶる涼しかったが、ワンコズにとってはそうではないようだ。ダブルコートの宿命。もう走りたくないとイヤイヤする彼らを家に戻し、この日の本題、超ご無沙汰のインターバル走。1本の距離は長くはないけれど息ができなくなるくらい追いむ。5本。秋のマラソンに向けた仕込みを開始。 

28(水) 朝、久々の自重トレと縄跳び。前日のインターバル走せいでお尻が筋肉痛だ。夕方になると痛みは脚部に移り、トレを休もうかとも思ったが迷いを押さえてジムへ。

29(木) 休養。

30(金) 朝、ワンコ達とユルジョグ。夕方は食事会にて休養。

31(土) 前夜、お酒を飲み過ぎたのでスタートはジム開店の少し後。バーベルスクワットからの筋トレ5種目にトレミとスイム。スイムはドリルを少なくして、時計を気にせずにゆっくり泳ぐ。手の掻きとキックの同期に意識を廻す。夕方、環境がそうさせたのだが、調子に乗ってまたお酒を過ぎてしまう…。

8/1(日) 早朝ロード。気持ちの良いペースでハーフ走。曇り空が味方になってくれた。少しづつ距離を伸ばし、ペースタイムを速めていきたい。

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26(月)   WT、スイム1.0(40)、トレミ少し(20)
27(火)  ロード5(33) 午後 ロード6(35)
28(水)  自宅トレ、縄跳び 午後 スイム1.0(30)、トレミ8(48)
29(木) 休養
30(金)  ロード7(44)
31(土) 午前  WT、トレミ10(55)、スイム1.0(30)
8/1(日) 早朝 ロード21(115)
7/26~8/1までkm…S3.0、R60、Re1

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