2019年3月17日日曜日

劇場で映画を観る’19.3.15「PSYCHO-PASS Sinners of System Case.3 恩讐の彼方に」

 3/15(金)「娘から映画に誘われるなんて、そうめったにないよ」と家内からの助言から始まった娘との月に一度の劇場通い。仕事終わりで映画館に行くなんて、きっと初めてじゃなかろうか…。

  PSYCHO−PASS3部作の3作目は「恩讐の彼方に」。TVシリーズの1作目に登場した咬噛(こうがみ)のストーリー。
 作中、彼が「見返りを期待してやったんじゃない」と言って、差し出されたお礼を断る場面があるのだが、今回の物語の登場人物を測る上で、大変分かり易い物差しのような台詞であった。それは言わずと知れた、かつてのテレビの時代劇のような無頼の用心棒、もちろん弱い者を守る、の台詞のようでもあり、古臭さを感じるのだが、同作品の中ではそんな手垢まみれのセリフが、なぜか新鮮に感じてしまうのだ。
 ぼくにとって、この作品も裏切ることなく、しっかりやり抜いてくれ、観ていて気持ち良かった。
 前回の作品「ファーストガーディアン」の須郷(すごう)への花城(はなしろ)フレデリカの台詞を聴いて、隣いる娘に「今の、判った?」という質問を投げかけた。もちろん、どうとでも解釈できるのだが、ぼくは、あー新しい物語が始まるなこりゃー、と思ったわけだ。
 そしてその予想通り、この「恩讐の彼方に」の公開に合わせてテレビシリーズ3期目の製作発表があった。ぼくは改めてテレビシリーズ全て見直したのだが、ストーリーが未完であり、継続を宣言していることを改めて確認した。
 さてこれからどう展開するのか、目が離せない。

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