2014年9月29日月曜日

2014越後湯沢秋桜ハーフマラソンのこと

9/28(日)越後湯沢秋桜ハーフマラソンに初めて参加した。
ぼくにとって今秋の初戦。新潟シティの前哨戦だ。同日、村上ではトライアスロンが開催されていて、どちらにエントリーするか悩んだ末、フル対策のスピード練習も兼ねるこちらを選択した。

晴れ渡った空のもと、湯沢は風光明媚な初秋の景色に彩られ、絶好のマラソン日和だった。
午前8時、会場の湯沢中央公園陸上競技場に到着。フィニッシュゲートの設けられた会場は想像を凌ぐ賑やかさで驚かされた。失礼だとは思うが、田舎の一大会程度にしか想像していなかったので参加者の多さ、取り分け、関東からの参加が半数を占め、地元新潟からの人数を上回っているのは注目するところだ。アクセスを活かした運営者の尽力を感じる。

里山の道を活かした高低差のあるコース設定とのことだった。標高差で200m以上あることは容易く理解できたけれど、走ってみなければ判らないことが多い。
走破計画は、前半の上り坂が想像出来なかったので、標高ピークの7km地点までは抑え、以降はポジティブスプリットで進み、ゴールは1時間45分とみていた。
フルに向けたスピード練習という名目で臨んだので、レースに対するプレッシャーは少なかった。とにかく最後までしっかりと完走することが目標だ。秋晴れの空と雄大な自然が、走る意欲を掻き立てくれるようだった。


スタートゲートから15mぐらい後方で第一ウェイブの号砲を待つ。コースの幅員は待機するランナーには充分とは言えず、スタート直後の混雑が予想された。
9時30分号砲。スタート。
ゲートから、わらわらとランナーの集団が吐き出される。集団は着実にペースを上げすぐに縦長になる。ぼくは新しい相棒、左手のガーミン220をラップ表示に切り替える。新しい相棒といえばもう一つ、新調して間もないシューズ、ターサージール2を履いていた。重要な装備を一新して臨むレースが始まった。

入りは4分30秒台。小気味良く息が弾む。オーバーペースにならないように自制する。岩原スキー場前を通過するコースは思いのほか平坦だった(振り返るとここが唯一の平坦道)。そこをちょっと辛いかなぁ、ぐらいの感覚で進む。
3kmあたりから本格的な上り坂が現れる。ぼくは余計な体力を使わないように、一歩一歩効率的なフットワークを心がける。5km前後でさらに勾配がキツくなる。それに合わせるように、陽射しが強く照りつけていた。汗が滴る。ここのペースは5分10秒台。駆け上ることに集中して周りを観察する余裕はなかった。
7km付近の大源太(だいげんた)からコースは下りになった。キロ4分そこそこで駆けた。3km程続いただろうか。脚に強い負荷が掛かった。後半へのダメージも去ることながら、故障の二文字が脳裏をよぎる。脚の負担を軽減するように1歩ごとステップに意識を傾ける。ブレーキがかからないように大胆かつ慎重に。そして足の裏の着地ポイントを拇指と小指のラインに定めて接地時間を短する。上りも辛かったが、下りは別な意味で辛い。
長く感じられた下りが一息ついた辺りで、右のシューレースが解けたことに気付く。止まりたくはなかった。支障を感じなかったのでそのまま進んだ。

里山を上っては下り、魚野川に沿った道を進むと、スタートした競技場に戻っていた。13km地点。4分30秒台を保ちながら市街地へ向かう。ここらで漸くコースは平坦になるかと思いきや、相変わらず上っては下るをくり返す。ジワジワと疲れが増す。

JR越後湯沢駅周辺の沿道は地元の方と思われる声援で賑わっていた。そんな街中でも、しつこいぐらいに上り下りの連続だった。まるで正弦波の上をヨチヨチと進んでいるようだ。このレースで精神的に辛く感じられたのはこのあたりだった。
計画では後半ペースアップをしようと思っていたけれど、実際は走力閾値いっぱいのペース走で進んでしまったので、キープするのがやっとだった。残りの距離を意識しながら著しくペースダウンしないように踏ん張るしかなかった。

18kmを過ぎ、残り3km。ここまでくれば大丈夫だと、自分に言い聞かせながら力を絞る。アスファルトを踏むたびにパチパチと解けたシューレースが弾けるような音がした。後方からスパートするランナーの息遣いや足音に混じって、その音ははっきりと聴こえた。紐は解けているもののシューズは足にフィットして、しっかり道を踏みしめることが出来る。ゴールへ続く直線コース、緩やかで、それでいて険しく感じられる上りでのことだった。
連続する上り下りは確実に脚に疲労を与え、次いでフォームを崩してしまう。少なくともぼくはそうだった。筋力不足か。これ以上ペースを落とさないように残り2kmで背筋をシャンとして、腰が落ちないように努めた。実際出来ていたかは判らないけれど。体幹だとか腹筋をバランスよく鍛えるべきだと改めて感じた。

20kmの標識を超えたあたりで右からランナーがぼくを追い抜こうとした。ぼくも抜かれないようにスピードを上げる。誰にも抜かせないぞという気概はあった。ゴール手前、誰彼となく複数でセリ合いながらフィニッシュゲートにダッシュした。ラスト100mは完全に、本当に息が切れた。けれど普段やっている坂道ダッシュ練がレースで生きたので、嬉しくて少しニヤケてしまった。それがぼくの湯沢ハーフのフィニッシュだった。

気が付けば走破タイムはPBだった。5月の白根ハーフより1分だけ速かった。思いがけない結果だ。分析は後にすることにして、計画していたフル試走的なビルドアップ走は何処へやら。ありがちなポジティブスプリットで自身5回目のハーフ走を終えた。
来年もまた参加したい!と言いたいところだけれど、正直このコース設定に躊躇してしまっている。心身共に強い刺激を得ることの出来る大会である事は間違いない。
そして、何よりも最高の環境で無事に完走できたことに心から感謝したい。
合掌。

計測ポイントスプリットラップ
Start00:00:15
5km00:24:450:24:30
10km00:47:140:22:29
15km01:09:160:22:02
20km01:33:080:23:52
Finish01:38:01


※5kmラップの実績
  5km 24分30秒
10km 22分29秒 (46分59秒)
15km 22分02秒 (1時間09分01秒)
20km 23分52秒(1時間32分53秒)
ゴール 1時間37分36秒(ネットタイム)

9/30までのラン走行距離…300km

0 件のコメント: