2024年6月24日月曜日

NAHAマラソンにエントリー。2024.6.17~6.23

 6/17(月)「NAHAマラソン」のふるさと納税申し込みが5市2,500人枠の受付を開始した。1日空けてSports Entoryからぼくの元にメールが届き、参加者情報の入力をおこなってエントリーは完了。航空券は入手しているので、あとは宿。昨年使わせていただいたグランビュー赤嶺一択。問い合わせたところ12月の予約分は8月頃の受付予定のことで、暫し待たなければならない。
 また「NAHA」より早いスケジュールの「伊是名88トライアスロン」のエントリーは7/1(月)。エアの株主優待は手に入れたけれど、空席待ちなのがなんとも心もとない。カレンダーが良いだけに果たして・・・。
 なにはともあれ概ね2024年内のスケジュールは完成。次月の佐渡OWS、9月佐渡トライB、10月新潟シティマラソン、11月伊是名、12月那覇マラソン。それぞれ楽しみである。


★トレーニング備忘録
6/17(月) 終業後はジム。バーベルスクワット60kg(70kgを挟んで)を10レップ×5セット、次いでブルガリアンスクワットを左右12r×3sからのトレミはビルト走で10km。

18(火) 終業後はジム、ブリック練へ。エアロバイクの負荷は「16」でケイデンス90狙いもやや厳しかった。時間と距離を合わせトレミへ移動してビルト走。僅かでも、少しでも前週よりも上回る質を目指した。

19(水) 朝から倦怠感が半端ない。休養を考えつながら、翌日木曜のプールの混雑を考えると、ここは無理を押すべきと判断して、終業後はジムプールへ。インターバル泳で1,000m。ストロークのAve.は12を切る。

20(木) 終業後はジム、筋トレから開始。下肢の疲労感が抜けないので腕と肩ねらいでトライセプスキックバック5→6kg左右15レップ×4セット、サイドレイズ7kg12r×3s。続いてエアロバイク。負荷16で40分20kmを目標に漕ぐ。お供はアマプラ「鬼滅の刃・柱稽古編」。なんだかんだで飽きさせない。バイクで頑張った感があったが、少しだけトレミでジョグ。

21(金) 帰宅ラン。そこそこの気温で夕日が照らす街を走る感覚がたまらない。皆それぞれに帰路に着くなか、ぼくはラン用のリュックを担ぎながら、速いくはないペースでアスファルトを踏む。最短コースを狙った15km付近、地元の集落に入りかける頃、山から顔を出しはじめた大きな月を発見。翌日はストロベリームーンらしい。あまり観ない光景なので脚を止め写真を撮った。

22(土) 朝から疲労が勝ってしまった。やらないとやる気はでないのだが、はじめの一歩も踏み出せない。休養日に充てる。

23(日) 朝から雨降り。予報どおりで想定内だったのでジムにてトレミ走。ペースは終始ジョグの16kmまで。続いてスイム。手数を少なめにゆっくりゆったり。

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6/17(月)  筋トレ(9)トレミ10(56)
18(火)  エアロバイク20(41)トレミ6(33)
19(水)  スイム1.0(17)
20(木)  筋トレ(10)エアロ20(41)トレミ3(18)
21(金)  ロード17(98)
22(土) 休養
23(日) 午前 トレミ16(92)、スイム0.6(-)
6/17~23(km)…S1.6、B40、R52、Re1

2024年6月17日月曜日

2024.6.10~6.16

 目下のテーマは減量。有酸素運動において「軽量は正義である」とたびたび認識させられるが、なかなかどうして行動が伴わない。食べることは大好きだ。定かではないけれど、国別で快楽の対象を調査したところ、日本は美味しいものを食べることがダントツ1位だったらしく、それを視てウンウンと頷いていたのだが、他の国々、欧米、アジアの国の方は押しなべてSEXが1位。羞恥心が手伝ったのかもしれないが、この国の豊かな食環境が本能的快楽を凌駕している可能性が高いと考察する。

 さて、減量の要は食事である。プレート(皿)になにを乗せ、いつ食べるか。ワークアウトはもちろんだが、やはり食事が伴わないと絶対に上手くはいかない。栄養の偏りがなく総量を減らし、良く咀嚼することを心掛け、体重計に頻繁に乗るように心掛けログを残している。
 2年ほどの間、1日1食のファステイングを実行していた。当時は短期で減量できたけれど、日々のトレーニングに支障がなかったとは言い切れない。そしてなによりの快楽を減らしてまで臨むのは精神衛生上いかがなものかと思うのである。
 現在は朝食、昼とトレ前の間食、それに夜食と頻度を変えずに総量を下げ気味にしているが、いくらか本を読んだり勉強して変化をつけようと思っているところだ。

★トレーニング備忘録
6/10(月) 終業後はジム、プールへ。①肩甲骨の動きと入水位置骨盤周りの捻り、胴体のグラインドとストレッチングがテーマ。①は左腕を意識して肘をまっすぐ伸ばす。②は水中で横向きになった際、ストリームラインが崩れないようイメージ。ストロークは10.5~11.5。200m 3分20秒台で12.5。掻きの数を減らしてより速くを狙い続けるのみ。
 その後トレミ。ジョグからビルトで㌔5を少し超える。下肢と骨盤、ハム辺りを意識して踏む。質がお座なりにならないようにしたい。

11(火) 朝の筋トレ。ボールクランチは支点を変えながら20レップ×4セット、サイドクランチ20r×3s左右、プッシュアップ15r×3s。意識は上半身の腹回りと背中。筋肥大しないように筋トレは継続する。
 終業後はジム、ブリック練。エアロバイクの負荷は「16」でケイデンス80前半。飽きてきたので距離あわせで止め、トレミへ移動。下肢を大きく使って、気持ち良く走ることができた。ランは30分程度だが丁度よい感じ。少しづつ時間と距離を伸ばしていきたい。

12(水) 今日はスイム、と考えていたが、思うところがあってエアロバイクに変更。負荷は16がきつかったので15に落としてケイデンスは80前半。昨日と比べると低調。バイクは40分を目処にトレミ移動し、終始ジョグペースで30分走って終了。

13(木) 朝の筋トレ。ボールクランチ18~20レップ×3セット、サイドクランチ20r×3s左右、プッシュアップ15r×3s。ブルガリアンスクワット左右10r×3s。自重筋トレの「王道メニューといったところか。
 終業後はジム、プールへ。やる気はやらないと出ないので、自分を鼓舞して泳ぎ始めるがレーンシェアする方が気になりすぎて集中力を欠く。他人のせいにしてはいけないのだが、きっかけになったのは違いない。リズムに乗れないのでやめて帰ってしまおうかとも思ったが、気を取り直してエアロバイクに跨った。やはり木曜日のスイムは難しいか。

14(金) 休養。眼科へ定期健診。

15(土) 先週に続き登坂練習がメイン。いつものバイクコースに剣龍峡から南部線、内之倉ダムから滝谷集落に出て帰路に着く。80kmを踏んだあたりから汗が止まったので、手持ちのボトルにかけ水を汲んで身体にかけて凌いだ。

16(日) 今年初の西海岸でのウエット着用練。メンバーが入れ替わり、休み休み泳ぐ格好になった。海水温は少し冷たく、案外透明度も高くきれいだった。その後、風が強くなって雲行きが怪しくなってきたのでトンネルラン。

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6/10(月)  スイム1.3(25)、トレミ7(40)
11(火)  筋トレ(9)  エアロバイク20(43)トレミ5(29)
12(水)  エアロ18(43)トレミ5(31)
13(木)  筋トレ(10)  スイム0.8(15)、エアロ18(43)
14(金) 休養
15(土) 午前 バイク94(220)
16(日) 午前 スイム1.6(-)、ロード10(60)
6/10~16(km)…S3.7、B150、R27、Re1

2024年6月10日月曜日

2024.6.3~6.9

★トレーニング備忘録
6/3(月) 終業後はジム、プールへ。疲労感が勝っていたのでスイムは歓迎。いつも通り①肩甲骨の動きと入水位置骨盤周りの捻り、胴体のグラインドとストレッチング、③左ブレス、④ゆったりと大きく掻く・・・これら4つがテーマ。ストロークのave11.5。いまいち。当然時計もしっくりしない。漫然と泳いでいる気がしたので切り上げて帰路に着く。

4(火) 朝の筋トレ。ボールクランチは止め動作を入れて12レップ×5セット、サイドクランチ20r×左右3s、ブルガリアンスクワットは大臀筋に刺激を入れる意識で左右12r×3s、バーベルプレス12.5kgをスローで15r×3s、アームカール7.5kg左右10r×3sまで。上半身が大きくなり過ぎた自覚があるのでダンベルフライやプレスは自重したほうが良さそうか。
 終業後はジム。エアロバイク60分、ほんの少しだけトレミ(トレッドミル)に乗った。バイク後のランの感覚と入りからのペースアップについて考察したいので、可能な限りエアロバイク後にトレミはセットにしたい。

5(水) 終業後はジム。ランのスピード練習に取り掛かろうと考えストレッチをやや入念にトレミへ。開始10分ぐらいまでは6分/㌔、ビルトで上げながら終盤は5分/㌔越えまでの10km。この日は想像よりはやれたが、最中、四頭筋がピクピクしたり着地の際の拇指球から足首に違和感があったりと、いまの体重を支えて走るにはやや難儀。目方を落とさねばと感じた。その後、少しだけスイム。

6(木) 終業後はジム。ダンベルスクワット60~70kg 10レップ×5セット、ブルガリアンスクワット左右10r×3sを入れてトレミ。終始ジョグベース(6分/㌔ぐらい)で10km。序盤、疲労感から脚が重かったが、股関節から下肢を前に出すイメージで踏むと驚くほど楽になった。四頭筋の成長に伴って意識の改善が必要なのか。そして過去ログからこの数月の走行距離を振り返ってみると総量の減少が否めない。判っていたことだが、それが技術低下に繋がっている可能性も考えられる。今月は始まったばかり、総走行距離を気にてランの頻度も上げようか。

7(金) 休養。気の置けない面子で飲み。

8(土) 飲みの翌日は低調だ。始動開始は午前の遅い時間、気温はピークの時間帯。今年の定番となった放水路コースを3周。距離合わせで12kmまで。時間帯はちょうど佐渡Bの走り始めに重なることに気がついた。この夏のトレーニングは時間帯をあわせてブリック練するのもありか。昨年は早朝のトレーニングに終始したがやはり環境を経験するのは必要。35℃以上の外気は危険きわまりないが、そこは要注意しながら順化を計るのも手かと。

9(日) 午前はバイク練。気分転換を兼ねてコースアレンジを図る。走り出してしばらくすると左の肩甲骨に鈍痛を感じた。判断しかねる事案だったがそのまま進み、290号線をトレースして何年ぶりかの剣龍峡から南部線へ向った。肩甲骨の痛みも気になるが、それよりも山からの「出しの風」と南部線の坂に苦戦。サドルポジションと尻を意識する良いトレーニングになった。内之倉ダムを目指さず、この日は距離あわせをしながら帰路につく。肩甲骨まわりの痛みが気になりすぎてこの日はこれ以降オフとした。

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6/3(月)  スイム1.3(25)
4(火)  筋トレ(15)  エアロバイク28(60)
5(水)  トレミ10(54)、スイム0.6(10)
6(木)  筋トレ(9)、トレミ10(59)
7(金) 休養
8(土)  ロード12(67)
9(日) 午前 バイク60(147)
6/3~9(km)…S1.9、B88、R32、Re1

2024年6月2日日曜日

2024年5月のまとめ

 佐渡ロングライド参加でロードバイクの基本的な乗り方について考えたり、機材のあれこれを触る機会が増え、なによりも敬遠していた自転車のイベントを好きになれた。参加後、どこかで良さげなイベントがないか近隣県を含めネットサーフしている。競争ではなく壮大な自然の中を駆けるイベントを探している。ただし獲得標高には興味がないのであしからず。本当に今更なんだがトラブルシュートも含めそこそこロードバイクを扱えるようになった自分に出会うことができて良かった。また来年も参加しようと思う。

 さて月末に開催されたカンヌ映画祭の記事を目にして、プレゼンターの役所宏司さんの言葉が刺さった。
 「映画は国境や価値観を超えて私達を強く結び付けてくれます。そして他人の痛みを感じる心を育ててくれます」
 「他人の痛み」というフレーズに心が揺さぶられ違いないなと思った。ぼくもかくありたい。スポーツやイベントなど人の集う物事でもそういことはままあるものだ。身体を動かして汗を流すことを通じそういう心を育めたらいいなと思う。

 今月はいわゆる端境期みたいな感じで、いつもよりノートレデーを作った。普段トレーニングベースでスケジュールを組んでしまい、感性や知性を育てたり創作する時間が足りないと感じていた。文化活動も大切。もっと映画を観る時間なんかも作って、心をより広く豊かにしたい。

5月のトレーニング・・・Swim10.1(8)、Bike500(8)Run130(11)、Rest.11

5/1(水)  筋トレ(12)  エアロバイク30(65)
2(木) 夕 筋トレ(5)、スイム1.0(20)
3(祝) 午前 バイク102(320)
4(祝) 午前 ロード10(58)
5(祝) 午後 スイム0.6(-) アクティブレスト

5/6(祝) 午前 バイク55(120) 、ロード11(75)
7(火)  スイム1.6(25)
8(水)  筋トレ(12)  スイム1.6(25)
9(木) 休養
10(金)  筋トレ(12) アクティブレスト
11(土)  筋トレ(18) アクティブレスト
12(日) 午前 ロード20(108)
5/6~12(km)…S3.2、B55、R31、Re3

13(月)  スイム1.7(27)
14(火)  トレミ8(46)
15(水)、16(木) 休養
17(金)  筋トレ(12)、 ロード10(55)
18(土) 午後 バイク20(55)、 ロード10(54)
19(日) 佐渡ロングライド 210(475)
5/13~19(km)…S1.7、B230、R28、Re2

20(月) 休養
21(火)  スイム0.5 アクティブレスト
22(水)  筋トレ(12)、 ロード10(55)
23(木)  スイム1.1(20)、 エアロバイク10(23)
24(金) 休養
25(土) 午前 ロード16(90)
26(日) 午前 バイク60(120)、ロード12(65)
5/20~26(km)…S1.6、B70、R38、Re3

27(月) 休養
28(火)  スイム2.0(30)
29(水)  筋トレ(10)、エアロバイク13(30)、トレミ5(30)
30(木) 休養
31(金)  ロード18(100)

2024年5月31日金曜日

2024.5.28~6.2

 今週は疲労感に苛まれる。体調のピークから谷間へ急落した感じ。辛うじてメリハリはつけることができたか。
 交感神経、疲労、免疫、糖質接種・・・。この辺りをキーワードに乱読して知識量を増やし、生活の知恵にしよう。QOLの向上を図る。

★トレーニング備忘録
5/27(月) 終業後はジムプールへ・・・と思ったのだけれど四頭筋をはじめ各所の疲労感が強いので、最近知ったサウナで「整え」てみた。良かった。休養。

28(火) 終業後はジム、今日こそプールへ。①リカバリーの肩甲骨の動きと入水位置骨盤周りの捻り。胴体のグラインドとストレッチング、③左ブレス、④ゆったりと大きく掻くなどの意識は相変わらず。インターバル泳にて、ゆったり泳いで1m/s。ストローク数は11. 

29(水) 終業後はジム。筋トレから。バーベルスクワット60&70kg 8~10レップ×5セット、ブルガリアンスクワット左右10r×3s。続いてエアロバイク30分、トレミ30分。

30(木) 休養。終業後、今月2度目の某旅館で会食。

31(金) 気分転換に帰宅ラン。昨晩帰宅してからふと思いついて実行。この時期は日が落ちるのが長くなり、気温も丁度良いので帰宅ランには向いている。夕焼けの街を走るのも悪くない。案外に疲れた。

6/1(土) 疲労感が強く結局全休。

2(日) 午前、島ランの予定も雨で久々のトンネル走。疲労感が抜けず終始スロジョグ。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
27(月) 休養
28(火)  スイム2.0(30)
29(水)  筋トレ(10)、エアロバイク13(30)、トレミ5(30)
30(木) 休養
31(金)  ロード18(100)

6/1(土) 休養
2(日) 午前 ロード10(70)

5/27~6/2(km)…S1.6、B70、R38、Re3

2024年5月28日火曜日

佐渡ロングライド2024 (後編)

 5/19(日) ロングライド当日

 4:00前に目を覚ます。朝食は前夜に作ってもらったおにぎりと手作り笹団子。起き抜けだが、腹にしまわなければイベントは持たないので黙々と食す。自宅ならばワンコ達がくれくれオーラを出しながら接近してやかましいのだが、静かで穏やかな朝食タイムを過ごす

 5:00頃にスタートに整列。夜はすでに明けていたが、薄く雲のかかった灰色の空が陽光を遮っていた。半袖半パンのチームジャージに薄いジャンパーは少し肌寒い。予報では気温は25℃ぐらいにはなるようで、サドルに跨がってしまえばジャンパーは必要なくなるだろう。昨年は気温が低くて随分寒かったらしいが、今年は天候に恵まれたようだ。
 ぼくはチームドレスコードのヘルメットに造花を一輪挿していた。見知った顔にご挨拶をすると、大抵は頭上をみて笑顔になってくれる。威力は絶大である。

 定刻通り5:30分にウェイブスタートが始まる。先頭はゲストのサイクリストの方々と、今や佐渡スポーツイベントのアイコンとなった松田さん。彼のバイクは赤いトレックのエアロロードに、ぶっといリムのホイールを履いてエグかった。トライアスロンをはじめとし真摯に打ち込む彼の姿を支持せずにはいられない。
 間もなくぼくの番が回って来た。2列横6台の計12台(だったかな?)でスタートを切った。佐渡一周ライドの始まりだ。ここからはエイド間の出来事や印象を綴ることにしたい。

〇スタート地点から相川エイドステーション(AS)(19km地点)
 勢いよくスタートを切った。佐和田湾を駆け抜け、相川へ向かう道中いくつかの起伏を超える。どこかの上り坂で1番軽いギアに入れたところガリガリガリガリーと、とんでもない異音がした。驚く。偶然なにかの拍子で、そうなったのだろうと高を括ったが、不安は募り、後部ギア周りを何度も見た。相川のASは素通りするつもりだったが、降車してギアのスプロケやディレイ部を点検する。目視ではおかしいところは見当たらない。いぶかしながらもバイクに跨った。

〇相川ASから入崎サービスステーション(SS)(42km地点)
 やはりアウターと1番大きい後部スプロケにギアを合わせると異音がする。メカトラブルだと確信。軽いギアが使えないとなるとこの先は辛い。ヤバいなぁと思いながらも入崎SSのマビックさんの黄色い車を発見して安堵した。他にも調整を訴える方がいて、ぼくも列に並んだ。症状を話すと、チェーンの調整がタイトすぎたようだとディレイ部の調整をしていただいた。これで大丈夫ですよとバイクを渡されひと安心。マビックさんありがとうございました。エイドでスポドリを飲んで気持ちよく出発する。
(ゴール後、再びマビックさんにお礼を言ったら、笑顔で喜んでくれた。ナイス、マビック!)

〇入崎SSから鷲崎AS(75km地点)
 Z坂に到達。あまり頑張らないようダラダラと上った。松田さんのコメントで、Z坂よりも小木がヤバいとの台詞を思い出した。確かに必要以上に頑張らなければ、ここはそう大したことはない。小木の坂とは・・・??ちいと不安がよぎった。
 お約束のようにトンネル入り口で下界(いましがたのぼってきた風景)の写真を撮る。トンネルを抜けても上り勾配はしばらく続くのだけれど、途中下界の景色がまた別な角度で一望できる場所があった。そちらの眺めの方がトンネルの入り口よりも良さそうだったので、次にどこか良い場所があったら、もう一度写真を撮ろうと思いながらクルクルとペダルを回したが、気がつけば坂のピークを過ぎていた。
 アクロバティックに折れるカーブが続き、下り坂で勝手に速度は上がる、大佐渡に海岸線が眼前に展開する。風を切り、気分が上がる。

 大野亀の坂で赤い悪魔さんとハイタッチ。ヘルメットの一輪挿しを褒めてもらった。悪魔さんはこのイベントの名物キャラ(非公認)でバイクの実力は相当なものらしいと噂されていた存在だ。もうレースには参加していないようだが、全身赤の装束を身にまとい赤いママチャリも健在でとても嬉しかった。
 (・・・実は前日の夕方、佐和田をジョグしていたところ颯爽と掛ける悪魔さんを見かけて、どこかでお会いすることを楽しみにしていた。)
 誘導に従って進み鷲崎ASに到着。ボランティアの子供さん達と松田さんが記念撮影をしていた。ぼくは空になったボトルにスポドリを補給していただき、すぐにサドルに跨った。

〇鷲崎ASから両津AS(103km)
 少し先に出発した松田さんらのグループを追いかけられるかな?と思ったが、まったく追いつけない。ペースがまるで違う。
 この区間ちょっとした上り坂のたびに大減速する。なかなかに頑張れない。そういえば、ここまでエネルギー補給をしていなかったことに気が付いた。早速、補給を取り出して口に放り込む。両津に近づくにつれて元気を取り戻す。

〇両津ASから多田AS(138km)
 両津ASは鬼太鼓(オンデコ)ドーム。時計を覗くと9時半台。スタートからちょうど4時間が経過していた。まだこんな時間、いやもうこんな時間?どちらかよく判らなかったが補給休憩。食べ過ぎに気をつけて白飯を少しと豚汁で小腹を満たした。偶然、顔見知りに遭遇し近況を報告する
 のんびりしていても詮ないので腰を上げる。両津ASを出て数分もしないうちに突如、右内腿が攣った。唐突にエアロポジションをとったせいか。こいういうとも起こり得るのねー、と妙に納得しながらペダルを踏み続けた。

 お馴染みの小佐渡を駆けた。陽が射してずいぶん明るかった。上り坂では相変わらず大減速するものの順調そのものだった。しかし赤玉地区に差し掛かったあたりで突如、前輪から異音。パンクだった。グレーチングの上を通った直後のことだった。
 すぐに下車してスペースの取れそうな場所を探すが簡単には見当たらない。バイクを押している間、通過する何人かから思いやりのある声に励まされる。
 適当な作業場所をみつけてチューブ交換にかかる。予備は1本しかないので、セオリー通りチューブの漏れ穴を特定し、タイヤ部を入念にチェックした。過去に私的ロングライドでタイヤに残った異物を取り損ねスローパンクを立て続けに起こした経験があるので、できる限りしっかり確認した。レースではないしね。なんだかんだと移動や作業に時間を掛けてしまったが、再びサドルをまたぐことができた安堵した。

〇多田ASから小木AS(163km)
 ここでもヘルメットの一輪挿しは大好評だった。気分をよくして早速小木へ向かう。一里塚などちょいちょい起伏が現れるが、パンク修繕の休憩やら補給が効いてのかスピードに乗れて気持ちよかった。

〇小木ASから素崎AS(183km)
 小木からはまったく未踏のコースだった。坂を「起伏」という表現でこの文章を記しているが、ここいらはまさに激しい起伏の連続だった。そしてトドメを刺すような長い登坂が待っていた。松田氏のおっしゃっていた、「小木の坂」というのはまさにここのことだろう。長い長い坂登りだった。ぼくが今まで経験した中では屈指の坂だ。もしも機会があればこの夏にもう一度挑戦したい。
 海岸部にでると国の天然記念物の「佐渡小木海岸」を初めて目の当たりにして、その姿に舌を巻いた。後で知ったのだがいい塩梅にその一体を海水?雨水?が覆うと、ウユニ湖のように空を写す瞬間があるらしい。今回の佐渡行きで他県からの移住者のカメラマンさんと知り合いになれたので存じ上げているようならばそこんとこを詳しく伺ってみたいものだ。激坂アタックからの小木海岸がモチベーションになりうるだろうから。

 素崎ASではアオサの入っているお味噌汁で塩分補給しつつ舌鼓をうつ。ボラの方に、まだ坂はあるかと尋ねると、あと2つだと伺った。ひとつは西三川だがもうひとつは・・・?

〇素崎ASから河原田(ゴール)(210km)
 ASを出て誘導にしたがって左折すると、すぐに坂が現れる。疲労感からくるのだろうか、なかなか長い。今居る海岸から国道350号線に出るとするならば、間違いなく結構な登りだろう。所々に設営されている標識に従って進むと想像通りに国道にでた。既知のルートに辿り着いたことと同時にゴールまで少しだと安堵する。西三川を抜けてしまえば、あとは適当にペダルを廻していればゴールに着くぐらいの心持ちだった。14:30分過ぎ、朝スタートしたゴールの河原田に戻ってくることができた。

 これにて回顧は終わりにして印象に残った事柄をまとめると、
上ハンの握りとペダル効率、サドル移動
②腰回り、大臀筋の疲労が殆どなかった
メカトラブル(パンク)の対処
 いくつかの気付きや考察を与えてくれた楽しいイベントであった。(了)