2022年8月29日月曜日

佐渡トライまであと7日。2022.8.22~8.28

 今季は脚の不調があり、例年参加するレースや大会を自重。随分早い段階で佐渡に照準を合わせ、プールに足繁く通いスイムスキルの向上に努め、力不足を感じたバイクにはコストをかけた。ランは鍼治療の甲斐あってようやくトレーニングといえる内容になったものの、キロ5分ペースでハーフを走り通すような力はない。
 スイム、バイクパートでは時間短縮を期待して、ランは例年よりも下方修正しようと思う。あとは当日のお天気。気温が上がらないことを手を合わせて祈るばかりだ。

 3年ぶりのトライアスロンのレース、というよりもレースに殆ど参加していなかったので、現時点では楽しもうという感覚より漠然とした不安や緊張の方が強い。やることはわかっているぶん、初めてのときよりもタチが悪く、それぞれの場面で起こり得ないような最悪の想像が脳裏を掠めたりするのだ。
 この7月にOWS、こちらも3年ぶり、で久々に佐渡へ赴いたときもそんな感じだった。初めて利用させていた宿の女将が、とても話し好きな方でそれに救われた。大会当日、泳ぎ終わってすぐに来年の計画を考えると楽しみが増えた気がした。きっと佐渡トライも終わってみれば、きっとそうなのだろうが、今は思考をポジティヴに切り替えられるきっかけを探す只中にいる。

 初めて佐渡Bに参加したときを思い出す。結果よりも挑戦することに重きを置いていた。完走目的というやつだ。前夜は緊張からほとんど眠れずに、寝静まった宿の、糊の効いた夜具の中であれこれ考えを巡らした。
 自分の意思で出場するのだけれど、周囲は元より、モノやサービスを通じたさまざまな人々との関わりの中で、ぼくはゴールに向って尽力する役割を担っているのことに気がついたのだ。つまり感謝の心と謙虚な姿勢、あるいは尊敬の念を持ってレースに臨もうと決め、それ以降どんな大会でもそういう気持ちで相対するようになった。

 そして、もう一つ避けて通れない想いがある。
 ぼくの根底にある佐渡Aタイプへの憧憬や畏怖。ぼくはいつかそこに辿り着くための途中にいる。初めて佐渡トライアスロンに参加して今年で8年目。ようやく、またここまで来た。次の日曜日は苦しくとも笑顔で、あらゆる出来事を精一杯楽しんで、また次へと繋ごう。

★今週のトレーニング備忘録 

22(月) 夕方、軽く身体を動かすつもりでプールへ。500mは9分7秒。グライドしながらのリカバリー動作の体重の乗り具合、左右の体重移動の感覚、入水の肘と反対のプルの手の連動・・・。こういう作業じみた一連の動作を繰り返すのが好きだ。無意識で出来るまで時間は掛かるけれど。リカバリーの手の高さは頭頂部を超えることを失念、肘の高さや位置で試していた、うっかり。

23(火) 朝5時前にロードスタート。曇り空でやや暗い。眠っていた身体がやんわり目覚め、ひとつひとつの動作をこなす。骨盤から前へ。前傾姿勢で重心着地。肩甲骨をやや絞り胸を張る。腕の振りを積極的に脚の動きに合わせて推進力に変える。最後はBPMを上げるのではなく、いかに楽してタイムを出すかに苦心する。トレーニングの目的はそこにあると思った、と言うより改めて気がついた。数量を単純にこなすのではない。非効率な身体の動きでBPMを追い込んでも定着しない。段階的、効率的に身体を動かす訓練こそがトレーニングなのだ。量が質を凌駕するという言葉は嫌いではないけれど、瞬間を切り取れば技術の集積としての量ではないか。気付きのあった清々しい朝のビルト走。夕方のワークアウトはお休み。

24(水)  朝のworkoutはスキップ。夕方はジムへ。佐渡で泳ぐ距離を強く意識した。久々に、本当に久々に500mを2本、8分秒57、8分56秒。あくまでもプールでという条件付きだが泳ぐ技術は向上していると思う。インターバル泳で100m×10本、いつものテーマで頭と身体を悩ます。距離を重ねると肩甲骨周りが固まる感覚や肘が上がらない。左の入水がうまくいかない。ドライランドはトレミ。40分程度身体を動かす目標で着手。余裕を持って完走。

25(木) ワークアウトへのやる気が出ない。あれこれ悩んで就業後、ジムへ。まずは筋エクササイズ。クランチ&プランクのサーキットからバーベルスクワット40k、フロントダンベルレッグレンジ5k、アームカール(DHポジション)12k、トライセプスキックバック8k、ダンベルフレンチプレス14k。ちなみにキックバックはこの日から1k増したが、翌日のダメージ中程度。レース前としては最後の筋エク。その後スイムへ。最初の500mは9分13秒。大して泳がずに終了。

26(金) 翌日にワークアウトを盛ることにして全休。

27(土) 先週同様、午前中にブリック練習を終わらせる計画でスタート。おおよそ計画通りにバイクを終え、すぐさまランに入る。がこの日、唯一の晴れ間の広がった時間で強い陽射しに耐え切れず、ペースが上がってきたことを確認してヤメ。高湿度、無風の追い討ちには太刀打ちできない。佐渡のラン周回コースは海岸沿いだから風は期待できそうだが、果たして。
 いくつか所用を終え、午後の遅い時間にジムでウエット着用のスイム練。肩甲骨をやや横に広げる意識で身体のそばを掻く。キックの振り幅は足の大きさ内でバランスを取る程度。尚、ウエットを脱いだ後の身体を浮かす感覚もとても良かった。

28(日) 気のけない面々と島ラン予定も雨。トレミで中距離ペース走。トレミはずばり走ることへの集中。からだの各部位に意識を廻し、自然で楽な姿勢で前へ進む。視点はむやみに動かさず1点を見つめるようにして没入し「フロー状態」を目指す。

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22(月)  スイム1.0(19)
23(火)  ロード10(55)
24(水)  スイム2.0(35)、トレミ7(39)
25(木)  筋エク(25)、スイム0.7(12)
26(金) 休養
27(土)  バイク62(116)、ロード5(31)、午後 スイム1.1(20)
28(日) 午前 トレミ16(98) 
8/22~8/28(km)…S4.8、B62R38、Re.1

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